「自分でやり切る経験」無料塾レポート(〜68時間)
今日は『モノローグ集「穴」』の発表会。
著者の渋谷悠が稽古場に来てくれて、それぞれの作品にフィードバックしてくれた。(しぶしぶありがとうー!)
一人ブレイクスルーした子がいたが、ほとんどの人にとっては後悔が残る結果となったようだった。
一人で演じるっていうこと自体凄いことなので、それをやり切った皆を称えつつ、思うようにいかんもんやなあというやきもきした気持ちにもなった。
今回僕は演出に一切関わらず、それぞれが提示してきたものの狙いを把握した上で、どうやったらより良くなるかを指導したのみに留まった。
それが例え難しいチャレンジであろうが、基本的に方向性を変えずにゴーさせたが、それが正しい判断だったのかどうかはわかりかねる。
ひょっとしたら、成功体験をさせるためには自分がある程度責任を持って演出をやった方が良かったのかもしれないが、こればっかりは後の祭りなので考えても仕方のないこと。次へ活かそう。
とはいえ「モノローグを演じて、人に見せる」というのは、演技から演出までを全て自分でやり切ることで、この経験はかけがえのない経験だと思う。
自分で考えて、工夫して、やってみて、結果を受け止める。
結局はこのプロセスでしか、自分の成長に繋がるものはないと思うから。
改めて、僕は道具やきっかけしか提供することしか出来ないんだなあと思った。
演技が上手くなる魔法が使えて、皆にキラキラキラとかけてあげたらどんなに楽か。
でもこの試行錯誤のプロセスこそが楽しいのだがな。終わるまで一緒にとことん悩もう。
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