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遺産トラブルは突然に、豹変した嫁。|vol.2

遺産分割が長引いている原因、それはズバリ、おじの嫁である。
聴こえます。「ああ〜」と言う声が。
遺産問題で嫁が登場すると揉めるというのはセオリーらしい。

それは、祖父が亡くなってまだ四十九日が明ける前のこと。
母の弟の嫁であるヨシコ(仮名)が、祖父の家にいる母のもとを訪ねてきた。
ヨシコ「お義姉さん、貸家は相続するんですか?」
母「うん、そういう話だからそのつもりだけど」

すると、なんということでしょう!ヨシコの態度がこれまでと打って変わったのです。これぞビフォーアフター。
相続するのはおかしい、出戻りのくせに、などと母を罵りはじめたのです。
出戻りだからなんだって話だが。

しかも四十九日明け前に、仏壇のある部屋でそれを言うか?
信仰に関して無頓着な私たち親子でさえ思った。
ちなみにおじ夫婦はめっちゃ信心深い。

ヨシコはそれまで、親族に対して明るい良い態度をとっていた。
本人は気付いていないが、祖父母も私たち親子も、表裏がある性格なことは以前から勘付いていた。
呑気な母と私は、いい顔できるなんて大人だなぁーと、嫌うどころかむしろ感心していた訳だが…祖父母は生前ガチでおじの事を心配していた。
結果それが現実となり、長寿の勘はすごいと感じる今日この頃。

大人だなぁーと思っていたが、ヨシコは案外感情に素直だったらしい。
父親を亡くした後突然罵られた母は、食事が喉を通らず、夜も眠れない日が続き10キロ痩せた。
しかし、意外と感情的だったヨシコに今はむしろ助かっている。
母の体重も戻った。

トラブルはまだまだ続く☆

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