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【PLOTインターン】「英語を話す楽しさを知ることが、主体的な学びにつながる」りなさん

開催している各プログラムを通して、参加いただくみなさんの価値観や世界観を広げられるような学びの提供を目指している、PLOT。

その中でPLOTでは、さまざまなキャリアやスキルを持った学生や大人が、プログラムの講師を務める「PLOTインターン」を実施しています。

PLOTインターンの一人目として参加してくれているのが、りなさん。りなさんは今年の3月に高校を卒業し、9月からベルギーの大学に進学予定。幼少期から高校生まで、シンガポールやアメリカに暮らしていた経験もあり、英語が得意なことから、PLOTの「英語教室」のカリキュラム作成を担当しています。

今回の記事では、りなさんがPLOTインターンに参加するまでの経緯や英語、学びへの想いをお聞きしました!

ーーまずはりなさんがこれまでどんな生活をしていたか教えてください。

私は長崎県生まれ、東京育ちなんですが、小学2年生の頃に父の仕事の影響でシンガポールに引っ越して、初めて海外での生活をスタートしました。

シンガポールでは、最初の2年間(小学3〜4年生)はインターナショナルスクールに通い、5〜6年生の頃にはシンガポール内にある日本人学校に通っていました。日本に帰国したのは、小学校を卒業した後、中学生になってから。公立の中学校に入学したんですが、シンガポールと日本の学習環境に大きなギャップを感じたことを強く覚えています。

シンガポールで通っていた学校、特にインターナショナルスクールはとても自由な雰囲気がありました。一方で日本の中学校では、校則で服装が決められていたり、「起立、着席」のようにみんなで行動をそろえる場面が多かったり。

特に違和感を感じたのは英語の学習方法です。英検1級を取得しても、英語のコミュニケーションが取れなかったり、実践に活きる学習でないことや、そもそも学習の内容が楽しくないことが、英語を学ぶ上でよくないなと思っていました。

私はシンガポールのインターナショナルスクールで受けた英語の授業が楽しかったからこそ、英語を覚えることができたし、その内容から実践に活きる英語力を取得することができました。やっぱり学習のための学習になるのはよくないなと思いますね。

だからといって、学術的な英語がまったく意味がないということではありません。私は小学2〜3年生の頃から英検を受けていて、小学6年生で英検準1級を取得しました。

自分の知識やスキルが学術的にどのレベルにあるのか指標をはかることができたり、受験をする上では必要な力だと思うので、日常的にコミュニケーションを取るのにも、学術的な意味でも、シーン別に英語を使い分けできることが大切だと思っています。

中学校に入ってからも3年生のタイミングで、高校に入ってから留学をすることを決めて、「コロナ禍でもマスクをしていない国に行きたい」という考えから、高校2年の夏から高校3年の夏までの1年間、アメリカ・オハイオ州の高校に留学しました。

その後、アメリカにいたタイミングで、「今度はヨーロッパに住んでみたい」と考えるようになり、ベルギーの大学「ルーベン・カトリック大学」に出願。無事入学できることが決まって、2024年の9月から進学する予定です。

さまざまな国に住んでいるのは、流れに従っていたらそうなったという感覚なんですが、「私が幸せで、一番いい状態でいられる場所はどこか」を探しているのかなとも思います。自分に合う、永住できる場所をさまざまな国での生活を通して、見つけていきたいです。

ーーPLOTとの関わりは?

高校3年生の夏にアメリカから帰国したあと、岩手県平泉町で開催されていたプログラミング学習イベント「スパルタキャンプ」に参加して、PLOTのマネージャー・山内彩さんと出会ったのがきっかけです。

一度お会いしていた山内さんから、高校卒業前のタイミングに声をかけられて、「PLOTインターン」に2024年3月から参加しています。

ーーPLOTではどんなことをしているんですか?

今、PLOTでは小学生と中学生向けの英語のカリキュラム作成を担当しています。

日本では、英語は学習することに重きが置かれますが、私はあくまで英語は「ツール」だと思っているんです。たくさんの国の人たちと一緒に話をしたり、何かを伝えたりするためのツールなので、学ぶことが目的にならないようなカリキュラム作成を意識しています。

私は、やっぱりシンガポールのインターナショナルスクールでの経験が、英語学習のベースになっていて、そこでの学びが楽しかったからこそ、英語を話せるようになったと思っています。

英語の楽しさを感じることができると、きっとみんな主体的に話すことができるようになると思うんです。英語を話せるようになることで、たくさんの人とコミュニケーションを取れること、世界観・価値観が広がっていくことの楽しさを、PLOTに参加するみなさんに伝えていけたらと思っています。



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