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初心者がPOGやってみた 2022-2023 POG血統編

なかなか更新できなくてすまん。
そのだPOGについては、残念な結果になりそうだがそう悲観的になっても仕方ない。切り替えてやっていこうと思う。

さて、予定でいえば馬体編を先にするつもりだったが、俺自身がその馬体から先に選ぼうとした挙句、結果的に時間がかかってしまい、まったく進まなかった。
そこで血統や厩舎などから気になる馬を選びそこから馬体をみていくことのほうが一気に絞り込むことができそうなので、今回は血統編からやっていこうと思う。
また、POGの登録期間が間近になっているので、かなり割愛させていただくところが出てくるが、POG登録後に詳しく説明しようと思う。
初心者向けではあるが、血統の近親配合は良いのかといったド素人すぎるのは論外につき、他で勉強してほしい。

父別(牡・牝共通)

まず父別のデータを取るのに2021-2022の重賞から複勝県内(3着以内)の馬だけを抜き出した。尚、現時点ではオークス前までの結果しか反映されておらず未完成。また、同じ馬が2回入賞したとしても1カウントとしている。

※5/15時点の出走頭数。

やはりといっていいのが、ディープインパクトが強い印象。
勝上り率も申し分なくはずれが少ないといえる。ディープの代表産駒とも言えるキズナもディープよりは劣るものの高い勝上り率を出せているのも注目したい。
逆に意外だったのがキングカメハメハだ。ラストクロップ世代につき、頭数が少ないとはいえど、勝上り率の15%程度はドゥラメンテのほうが高く、世代交代したといっても良いだろう。
新種牡馬のドレフォンキタサンブラックについてだが、非常に良い結果になったと思う。ドレフォンはダート短距離が主流ではないかと言われていたが、蓋を開けてみれば初年度から皐月賞馬のジオグリフを輩出と最高のスタートが切れ、芝の中距離にも対応できることを示した。キタサンブラックもG2馬イクイノックスを輩出しダービーも期待される。どちらも互いに勝上り率もかなり良いほうでポストディープも狙える種牡馬になりそうだ。

父別(牡馬)

母父別(牡・牝共通)から牡馬に限定したデータを元に検証する。
系統別で色分けした。

牡馬の父は、サンデーサイレンス系(SS系)のディープインパクトとハーツクライだけで26%を占め、他のSS系を含めると約48%と半数を占め他系統と比べても圧倒的な数字だ。恐らく、ディープ不在となったとしてもSS系ではない大種牡馬が出ない限りはこの勢力図に変わりは無いだろう。とするとPOG2022-2023の牡馬はSS系に絞っていくのが効果的ではないだろうか。
SS系の主な種牡馬は以下の6頭。
・ディープインパクト(キラーアビリティ、プラダリア、アスクビクターモア)
・ハーツクライ(ドウデュース、ダノンベルーガ、マテンロウレオ)
・キズナ(アスクワイルドモア、メイショウゲキリン)
・ダイワメジャー(マテンロウオリオン、セリフォス)
・キタサンブラック(イクイノックス)
・サトノダイヤモンド(新種牡馬)
・リアルスティール(新種牡馬)
POG2022-2023はディープ産駒がラストクロップの牡馬で2頭しかいないので、直仔であるキズナ、サトノダイヤモンド、リアルスティールに期待がかかる。サトノダイヤモンドとリアルスティールは新種牡馬だが、サトノダイヤモンドは戦績からみても早熟な感じがあり、仔に遺伝すればPOG向きの種牡馬になるのではないかと期待せずにはいられない。

父別(牝馬)

牡馬同様に母父別(牡・牝共通)から牝馬も限定した。
同じく系統別で色分けした。

牝馬は牡馬とは違い、SS系だけでなく幅広い系統での活躍がみられる。SS系が一歩リードのようにも見えるだろうが、SS系の頭数が多い故の結果であるので実際はかなり拮抗しているとみている。故に牝馬は父だけでは絞ることはできない
ただし、上記データにはないがオークスの出馬表を見て頂くとドゥラメンテを父にもつ馬が多いのは気づいただろうか。重賞ではあまり活躍は出来ていないのだがオープンあたりをうまく勝ち上がりオークス出馬まで入っている馬が多いのは、早熟ではなくオークスあたりに開花してくる種牡馬なのだろう。しかも、今年のオークス馬もドゥラメンテ産駒のスターズオンアース。昨年のPOGでは馬体写真なしの名前だけ載っている様な穴馬だ。この馬を指名するのは非常に困難ではあるが、牝馬のドゥラメンテ産駒は要チェックだ。

母父別(牡・牝共通)

母父でいえば、キングカメハメハの8頭が重賞複勝内に入賞しており、圧倒的なのがお分かりだろう。2番目に多いのがディープインパクトとなるが、頭数がキングカメハメハより少ないとは言えど倍の差が出る結果となった。憶測にはなるが、キングカメハメハはキングマンボ系で、種牡馬の多いディープなどのSS系だけでなくドレフォンやエピファネイアなど人気の血統とも合わせやすいのが顕著に数字として表れている。また、ダービー登録の22頭中4頭が母父キングカメハメハは数ある母父の中でも最多頭数で、中距離適正が出やすい血統でPOGダービーに向いていると言える。
父にはなかった特徴といえば、母父には外国産馬が多いということが分かる(因みに外国産馬に父を持つ馬はジャングロだけで、いわゆるマル外の馬は近年の日本競馬での活躍は厳しいのかもしれない)。外国産馬は馴染みも無く軽視しがちだが、非常にSS系と相性が良い(25頭中18頭がSS系)。気になる馬がSS系なら母父が外国産馬だとプラス評価だ。

母父別(牡馬)

母父別(牡・牝共通)データから牡馬に限定したデータを元に検証する。

牡馬の母父については、上記の様に多種多様な結果となった。特定するのであれば無難にキングカメハメハだろう。なんせ他にキングマンボ系いない(細かく言うとキングマンボ系もミスプロ系の系統だが絞りにくくなるのでキングマンボ系は別系統に分類)。牡馬の場合、父に合わせた兼ね合いが必要なのだと思われる(父がSS系なら母父はノーザンダンサー系といった具合で)。中にはアスクワイルドモアのように父キズナ母父ゼンノロブロイのサンデーサイレンス3×3といった組み合わせもあるが活躍するのも稀だし、そういったのは健康面からみてもケガしやすいので極力避けるべきだ。
父別(牡馬)に父がSS系をオススメしたわけだが、父SS系に合う母父を探してみたい。まず良いと思ったのが母父が外国産馬だ。父がSS系で母父が外国産馬のPOG2021-2022有力馬はドウデュース、ダノンベルーガ、キラーアビリティなどが挙げられる。逆に父SS系の母父国産馬はイクイノックス、プラダリア、マテンロウオリオンなどで外国産馬とあまり差の無いように感じるが、複勝圏内に入賞した馬のうち22頭中14頭と半数以上が外国産馬だ。で、何が言いたいかと言うと、わかる人はわかるだろうがほとんどの母馬の父が国産馬ゆえ、母父が外国産馬というのが圧倒的に少ないのにも関わらずこれだけの結果を残していることは、当たりの確率がかなり高いということが言える。正味この父SS系で母父外国産馬はPOGの必勝法じゃないかと思う。牡馬だけの話で牝馬は違うからな。外国産馬の中でもSS系相性の良い系統はクロスが関係してくるので特定とすると難しいのだが、今回狙ってみたい血統パターンがあり、父ハーツクライ×リファール(Lyphard)のクロス持ちの牡馬。この血統パターンを持つのがご存じドウデュース。父ハーツクライではないがリファールクロス持つのががイクイノックス。このリファールのクロスを持つ馬は2,000m以上のG1で勝つ馬に多く、距離に幅を持たせることができるクロスだと言われている。今後はディープに代わりリファールの血を持つハーツクライはポストディープに一番近い種牡馬になるだろう。よって父ハーツクライ×リファールクロスの狙い撃ちで今回勝負する。

母父別(牝馬)

同様に母父別(牡・牝共通)データから牝馬に限定したデータを元に検証する。

牝馬は父のほうでも絞りづらいと記載したが、母父についても同様で上記のデータからも均等にバラついているから絞れない。しいていうなら父馬がエピファネイアだ。このエピファネイアは牡馬では冴えない(2022ダービー出走が0)のだが牝馬ではサークルオブライフをはじめ優秀な馬が出ている。ただ、母父がSS系というパターンが限定されて優秀な馬がいる印象があるのだが、背景的にSS系過多の血統傾向がある。父SS系を持つ母の相手からすると相手がエピファネイアというのは血統的にSSの4×3にしやすく都合がよい。また、初年度産駒にエフフォーリアという大物が出てきたこともありもしかしたらという一発も期待できなくはない。ただ父エピファネイアは牡馬として産まれてくると前述のリファールが血統にないこともあり長くても中距離が適正となるので、牡馬だとエフフォーリアのように(SS3*4)のような爆発しそうなクロスをかけないと活躍するのは難しいと思われる。
話を戻すが、オススメが父エピファ×母父SS系だが、このパターンの筆頭がサークルオブライフ(母父アドマイヤジャパン)といえる。オークスでは結果を残せなかったが阪神JFを勝ち、今後も期待される1頭。2020年産駒はエピファの仔が多いので、参考にすると良いだろう

まとめ

上記のオススメのポイントをまとめると、
共通
・サトノダイヤモンド産駒は早熟の可能性が高くPOG向き
・母父キングカメハメハは〇
牡馬
・父SS系×母父外国産馬(リファールのクロス)
牝馬
・父ドゥラメンテ×ミスプロのクロス
・父エピファネイア×母父SS系(SSのクロス)

となる。

次回はPOGオススメの馬を紹介しようと思う。
to be continued…

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