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新型コロナが5類に変わりますね

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
新型コロナウィルス感染症(以下「コロナ」)が第2類から
インフルエンザと同等の第5類に変わるようですね。

感染症の2類と5類での違いは
・就業制限や入院勧告という行動制限に関するルール
・医療費の負担が自己負担か公費負担かの違い
などが挙げられます。

感染症としての5類移行が適切かどうか
2類と5類の詳しい違い は私は専門家ではないので省略します。

私は今所属している会社で働き始めた1年目にコロナが流行しました。
つまり私にとってのビジネス=ウィズコロナ です。

ということで、5類移行を控えたこのタイミングだからこそ
コロナで(おそらく)何が変わっていたのかを
(FPらしく)多少お金の面から振り返ってみたいと思います。

コロナで直接的に受けた影響

私はこの数年間、コロナにかかることなく過ごせました。
ちなみにワクチンは持病のため打てずに今に至っております。

こちらのワクチンに対してはいろいろな世論があろうかと思います。
私自身、正直専門外ですのでこちらも割愛します

ただ全く影響がなかったわけではありません。
同僚の家族がコロナを理由にご逝去され
それに伴い退職した、という過去がありました。

その亡くなられたご家族とはお会いしたことはなかったですが
やはり自分の身の回りで起きた大きな変化ですね。

また別の同僚が妊娠中(産休前)にコロナに罹患し
そのまま少し早めの産休に入ったことも印象的でした。

これほどまでに人の行動や人生をも変えてしまうことに愕然としました。

経済的支援がいっぱいあったね

コロナの流行に伴い、人の移動を制限された時期がありました。
それに伴って、経済的支援がたくさん出ました。
私の職業柄、申請支援などで関わる機会は多いほうでした。

コロナを理由に一定以上売上が下がった場合にもらえた
・持続化給付金
・事業復活支援金
・一時支援金や月次支援金

特定の業種でコロナを理由に業績に影響が出るとされ支援があった
・各種協力金
・医療機関向けの慰労金

コロナを理由に休職を余儀なくされた場合に活用できた
・雇用調整助成金 をはじめとする各種助成金

それ以外にもさまざまな給付金・支援金がありましたし
資金繰りに困って、コロナで金利や保証料に優遇のある融資を活用したり
補助金をつかって再起を図るケースも多かったように思います。

一部の方を対象とした支援が重なったことタイミングでは
協力金バブルなる言葉が生まれて
飲食店などの休業の在り方に問題提起されたこともありました。

実際にあったエピソードです。

車を買い替えたけど、経費になるのは一部だけ

個人で飲食店を営まれていたクライアントの話。
協力金をもらえたので、年末近くにありがたく車を買いました。

でも、事業における車をはじめとする大きな金額の資産は
1年では経費になりません。

この事業者さんも、1年目には買った金額の1/40ほどしか経費にならず
多額の税金を納めることになり、結局預金が足りなくなってしまったという
悲しいエピソードがありました。

結局、身の丈にあわず(というか50歳で初めての左ハンドルを買い)
乗りこなせずにすぐに手放したという結末となりました。

協力金をもらったからと、ゴルフに誘われていた話

協力金をもらったから、真凛さんゴルフ行こうや!というお誘いも
よくいただいておりました。

本業の儲けに還ってきてからにしましょうとお断りをしておりました。
当時声をかけてくださっていた社長の会社は、無事にV字回復しましたので
2023年の初旬に、ようやく気兼ねなくゴルフにいけたのは
今となってはいい思い出かもしれません。

申請のお手伝いをすると、売上に繋がる職業

私の所属する会社は、それらの各種お金の申請も支援している会社です。
ということは、このコロナでかなりの手数料収入を頂いています。

とくに私の担当するクライアントの中には、業績の厳しい会社さんが多く
たまたま申請の支援をする機会が多く、入社して間もないのに
売上に貢献することとなりました。

でもね。さすがに社長賞は断りました。
だってそれだけのクライアントが売上が半分になり
資金繰りに困って私を頼ってきて
従業員さんに「ごめんコロナで仕事ないから休んで」と伝え
それだけみんな、厳しい選択をしたのですから。

直接のコロナ減益よりも、派生した理由の会社が多い印象

正直、コロナが直接の理由となって廃業したクライアントは
私の周りには数えるほどしかいません。

ただ、コロナを理由に会社の重要な要素が変化した会社が多いのは事実。
・リモートワークを積極導入したら、コミュニケーション不足から大量退職
・ビジネスの方法が変わり、世代交代を進めたらうまくいかない

自社の直接の影響ではなく、コロナで物量が安定しなくなり
親会社に振り回されて疲弊した会社も多く聞きます。

コロナではなく、経済が一時的にストップした余波に耐えられない
会社さんが多く存在しているのが現状なのかもしれません。

コロナに負けない経営者さんがいるのも事実

事業再構築補助金で再起を図っている会社の社長

とある中小企業の2代目社長さんは
もともと衰退気味の分野の経営を引き継いだこと
そこにコロナの大打撃がやってきて、再起の見込が立たないこと

から、新しい事業への着手として補助金を申請しました。

無事に採択されて、今は新しい分野の経営を軌道に乗せるべく
前とは違った忙しさと日々闘っているとのことです。

勤務先を退職 → 自分の手で開業した若者

一方で、サラリーマンだった若者の中には
自分の勤め先の業況を悲観し、退職して自ら起業した方もいます。

この方とも接点は補助金でしたが
このままお給料を減らされて飼い殺しにされるなら
事業に関する責任は全部自分で負ってでも
自分の納得する会社で働いていたい!と真っすぐ未来を見据えて
語って頂いたことを昨日のことのように覚えています。

今では無事に経営が軌道に乗り
この春から新しい人材を採用し、新たな未来を切り開いています。

生きている限り、戦いは続く

たしかに今回、コロナが5類に切り替わることになり
人の出入りも以前に近づいているとかいないとか。

どこにいくにもマスク、そもそもどこにも行かずにテレワーク
オンラインが中心「でなければならない」時代から
オンラインのほうが効率が良い業務のみを
取捨選択できるように変わりそうです。

でも、コロナが5類になったとしても
家で家族の顔を見ながらお酒を飲む習慣は変わらないかもしれません。
ちょっとした買い物程度なら
わざわざメイクしないでマスクで隠して出かけちゃうかもしれません。

感染リスクが下がったとしても、経済の面ではまだまだ戦いです。
おそらく生きてる限りは常に現状と向き合っていくことでしょう。

そんな戦いに疲れたとき、コロナの最中にも頑張っていた方々がいたこと
少し思い出して頂いて、糧にしていただけますと幸いです。

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