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創造性教育のヒント

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創造性を育むための知見や論考、ちょっとしたヒントなどをまとめています。
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オンラインワークショップのポイント💡

#ZOOMでできる遊びのレシピ ②「鬼ごっこ」難易度★★ 鬼が「〇〇なものもってきてー!」という。各自〇〇なものを探し見つけてきて紹介する。一番最後に持ってきた人が鬼となり次のお題を決める。 体を動かして行えるゲーム。慣れないオンラインで固くなっている子供の心をほぐすこともできる

#ZOOMでできる遊びのレシピ ①「これなんだ」難易度★ パソコン画面のカメラに適当なものを近づけて「これなんだ?」 というだけ。徐々にカメラから離して全体を見せていく。 子どもたちとのオンラインワークショップのノウハウがたまってきたので、アウトプットすることにしました🎨

ARTを食べるグルメ鑑賞

「ひえ〜!」 「食べたくない〜!!」 そう言わしめたのは、こちらの作品 エドヴァルド・ムンクによる「叫び」です。 この「叫び」を食べるワークは、オンラインでの鑑賞の実験として行いました。 インプロアカデミー(スポーリンクラス)の即興演劇を学ばれている皆さんと共に実験! 今年から、オンラインでのARTワークショップを行う機会が増え、いかにオンライン上で創造的な時間を作れるかを探求しています。 その中の一つに、「虚体験」という「現実に体験しているわけではないけれど、それ

物語を発現する力の限界実験

突然ですが、私は佐藤雅彦さんが大好きです。 好きになったきっかけは、中学生の頃の国語の教科書に、佐藤雅彦さんが書いた「プチ哲学」の内容が載っていたこと。かわいいイラストと思考の深さに夢中になって、何度も読み返しました。 それ以降、佐藤雅彦さんの書籍を見つけたら、なけなしのお小遣いを出して、必ず購入して読むようになりました。 そんな私は大学生となって、「考えの整頓」という書籍に出会います。 その書籍のp.46に「物語を発現する力」についてのエッセイが書かれているのですが

【卒業論文】 学校における主体性の教育に関する 教材の開発と評価 ―「つまらな教材」の実践を通して―

大学生の頃に一心不乱に書いた卒業論文は、論文として未熟なところも多々ありますが、見ず知らずの人から「送って欲しい!」といわれるほど、良くも悪くも様々な議論が生まれる論文でした。 今だに当時の卒業論文を送って欲しいというありがたい声をいただき、せっかくなのでこちらにも載せておきたいと思います。 大学生の頃の私は、大事な人が不登校になった事もあり、学校教育に対して問題意識の塊で、最高に尖りまくっていました。学校という概念やその文化と戦うにはどうしたら良いのか、考え抜いた結果、苦