沖縄滞在日記その2
四日目(3/28)
翌日午前中は、やんばる学びの森でのウインターカヤックなるものに挑戦です!
ダムの中をカヤックで漕ぐ、ことをやってみました。
東京から来たという2人組と4人で体験です。
カヌーは2人乗りで、最初は私が前、うららは後ろです。
気温は寒くもなく暑くもなく、ちょうどいい感じです。
ガイドの方は基本的なオールの扱い方だけ教えてくれたらあとはやってみましょう!と放置してくれたのでとにかく実践あるのみ!
1、2、1、2
と声を掛け合いながら進みます。
右へ曲がりたいときには左を漕ぎ、その反対の時には反対側を漕ぐ。
息が合わないと方向が定まらないし、効率がよくない。
そんなことを身体で覚えていきます。
なんか楽しいぞ!!チームビルディングにもいいかも!
ここの名前は安波(あは)ダムといって今は渇水状態になっています。
ガイドの方もこんなに渇水していることは初めてだといい、今回は普段ダムの底に沈んでいるところに初上陸してみます!僕も初めてです!
とのことで、みんなで上陸してみました。
熊野と植生が似ているけど、ヘゴは見たことないし、とにかく葉やシダ類などすべてが大きいのにおどろきました。
帰り道は風が強くなってきてとにかく頑張ってこぎました。
終わって着替えたらお昼を食べに58号線の道の駅ゆいゆい国頭へ。
学びの森からは車移動で30分くらいはかかります。
ここはいくつか屋台があったり、食堂があり、お土産も買える場所です。
われわれは食堂で国頭村のブランドぶた「くんじゃん豚」のおそばを食べました。
そのあとは国頭村を体験するコーナーよっしゃあ国頭で義本王の墓や十分杯の構造に惹かれ、猪に見立てた冬瓜を矢で射る儀式などでひとしきり遊びました。
https://www.dee-okinawa.com/koneta/2024/04/yosshaa.html
小腹が空いたので、58号線沿いのCAFE&雑貨バナナへ移動。
そこでもスパイスティーや黒糖のジェラート、チーズケーキを食べてる間に羽地さんと合流しました。
カフェばななは雑貨も置いてあり、ハワイのものや、リメイクした服などもたくさんあり楽しい場所。驚いたのは、置いてある古着!ニルバーナ、パルプフィクション、ローリングストーンズのTシャツがめちゃくちゃ安いのです!
今は古着ブームなので、都内などではこんな値段で見ることはほとんどない!という古着がたくさんありました。
古着をディグるには、沖縄が穴場かもしれません!
夜はやんばる学びの森ではじめて夕食をいただいてまったり。
羽地さんは仕事終わりで疲れ、我々はカヌーや食べ疲れ。
この日はみんな10時半には就寝でした。
5日目(3/29)
部屋は8人部屋を3人で使っていました。
二段ベッドの上下二段を一人で使用し、まるで修学旅行のようなかんじです。
やんばる学びの森の施設はこのほかに二人部屋などもあるそうです。
午前中に我々は学びの森のワークショップルームを使ってミーティングをしました。
24年度4月1日から名称を、プレイバック・シアターラボ
あらため、アーツ ベースド ラボ と変更します。
それにともない、やっておかなくてはいけないこと、確認することなどで
熱く語りあっていました。
トイレと席を立った羽地さんが、ものすごい勢いで走って帰ってきました!
ヤンバルクイナが、歩いている!!!!
えええ!!!!
それからはもうミーティングどころではなく、ヤンバルクイナがいたところを息を凝らしてじっと見つめていました。
ヤンバルクイナはとても警戒心の強い鳥だということでなかなか見ることができないらしいのです。今回の旅は無理かな、もう出てこないかな〜諦めかけたその時、出てきました!!!
どうやらまだ子どものヤンバルクイナ。
これは貴重です!!うれしい!
きっとこれからの アーツ ベースド ラボもいいことが起こるに違いない!
と、勝手に解釈をして、とてもいい気分になりました。
この頃から私とうららの口癖は「あ〜、終わるのか・・・楽しかったな〜よかったな〜沖縄、また来たいな〜」
羽地さんは前日に来たばかりなので、「まだ終わらないよ〜。楽しみましょう!」
と午後からは沖縄の北ならではの場所をいくつも提案して出かけることになりました。
BookCafe OKINAWA Rail
山の中の道をこれでもかと走っていると、いきなり出てくるモダンな建物。
コンクリートの打ちっぱなしのかっこいい作り。色んなジャンルの本がびっしりと置いてありました。沖縄関連の本もたくさんあります。
コーヒーや手作りのスイーツが食べられて、とても静かです。
お支払いの時、マスターがもう少し行くと絶景ポイントとおいしい湧水がありますよ、と教えてくれました。
我々はその後の予定として、本部まで戻って行ってみたい場所が数カ所あったのですが
その絶景ポイントを求めて遠回りをしました。
道があってるのだろうかと不安になった頃にいきなりそのポイントがやってきました。
車はほとんど通らないので、道に車を止めて湧水をくんだり、景色をおもいきり堪能していたので
本部行きをやめて、もう少し国頭村周辺を散策することにしました。
まず訪れたのは大宜味村(おおぎみそん)農村活性化センター
こちらでは地元で採れたものや地元で作った商品を売っているところです。
そこで地元ならではの無農薬シークワーサーを絞った100%果汁を買いました。
ここで採れたものだそうで、他ではあまり出回らないのだそう。
もう少しこういった産直のものを買える場所はありますか?と伺うと、
58号線から少し入った喜如嘉(きじょか)という集落にある喜如嘉共同店という場所にもいろいろと置いてあるよと教えてくれたので行ってみることにました。
喜如嘉共同店は地元でできた農作物などを持ち寄って売っている場所です。
山原で採れたハチミツが売っていたので購入しました。
帰りがけ店の前に停めた我々の車の後ろをゆっくり歩こうとしていたおばあちゃん。
車が出るのがわかって足を止められました。
どうぞ、先へ行ってください、と言うと
いいの〜ゆっくりよ〜足が悪いからね〜とおっしゃりながらも、ゆっくりと歩いてきます。
羽地さんが、
失礼ですけどおいくつですか?随分しっかりしているように見えますが。
と聞くと、
わたしは104歳よ〜
と言われるのでみんなびっくり!
見えないです!
と言うと、
でもね〜、足が悪くなってしまったよ〜
それでもじぶんでこうやって買い物に来てご飯を作るのよ〜
と言われました。
う〜ん、喜如嘉集落すごい!
うららが、この先をもう少し山に入ったところにやんばる工藝店があると調べてくれました。
こちらは北の工芸品を集めたお店だそうです。
行ってみると廃校になったところで、マグカップやお皿など日常で使用するものから、干支の置物や漆工芸芭蕉布など心躍るものたちがたくさんありました。
こんなふうに沖縄の作家さんのものに触れられるのがすごくうれしいことでした。
また来たい場所の一つになりました。
いつか芭蕉布も織っているところを見てみたいです。
夜はプレイバック・シアターのコンダクター養成講座の卒業生Yさんがうるまで
パートナーの方とダイビングショップをしているというので今帰仁(なきじん)のスパイスカレー屋さんで合流して久しぶりの再会です。
美味しいカレーに舌鼓を打ちながら、たくさん話してたら
飛ぶように時間が過ぎて帰ってきたら10時前。
学びの森のお風呂は10時までなので入り損なってしまいました。
そしてまたもや我々は泥のように眠るのでした。
今日もよく遊んだ、いや、学びました。
そしていよいよ明日は帰る日です。
その3へつづく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?