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ブラックリストって、どういうこと?

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
私は普段、会社員として働くほか、FPとして家計の相談に乗ることが多くあります。

お金と近い距離で仕事をしているからか、信用情報についても触れる機会が多いですね。特に住宅ローンを検討している方、事業で融資を検討している方からは、このブラックリストについて聞かれることも多くあります。

今日はそんなブラックリストについての記事です。

ブラックリストとは

そもそもブラックリストとは一般的に言われているものの
金融機関などではそういったリストは存在しません。

信用情報 という形で過去の取引に関してのデータを
専門機関が管理しています。

ちなみにこちらは有料にはなりますがご自身で見ることができます。
信用情報 開示 と検索してみてください。

ブラックリストという言葉

このブラックリストという言葉は金融機関に限った話ではないです。
飲食店などでも、トラブルの常習犯をブラックリスト入りと呼んだり

そもそもの成り立ちとしては17世紀までさかのぼるようです。
当時も反逆者の可能性の高い人をリストにして
ブラックリストと呼んだりしていたようです。

ちなみにこのブラックリストという単語は、差別用語にあたるようです。

ブラックという言葉が出てくると
反対の意味の優良顧客リストをホワイトリストと呼びがちです。

そしてこの色の概念と人種差別が直結してしまうため使用を避けています。

この記事でも以後は信用情報という正しい単語で展開します。

信用情報には何が載っている?

この信用情報には
過去のクレジット取引に関する情報が載っています。

たとえばローンの返済
クレジットカードの支払い
割賦販売(よく出てくるのは携帯の本体代金など)の支払い

また破産や任意整理といった情報も載ってくることになります。

なぜ信用情報が大切?

クレジットカードを契約しているから
ローンに申し込めないということはありません。

問題はこの取引を延滞することですね。
信用情報自体は、正常な取引もすべて記載されます。

延滞が問題視される理由は、お金を貸す立場で考えれば明白です。
他で返済をいい加減にしているなら
自分も貸したお金を返してもらえないと考えるからです。

同じ理由で
・クレジットカードを作る際
・車やスマートフォンを分割で買う際
も、1回あたりの支払額よりずっと高い金額の契約になるため
信用情報が重要視されることになります。

信用情報が全てではない

もちろん、信用情報で延滞や破産といった事実が何も載っていなくても
審査に通らない可能性はあります。

その人の支払能力をいろいろな観点から考えているからです。

収入に対する1回あたりの返済額が明らかに大きい場合
ほかですでにたくさんお金を借りている場合 など

希望の金額を借りられないケースがあることを頭に入れておきましょう。

ローンとうまく付き合って、資金計画を

収入や現状の資産を超えた大きな支出は人生のつきものです。

特に人生の三大支出と言われるタイミングではローンのお世話になることも十分に考えられます。(三大支出についてはこちらの記事をご参考に)

ご自身の経済状況をしっかり把握して、資産の形成をしていきましょう。

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