1円安いガソリンスタンドは正義か
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
私は普段、FPとして家計の相談に乗ることが多くあります。
その中でよく言われるのが
FPの方ってみなさま、節約家が多いですよねという言葉。
私は意外とそんなことないです。
自分にご褒美と称してプチ贅沢もするし
20代の頃にはひどい家計だった過去もあります。
今日はそんな私の検証記事第2弾
ガソリンスタンドは1円でも安いところを探した方がいいのか、です。
ちなみに第1弾は安いスーパーは正義かでした。
こちらをご参照ください。
では早速検証してみます。
ガソリン代を現地で比較するということ
ガソリン代は週に1回変わるところが(私の住む地域では)多いです。
そしてその値段を知る術は、メール会員等でない限りは現地で見るしかないのが現状です。
ということは他のスタンドが安いかも、という頭がある場合には移動をすることが前提になってきます。
今回の検証では
・ガソリンスタンド間の距離とそこまでにかかるガソリン代
・実際に入れるガソリンの価格の違い
を調べると比較できそうです。
ガソリンスタンド間の距離
日本全国にはガソリンスタンドが28,475箇所あるそうです。
もちろんこれをまるっと当てはめるのは強引ですが気にせず進めます。
ということは、日本の面積で計算すると
377,915平方キロメートルに28,475個のプロットがあることになるので
√(377,915 / 28,475) ≈ 8.24キロメートル
が平均の移動距離ということになります。
8.24キロを車で移動する
次に、この距離を燃費が20km/1Lの車で移動したと考えます。
燃費が20キロ/リットルの場合、1キロメートルあたりの消費ガソリン量は0.05リットルとなります。
8.24km × 0.05 L/km = 0.412 L
さらに今のガソリン価格は160~170円で推移していることから
0.412L×160円=65.92円となることがわかります。
1円安い効果を考える
日本車のガソリンタンクは平均40~60L入るそうです。
今回は1円安いという前提です。
つまり安くなる金額は40~60L×1円=40~60円です。
あれ、1円の差だった場合には、移動にかかるガソリン代の方が大きく感じますね。
1円に拘ったことで起きたトラブル
私の知人で、ガソリン代の数円の安さにこだわりすぎた結果、旅行先でガソリンが足りなくなりJAFのお世話になった方がいます。
山に旅行していたタイミングで、次のスタンドまでの距離を見誤ったことが原因だったそうです。この例は極端ですが、あまりこだわりすぎても良くない方向に向かってしまうのでは、と思って教訓にしています。
とはいえ気になるガソリン代
そうはいっても実際にガソリンを入れたあとに、入れたスタンドよりも安い値段のガソリンスタンドを見つけると、ちょっとモヤモヤした気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
そんな方には精神衛生上、次のような行動をおすすめします。
① ガソリンを入れたあとは、値段表示をできるだけ見ない
人間、情報を見つけなければ気にならないことも多いです。
ガソリンを入れたあとに、別のスタンドの値段はできるだけ見ないことをおすすめします。
大きく表示されていることも多いのでなかなか難しいですが。
② 自分の家の近くで安いガソリンスタンドを探しておく
普段から安いスタンドを自宅近くに1つ覚えておくことは有効です。
もし遜色ない場合には
・メール会員になる
・アプリの登録をする
・プリカを作る といった方法で安くすることも可能です。
そういったマイスタンドを持っておけば、目移りすることは減るでしょう。
①のように入れたあとにも価格が気になるのは、普段から安いスタンドをと意識が向いていることも多いでしょう。
他のガソリンスタンドはどうせ高い と思いこめる環境は意外と大切です。
③ 時間とガソリン残量に余裕を持つ
とはいえ出先でのガソリン価格が気になる場合には
・時間に余裕をもって行動する
・ガソリン残量に余裕を持つ ことも有効です。
安かったら入れよう、そうでなければマイスタンドで・・・
とゆったり考えられるといいのではないでしょうか。
ガソリンスタンドもこだわらなくてよい
というわけで、無理に安いガソリンスタンドを探すことはかえって非効率になる可能性があることが検証できたでしょうか。
もちろん環境によっても異なります。
居住地域に先ほどの平均より近い距離にスタンドがあるかもしれません。
ネットで価格がすぐにわかるケースもあるでしょう。
一概にはいえませんが、無理に比較はせず、必要に応じての給油でも問題ないのかもしれません。また比較をするということは最初に通りすぎたスタンドに戻ることにもなりえます。
そうなると時間も燃費も無駄になってしまうかもしれません。
こだわらず、ゆるく節約、してみてもいいのではないでしょうか。
なにかの参考になりましたら幸いです。
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