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【目指せソムリエ #19】世界一のロゼワイン産地!プロヴァンス

はじめに

皆さん、こんばんは。今回はフランス南部の、プロヴァンス地方とコルシカ島を一緒に覚えていきましょう。この地方は比較的覚える事が少ないので、要点を絞って学習していきましょう。

太陽と水源に恵まれたプロヴァンス地方とコルシカ島は地中海性気候の恩恵をたっぷりと受けた温暖でとても過ごしやすいと言われている多くの人にとって憧れの地です!

この世の全てがどうでもよくなる位に美しいですね!!!

それでは、この気持ちの良い気分のまま、学習を進めていきたいと思います。

プロヴァンス地方の概要


プロヴァンスは、フランス南東部に位置し、ローヌ川岸左から東のニースに跨る地中海沿岸に広がる地域です。この地域には、数あるリゾート地であるニースカンヌなどがあります。

プロヴァンスは、生産量の89%がロゼワインという一大ロゼ産地でもあります。なんと、フランスのAOCロゼワインの42%、世界のロゼワインの5%を言うほど、ロゼワインの生産が盛んなのです!!海辺でロゼワイン、憧れますね・・・!

また、最古のブドウ栽培、ワイン醸造の歴史をもっています。この産地の歴史は、紀元前600年頃に古代ギリシアのフォカイア人が、現在のマルセイユを植民市とし、ブドウを持ち込んだのが始まりだと言われています。プロヴァンスの名前は、古代ローマ時代のプロヴィンキア(属州)に由来するそうです。

マルセイユは、フランス最古のワイン産地であり、フランス最大の港湾都市でもあります。また、パリに次ぐ第2位の大都市でもあります。プロヴァンス出身のポール・セザンヌは、20世紀の近代絵画の父とと呼ばれ、生涯を通じてサント・ヴィクトワール山を描き続けました。

地中海沿いの広大なコート・ダジュールは、ルノワール、マティス、ピカソ高名な画家たちが晩年を過ごした避寒地でもあります。 さらに、カンヌでは毎年、世界的な映画祭が開催されているのは有名ですね!

プロヴァンス地方のブドウ品種

プロヴァンスはローヌ地方の南に位置する産地だという事もあり、ローヌ地方でも使用されるブドウ品種が多く見られます。

また、2021年に温暖化対策として、赤とロゼワイン向けにアギオルギティコカラブレーゼモスコフィレロヴェルデホクシノマヴロが、白ワイン向けにヴェルデホが認定品種に加えられました。

プロヴァンス地方の郷土料理・チーズ

プロヴァンス料理は、ハーブやオリーブオイルを多く使用し、トマトや魚介類を使った料理が多くみられます。

レタス、トマト、かたゆで玉子、アンチョビのフィレ、黒オリーヴなどが入ったニース風サラダに、マルセイユ名物の魚介類の寄せ鍋のブイヤベース、夏野菜のトマト煮込みであるラタトゥイユなどがあります。太陽の恵みを感じるような、どこか暖かく明るい印象ですね♪

プロヴァンス地方のA.O.C.ワイン

プロヴァンスのA.O.C.ワインはほとんどが赤・ロゼ・白ワインを生産することが出来ます。また、コート・ド・プロヴァンスコトー・デクサン・プロヴァンスコトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンスはプロヴァンスの3大A.O.C.とも言われ、実にプロヴァンスのワイン全ての生産量の95%を占めています。

白ワインが認められていないA.O.C.は少ないので、生産可能色はそこから覚えていきましょう!

コルス島の概要

コルシカは、地中海に浮かぶフランス領の島で、フランス語ではコルス、イタリア語ではコルシカと呼ばれます。

コルシカ島はフランス本土よりもイタリアに近く、イタリアの影響を大きく受けています。すぐ南にはイタリア領のサルデーニャ島があります。

シチリア島、サルデーニャ島、キプロス島に続いて、地中海で4番目に大きな島で、南北には184キロ、東西には83キロに渡ります。

コルシカは、ブドウ栽培やワイン造りが古代ギリシャ人によって紀元前600年頃から行われていた、プロヴァンス地方と同様に歴史の長い産地です。

1768年にフランス領となりましたが、イタリアの都市国家(ピサ共和国)やジェノヴァ共和国など)に支配されていた歴史から、イタリア文化への影響が今も残っています。

アジャクシオはナポレオンの生誕地として知られています。言語はフランス語ですが、イタリア・トスカーナ地方の俗語をベースとしたコルシカ語を話す人も多いそうです。

コルシカ島のブドウ品種

プロヴァンスではロールと呼ばれていたブドウがコルシカ島でも使用されていますが、ここでは一般的にヴェルメンティーノ(マルヴォワジー・ド・コルス)という名前で呼ばれています。

コルシカ島ではフランス本土のブドウよりもイタリアのブドウとの共通点が多そうです。

コルシカ島の郷土料理・チーズ

コルシカ島は地中海に浮かぶ島なので、魚介料理が多いのかな?と思いきや、山が多いせいか、イノシシの煮込みであるシヴェ・ド・サングリエや、生ハムに豚加工肉など、意外と肉肉しいお料理が多いようです。フランスの他の地域と比べてみても、コルシカ島の郷土料理はジビエの肉を使った料理が多くあります。

ブイヤベースも、プロヴァンスでは魚介がたっぷり入っていましたが、コルシカ版ブイヤベースのアズィミヌは野菜がたっぷりです。

コルシカ島のA.O.C.ワイン

コルシカ島は山がちな地形の為、ほとんどのブドウ畑は島を囲うように海沿いにあります。

コルシカ島で特に有名なワインはニエルッチョ(サンジョヴェーゼ)を主要品種とするパトリモニオシャカレッロを主要品種としたアジャクシオです。アジャクシオは前述の通り、ナポレオンの生誕地です!(結構試験に出ます!)

また、ヴァン・ド・コルスはパトリモニオを除き、コルシカを包括する広域の地方名A.O.C.です。

ミュスカ・デュ・カップ・コルスはVins Doux Naturel ヴァン・デュ・ナチュレル (V.D.N.)と呼ばれる天然甘口ワインのミュスカ・デュ・カップ・コルスも生産しています。

おわりに

プルールではプロヴァンス地方をはじめ、世界各国のワインを取り扱っています。コルスのワインは私もまだ飲んだことがないので、探して飲んでみようと思っています!!

オンラインショップにはほんの一部のみの掲載なので、ワインをご希望の方はお気軽にこちらまでご相談ください☆
また、よく見直しをしているつもりなのですが、noteの間違いに気がついた方はこっそり教えて頂けるととても助かりますm(_ _)m
(間違いでなくても感想など頂けたら喜びます!!)


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