見出し画像

「ぶいきゃん」の新聞記事、「第3回新聞なぞとき研究コンクール」で最優秀賞を受賞

2023年11月26日(日)に朝日新聞大阪本社・朝日学生新聞社主催「第3回新聞なぞとき研究コンクール」の表彰式が行われました。

中学校2年生部門では杉江衣咲(すぎえいさき)さんが、一般社団法人プレプラの「メタバース不登校学生居場所支援プログラム」の新聞記事を取り上げ、最優秀賞を受賞しました。


Ⅰ.新聞なぞとき研究コンクールとは?

新聞なぞとき研究コンクールでは、興味のある新聞記事をシートに貼り、注目した言葉や文章に対して、付箋で「なぞ」と「答え」を書き込み提出します。

杉江さんは京都新聞が2023年7月17日付で発刊した新聞記事「不登校 メタバース居場所に」をテーマに選びました。

新聞記事内では、2022年9月26日~同年10月8日に行われた「メタバース不登校学生居場所支援プログラム『ゆずあっと』」や、2023年9月25日~同年10月22日に行われた「メタバース不登校学生居場所支援プログラム『ぶいきゃん京都2023』」について取り上げられています。

杉江さんは、不登校児童・生徒、メタバースといった用語の他、支援プログラム内で実施されるイベント(メタバース世界旅行、メタバース活動者の講義など)に対する「なぞ」と「答え」を書き込みました。

この度は最優秀賞に選んでくださり、ありがとうございます。とても嬉しいです。
新聞は漢字や知らない言葉が多く、難しいと思っていました。しかし、自分に身近なテーマや興味のあるテーマもあり、私は今回、自分の同世代を対象とした「不登校 メタバース居場所」について、なぞとき研究をしました。
言葉の意味を調べていくと、より詳しく知りたいという思いが強くなりました。自分でなぞを作り、自分で答えを導き出すことが楽しく、ワクワクしながら取り組みました。

「受賞者のことば」

杉江衣咲さんは、社会や学校の教育課題である「不登校」と、それを解決する一つの手段として、最近話題になっているメタバースを活用した「中高生支援プログラム」に着目しています。質の高い教育のあり方を模索するNPO活動に問いを立て、不登校の子どもたちの居場所づくりの意義を「なぞとき」によってよく引き出しています。

「藤原名誉教授の講評」


Ⅱ.ぶいきゃんとは?

ぶいきゃんとはメタバースで居場所支援をするプログラムです。

「勉強する場所」ではなく「自身や社会を見つめる場所・他人と交流する場所」を提供することが目的です。

交流といっても、ただ言葉を発さず聞いているだけでも問題ありません。

不登校経験者の話を聴く機会や、メタバースとリアル問わず社会で様々な生き方をしている人たちに触れる機会の提供プログラムを、1ヵ月間実施します。

普段からメタバースで活動してるユーザーによるサポーター制度を取り入れており、他スタッフも含めて専門家による研修を受講しています。

プログラムの参加費は無料で、VR機器を持っていないプログラム参加者には、無料で貸し出しが行われます。

また「ぶいきゃん」期間中の活動の様子に関しては、LINE公式アカウントを通して保護者の方に共有されるなど、LINEによるプログラム内情報共有・気軽な問い合わせが可能です。

「ぶいきゃん京都2023」では、アバターによるボディランゲージや、空中に書き込めるVRペンでの筆談など、メタバースならではのプログラム・交流などを通し、プログラム参加者がメタバースに居場所を感じてもらえるように支援しました。


Ⅲ.全国版「ぶいきゃん」に向けてサポーターを募集

一般社団法人プレプラは、全国の不登校中高生を対象にした、「メタバース不登校学生居場所支援プログラム」の全国版を予定しています。

不登校学生の「居場所を見つけること」を目的とし、本プログラムへ関心・興味がある、メタバース内で活動されている方々を対象に、サポーターを募集しています。

『全国版サポーターの概要・募集フォームはこちら』

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?