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マインドフルネス瞑想の効用

朝のマインドフルネス瞑想を始めて、一年近くになろうとしている。

夜更かしばかりしている自分に早起きなんて絶対無理、と思っていたけど、とにかく続けてみようと決めて、オンラインの瞑想会に参加したら、いつの間にか季節が一巡していた。

集中力が増す、情緒が安定する、免疫力が上がる、生産性が向上する・・・
瞑想の効用はいくらでも挙げられるが、自分の土台がどっしりとしてきたのは、「自分がやると決めたことを毎日続けている」からでもあると実感している。

作家の宇野千代は、毎日木を刻む人形師の話を聞き、「毎日書く」ことを実行したという。今日は一行書き、明日も一行書く。そうして毎日書き続けることで、小説が出来上がるのだと。

暑い日、寒い日、晴れの日、雨の日
座って呼吸を整え、自分に意識を向けると、調子がいいのか悪いのか、頭の中が静かなのか、心配事でいっぱいなのかなど、毎日状態が違うことがわかる。

自分の心と身体のリズムに気がつくと、自分のことがわかってくる。
自分のことがわかってくると、自分を信頼することができるようになる。

朝の30分間の積み重ねを振り返ると、去年の今頃の自分と確実に変化していることを感じる。
少しずつ道を踏みしめて行った先にどんな景色が見えるのか、予想もつかないけれど、何とかなるかなと思えるようになってきたのも、瞑想の効用かもしれない。





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