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交通事故の時「保険を使う」とは?

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
突然ですが、みなさんは交通事故に遭ったこと、ありますか?

私は、あります。
ありがたいことに、まだ加害者として遭遇したことはありませんが
当て逃げ、玉突きの真ん中などなど、被害の経験があります。

そして事故に遭った時に出てくる「保険を使うか」という問題。

自動車保険って、まさに事故のときのための保険じゃないの?
と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

今回は
・どうして自動車保険を「使うかどうか」選択するのか
・保険を使うと、何か良からぬことがあるのか

といった観点をお伝えしていきます。

そもそも自動車保険とは

自動車保険は、自動車に関する事故・損害への備え

自動車保険とは、保険料を払うことで事故などに備える保険のことです。

一般的に
・対物・対人補償 事故の相手や自分の人や物に対する補償
・車両補償 災害や盗難などの際の、自分自身の車に対する損害の補償
・傷害補償 自動車事故によるケガや死亡に対する補償
などがあります。

特約をつけることで
補償の幅を広げたり、使える制度を増やしたりできるのも特徴です。

自動車保険の等級ってなに

この自動車保険ですが、保険料を決める際に
等級 という言葉を耳にしたことはありませんか?

この等級、わかりやすく説明すると
人生で10回交通事故をしている人と、生まれてこのかた無事故の人で
同じ保険料って不平等じゃない? という考え方。

なので、年数が経過すると等級はあがっていきます。
事故を起こした場合には(一部の場合を除いて)等級が下がります。

等級に応じて保険料が決まっています。

交通事故で保険を使うとどうなる?

先ほどあったように、交通事故で保険を利用すると、等級が下がります。

災害などの被害に遭ったわけでなければ、3等級下がることが大半です。
等級が下がるということは、保険料があがるということですね。

詳細は各保険会社によって異なりますが
下がった3等級分の保険料の総額は数万円~十数万円になることも。

つまり、対物・対人での補償額がその保険料の増加に見合わない場合に
保険を使わない方がいいのでは?という話になるわけです。

では交通事故に遭ったらどうすればいいの?

実際に交通事故に遭った時にはどうすればいいでしょう?

結論、保険会社への連絡も必要です。

ただし忘れてはならないこととして
・車を安全な場所に停めること
・けが人がいれば、しかるべき対応をとること
・警察に連絡すること
が最優先ですからね。

そして保険会社へは加害者・被害者とも連絡をします。
安心してください。保険を利用するかの判断はまだ先ですから。
保険を利用する と決めない限り、等級も下がらないので
判断は保険会社に相談してからにしましょう。

そもそも警察は呼ばないといけない?

答えはもちろんYesです。
事故があった場合には警察に連絡する義務がありますから。

そして保険の面からも警察が出す事故証明などが必要になりますので
必ず警察に連絡しましょう。

なんで警察を呼ばない という選択肢が出てくる?

相手方が「警察を呼ばないでくれ」というのには理由があります。
・周りに事故があったことを知られたくない
・運転免許の点数などに支障がでる可能性がある
・その場で解決してしまいたい

など、さまざまな理由がありますが、あとからのトラブルを避けるためにも
警察へはきちんと連絡をしましょう。

正しい対応を知って、安心して対応を

保険会社に連絡したほうがいいの?
警察には連絡しないといけない?しなくてもいい?

という疑問が湧くのは事故を想像したことがないから
かもしれません。

実際に交通事故に遭うと、おそらく大半の方は気が動転します。
頭の容量がきゅっと狭まり、正常な判断ができなくなります。

そうなる前に、事故が起きたらどう対応すればいいのかを
頭に入れておくといいでしょう。

保険会社は敵ではない

保険会社を利用するかの判断に困ってこの記事を見て頂いている方
保険会社は敵ではないですからね。

たしかに保険会社は営業会社(利益を追求している会社)です。
自分の会社が赤字になるようなことを進んではしないかもしれません。

ただ事故対応に関しては
本当に親身になってくれる代理店さんを多く知っています。

そしてあなたが入っている保険契約について
1番詳しく知っているのは保険会社です。
まずは保険会社に連絡をして、今後のことを相談するといいでしょう。

もちろん対応に不満や不安があり
セカンドオピニオンを必要とするケースもあるでしょう。

その場合には、専門となるのは弁護士ですが
悩んでいる点の整理や相談の入り口として
FP(ファイナンシャルプランナー)を活用して頂くのも1つです。

あなたの知識の一助となりますように。

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