初心者でも自分らしく輝ける場所があった。 / #私のルーキー時代 甲南大学女子ハンドボール部 川本帆乃佳

和気あいあいと真剣に、楽しみながら勝つ。

スポーツをする上で「楽しく勝つ」ことは、理想の姿のひとつです。

今回「#私のルーキー時代」でインタビューしたのは、甲南大学体育会女子ハンドボール部の川本帆乃佳さん。

もともとハンドボールはまったくの初心者で、入部を決めたときは「試合を見たことすらなかった」そうです。

そんな川本さんからは、心の底からハンドボールを楽しみ、部活の仲間と過ごす時間の充実度を感じさせられました。

和気あいあい、そして真剣に練習に打ち込むハンド部の姿

中学高校とソフトボール部に所属していた川本さんは、入学した甲南大学でも競技を続けようとしたが、十分な環境がなかった。何気なく見ていた新歓で、初めてハンドボールと出会うことになる。

「ハンドボール部の新歓を覗きに行ったところ、ピリピリとはしていないけれど勝つために本気で練習している姿がとても印象的でした。選手たちがお互いに教え合い、自分たちで考え向上しようと練習している部の雰囲気を見て、興味を持ったんです。」

大学でも真剣にスポーツがしたいと考えていた川本さんは、本気で練習に取り組みながらも、ピリピリしすぎていない雰囲気に惹かれた。

「体験入部後に先輩が「また楽しかったら来てね～！」と声掛けしてくれたのも、ほかの部活にはない優しい雰囲気で入部を決めました。」

役割を果たす達成感とはまた別の、「楽しんで勝つ」喜び

ハンドボール部に入部した川本さん、競技初心者ということもあり入部当初の目標はまず「得点することだった」そう。1年生当時の初得点のときのことを、嬉しそうに話してくれた。

「初めて得点がとれたことも嬉しかったんですが、応援に来ていたOGの方々がめちゃめちゃ喜んでくれたことが一番うれしかったです！一緒に試合に出ていた先輩の皆さんも、私のところに駆け寄りハイタッチをして喜んでくれました。得点の喜びと同時に、チームのためにもっと頑張りたい、もっと得点が取れるようになりたい！と強く思ったんです。」

高校ソフトボール部時代はキャプテンを担い、チームを引っ張っていた川本さん。チームが勝利したときは、その喜びとともに「キャプテンとしての役割を果たせた」安堵感も大きかったそうだ。

しかし大学ではハンドボール初心者からのスタート。これまでとはまた違ったスポーツの楽しみ方を知った。

「ハンドボールは初心者からのスタートということもあり、良い意味でプレッシャーがなくてのびのびとプレーできています。良いプレーができれば素直に嬉しいと思えますし、そして自分の成長を周りの人も喜んでくれることが醍醐味です！」

楽しみながら、責任を持ってプレーができる選手へ

さいごに、今シーズンの目標を聞いてみた。

「1、2回生の時は初心の気持ちでハンドボールに打ち込んでいましたが、3回生になる今年は責任を持ってプレーができる選手になりたいです。また、運動が好きな人で、元気で、向上心が高い、そんな新入生にたくさん入部してもらいたいです！」

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編集後記
「もし、新入生に戻ったらまたハンドボール部を選びますか？」という私たちの問いにも、二つ返事で「はい！」と答えてくれた川本さん。「楽しんでスポーツすることが一番大事」と笑顔で答えてくれた場面も印象的でした。

（執筆：中澤）

【甲南大学体育会女子ハンドボール部】
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