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悲喜交交

ひけらかす
ひとりわめくも
ひはめぐり
ひかりとどかず
ひきこもごもと


心情がどこかへ飛んでいき
ただのカラダだけが
淡々と仕事をこなしていく
そこには我慢なんて通り越した
ハキハキとしゃべるイエスマン

ただそれを少し離れた場所から
ドライでものも喋らない自分がいる

いつから自分の正しさを
押し通すより
合わせた方が楽だと思ったのか

私が小さな頃から積み上げ
大切にしていることが
彼らはどうもそうではないみたいで

いつそうやって職場の自分から
離脱出来るようになったのか
ある意味都合のよい現実的逃避だ

今更ながら少し怖い
いつか元に戻れなくて
そいつが
ひとり歩きしていって
大切なものが
失われていくのか

まだこのカラダに
戻ってこれているうちは
ここで綴っていけるのかも

実はもう
これを綴っているのは
どちらの私だろうか…
時々分からなくなる



猛スピードで追い越していく車
寝坊したのかな
仕事に燃えているのかな
夜勤明けで早く帰りたいのかな
急いで急いで行く場所
行かなければならない場所
そこがどうか
誰にとっても未来のある場所で
ありますように


たまに遠くから
自分を見てみる
ただそれだけ…

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