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初心者がPOGやってみた 2022-2023 POG選抜編

今週からついに新馬戦スタートだ。
今まで新馬戦は調教くらいしかものさしにできるものが無くて、馬券を買うのを敬遠していたが、血統の知識を得たことで今では未勝利より新馬戦で買いたいと思うほどだ。
人気しすぎるとポイント的に不利になる場合もあるので、一時的な対策として有料化させてもらう。
無料公開化は8月頃を予定。

🐴牡馬

エゾダイモン(メジロツボネの2020)

牡 黒鹿毛 1/30生
父 ハーツクライ
母 メジロツボネ(母父スウェプトオーヴァーボード)
厩舎 武幸四郎(栗東)
生産 レイクヴィラファーム

恐らく今回のPOGで人気ランキングトップ5の中に入るだろう同馬。まず血統面では血統編でも取り上げた父ハーツクライxリファールのクロスがあり、中距離以上がが主戦場になるだろう。半兄のグローリーヴェイズは香港ヴァーズ(G1 2,400m)を2連覇しており、兄弟に中距離G1を制覇している点は心強い。また、体質的に弱かった半兄グローリーヴェイズだったが、同馬の体質面はクリアできているようで半兄グローリーウェイズ以上の活躍が期待できる。早い段階から入厩し調整されており同馬にクラッシック制覇へ期待されていて、気性も素直で操作性が高く文句のつけようがないと関係者からも評判だ。馬体に関しては、馬格がありながらもメリハリがあり誰が見ても良いと思えるほどで申し分ない。所属厩舎は武幸四郎厩舎ということで武幸四郎x武豊の武コンビにも注目したい。兄弟で初のダービー制覇へ、いざ出陣だ。

評価
関係者:S 血統:A 馬体:A MY評価:S
総合評価:S

ダイヤモンドハンズ(メチャコルタの2020)

牡 鹿毛 2/7生
父 サトノダイヤモンド
母 メチャコルタ(母父El Corredor)
厩舎 池江泰寿(栗東)
生産 ノーザンファーム

 新種牡馬サトノダイヤモンド産駒の中で代表産駒になるだろうと評判の同馬。血統的には早熟であろうサトノダイヤモンドがSS系で母父が外国産馬ということで血統編で話したPOG推しのパターンだ。母はアルゼンチンで亜1000ギニー(芝1,600m)で勝ったこともある馬。アルゼンチン自体は日本の高速馬場に近い芝とも言われ、同馬の適応も問題ないだろう。特筆すべきは血統だけでなく、馬体がサトノダイヤモンドに似て美しい馬体をしているのが特徴で申し分ない。当然6月での新馬戦を控えている情報は既に入っていて早い段階で選抜候補にいれたのだが、厩舎がサトノダイヤモンドを育てた池江調教師ということが最大の決め手となった。ここ最近は池江調教師の手腕が冴えない結果ではあるが、やはりこの池江調教師xサトノダイヤモンドの仔の夢のタッグに期待したい。

評価
関係者:S 血統:A 馬体:S MY評価:A
総合評価:S

(コンヴィクションIIの2020)

牡 鹿毛 1/28生
父 サトノダイヤモンド
母 コンヴィクションII (母父City Banker)
厩舎 池江泰寿(栗東)
生産 ノーザンファーム

父がサトノダイヤモンド、母が南米系外国産馬、厩舎が池江調教師とダイヤモンドハンズとほぼ同じ。特筆すべきは血統で、あまり見られないサザンヘイローの4x3がある。4x3といえば奇跡の血量と呼ばれ、SSの4x3はエフフォーリアをはじめ今の日本競馬会の流行といっても過言ではない配合論で多くみられる。ただ、SSの4x3だと昨今の日本だとありがちで面白味が無いが、サザンヘイローだと他には中々真似できず面白いゆえにこの馬を選んだ大きな理由だ。サザンヘイロー自体が日本で大きな実績を上げれていない点を踏まえると、同馬は大きな賭けではあるが、その分大きな一発を期待したい。馬体はダイヤモンドハンズに比べて馬格がありながらもコンパクトにまとまった感じであり、比較的早い時期でのデビューが期待されているのは○。ダービーでダイヤモンドハンズとサトノダイヤモンド産駒対決を期待したい。

評価
関係者:A 血統:A 馬体:A MY評価:S
総合評価:A

スヴニールデジール(ゴールディーエスポニーの2020)

牡 鹿毛 4/27生
父 ハーツクライ
母 ゴールディーエスポニー(母父Vespone)
厩舎 友道康夫(栗東)
生産 追分ファーム

まず血統面から話すと、父ハーツクライx母父外国産馬xリファールクロスということで、POGイチオシ配合。厩舎は同じハーツクライ産駒を育てた友道調教師でハーツクライ産駒を預けるならこの厩舎は間違いなく鉄板級。もうこの時点で選抜入り決定してしまったのだが、少し残念なところがあるとすると馬体。ハーツクライ産駒にしては胴が若干短めで馬格が足りないと感じる。遅生まれということもあり、デビューが年内いけるかどうかになりそうな点が気がかりだ。ドゥデュースはうまく9月デビューさせているし、友道師の手腕に期待したい。デビューさえすればトントン拍子で重賞1つは取れる素質がある。

評価
関係者:A 血統:S 馬体:B MY評価:A
総合評価:A

ルクルス(チリエージェの2020)

牡 栗毛 3/22生
父 ハーツクライ
母 チリエージェ(母父サクラバクシンオー)
厩舎 松永幹夫(栗東)
生産 白井牧場 三嶋牧場(育成)

父ハーツクライで母父サクラバクシンオーということで、短距離と長距離のどっちつかずの配合で走らなさそうに見えるかもしれない。母父サクラバクシンオーの時点でひょっとしてと思った方もいるだろうが、そのまさかのキタサンブラック配合である。SS系xリファールクロスの起源ともいえるこの配合論ゆえに同馬に期待をしたい。また馬体についても馬格もありハーツクライ産駒らしい胴の長さを持ち合わせており血統だけでなく馬体でも中距離以上の適正がありそうな点も○。ただ、関係者からの評判もあまりなく完全に穴馬となっており、ハーツクライ産駒につき晩成になりそうな点は気がかり。5/12にゲート試験は合格しているのでまずはデビューからの1勝を期待する。

評価
関係者:C 血統:A 馬体:A MY評価:B
総合評価:B

アンガンダ(ボージェストの2020)

牡 黒鹿毛 3/10生
父 ドレフォン
母 ボージェスト(母父キングカメハメハ)
厩舎 木村哲也(美浦)
生産 ノーザンファーム

父ドレフォンx母父キングカメハメハx母母父SS、はいこれドレフォンの黄金配合!この血統パターンは血統編に出そうと思っていて忘れていたやつだ、すまん。ドレフォン産駒で必勝パターンあるとするとコレだ。この血統パターンの代表産駒が皐月賞馬ジオグリフで、同馬も同じ血統パターン。厩舎もジオグリフと同じ木村師。毛も同じく栗毛(関係ない)。そしてこの母はドゥラメンテの半姉。馬体はメリハリがあり非常にバランスが良く1,600~2,200mあたりになりそうなのでPOG的にも○。もうここまできたら来年の皐月賞馬は同馬しかいない。

評価
関係者:B 血統:A 馬体:A MY評価:A
総合評価:A

🐴牝馬

ドナウパール(ドナウブルーの2020)

牝 鹿毛 2/24生
父 エピファネイア
母 ドナウブルー(母父ディープインパクト)
厩舎 斉藤崇史(栗東)
生産 ノーザンファーム

今年はエピファネイア産駒とロードカナロア産駒が多いように感じるが、ほとんどが牡馬で残念だ。血統編でも話した通りこの2頭の種牡馬は牡馬での成績はあまりパッとしない。狙うなら牝馬なのだが、唯一お眼鏡に叶ったのがこの馬。エピファネイアの場合、なかなか血統面で必勝パターンが無いので絞りづらい。とすれば母の実績と馬体で絞る必要があるのだが、同馬の母はドナウブルーでマイル戦を中心に活躍しており主な勝鞍が京都牝馬ステークスと関屋記念(G3)、マイルチャンピオンシップでも3着の実績がある。G2以上でこそ勝ててはいないものの牡馬にも屈しない強さを持った牝馬だ。さらにドナウブルーの全妹にジェンティルドンナがいる良血だ。母父にディープインパクトというのは馬体においても馬格があり関係者の評判が良い。当然人気も出るだろうが牝馬は4頭しか選抜しないので確実に活躍しそうな馬を選びたい。この馬は自信を持って置きにいく。

評価
関係者:S 血統:A 馬体:A MY評価:A
総合評価:A

ショウミーザマネー(シーオークの2020)

牝 鹿毛 3/25生
父 サトノダイヤモンド
母 シーオーク(母父キングカメハメハ)
厩舎 蛯名正義(美浦)
生産 社台ファーム

血統から父サトノダイヤモンドx母父キングカメハメハで血統編のオススメを組合せたパターンだ。この馬の血統の特徴はコンヴィクションIIの2020にもあるサザンヘイローの4x3、さらに母父キングカメハメハということでコンヴィクションIIの2020よりも安定感がありそうな感じがする。この馬に決めた理由は実は血統ではなく馬体だ。トモの部分がはち切れんばかりに丸みがあり、ザクとドム位違う感じ(分かる人には分かるはず)。馬格も牝馬にしてはありサトノダイヤモンド譲りなのだろう。関係者の評判も当然良くて、調教はゆっくりめだがデビューは秋口になるらしく、年末までに勝上り重賞へといった感じ。走り方も豪快でダイナミックなフォームは、沢山のファンを惹きつけるだろう。

評価
関係者:A 血統:A 馬体:A MY評価:S
総合評価:A

アスパルディーコ(アパパネの2020)

牝 鹿毛 3/24生
父 ブラックタイド
母 アパパネ(母父キングカメハメハ)
厩舎 蛯名正義(美浦)
生産 ノーザンファーム

ご存じ牝馬三冠のアパパネの仔で半姉に秋華賞馬アカイトリノムスメを持つ。血統的には母アパパネの実績もあり半姉にG1馬がいるまさに良血といっていい。問題は父がブラックタイドということだろう。ブラックタイドといえばディープインパクトの全兄であり、キタサンブラックの父であることはご存じの通り。昨年(2021-2022)ブラックタイド産駒の勝上率を見ればわかるのだが、25頭中5頭の20%と決して悪くない。また、ブラックタイドの種付け料が安いこともあり、あまり良血の牝馬をつけることがなかった中でのこの実績というのはむしろ称賛に値する。というわけで、父ブラックタイドについては問題ないと判断した。馬体はダート路線になるような馬格はなく小柄、よって芝路線だろう。立ち気味の繋ぎゆえに道悪の鬼になりそうな感じがする。関係者がアカイトリノムスメとは違うタイプとコメントがあるが、恐らく走り方のことだろう。半姉アカイトリノムスメはキレがあり後ろから差す競馬をしていたが、同馬は半姉のようなキレは無く、しぶとく残るタイプで逃げ・先行タイプになるのではないかと思う。最後に母アパパネに騎乗し牝馬三冠を達成した蛯名師が仔を調教するのは何とも感慨深い。最強のパートナーと共に挑む、初の親子牝馬三冠に期待が膨らむ。

評価
関係者:S 血統:A 馬体:B MY評価:A
総合評価:A

コスタレイ(コーステッドの2020)

牝 鹿毛 1/27生
父 ドゥラメンテ
母 コーステッド(母父Tizway)
厩舎 池上昌和(美浦)
生産 ノーザンファーム

父ドゥラメンテxミスプロのクロスは血統編で話した通りオススメのパターンだ。このパターンを持つ馬は他にも何頭かいるが、今回同馬を選んだ理由は、半兄ダノンベルーガを持つところ。ダノンベルーガといえば、ダービーでは1番人気だったが惜しくも4着と残念な結果に終わった。その無念を同馬が晴らしてくれるのではないかと期待している。馬体はまだ緩さを感じられるほどで、現時点であまり見栄えはしない。デビューまでは時間がかかりそうなのは△。この点は半兄も11月デビューからトントン拍子のクラシック挑戦だったので、同じような感じになるのではないかと思っている。関係者まだ成長途上ながらも素質を感じられると評判は上々だ。今年のオークスでも多かったドゥラメンテ産駒、兄が果たせなかったクラシック制覇に向けて半妹が挑む。

評価
関係者:A 血統:A 馬体:B MY評価:A
総合評価:A

今後は選抜馬の近況報告や有力馬の選ばなかった理由などを記事にできたらと考えている。

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