XREAL Air2 Pro体験記
XREAL Air2 Pro ってなに?
XREAL Air2 Pro ってなに?って言われるとなんというのでしょう...
サイトには「ウェアラブルディスプレイ」と書かれていたので、身に付けられるディスプレイということ。
何故に買ったの?
最初は特に買おうと思っていたわけではないのだけど、社内で雑談をしていてスペックをみているうちに欲しくなりました。
特に個人的に良さそうと思ったスペックとしては
SONY製のOLEDディスプレイ
重量が軽い(75g)
リフレッシュレートが120Hz出せる ← とくにココ!
装着したときの見た目がしんどそうじゃない(物々しさがない)
あたりでしょうか。
結果買ってよかったの?
この部分はいまのところ 50:50 ぐらいでしょうか。
理由として
PS5と接続して120Hzを満喫したかったけど実現できていない
自分が視力が悪いのでレンズが必要だった(コンタクトや裸眼で目がいい人は困らないと思います)
Beamの機能が若干欲しくなってきた
あたりでしょうか。
具体的な機能や、実現方法などを書きつつ上記の説明もしていこうと思います。
XREAL Air2 のディスプレイモードとは?
Air2には4つのディスプレイモードがあります。
そしてそれぞれのモードは、「機能」というより「接続方法」というニュアンスが近いが感じがあります。
まず、モードとして
Air Casting (直接接続、Adopterを利用して接続) : レンズ上の特定の領域に固定表示されるモード、頭の動きに対してついてくるイメージ。120Hzでる、超低レイテンシ
Body Anchor (XREAL Beam が必要) : 部屋にテレビが置いてあるようなイメージで、頭を振っても現実の固定の場所にあるように表示するイメージ。72Hzまで、低レイテンシ
Smooth Follow (XREAL Beam が必要) : 1.のAir Castingに近いが、少し遅れて画面がついてくるイメージ。72Hzまで、低レイテンシ
SideView (XREAL Beam が必要) : 目線の端っこの方に小さく画面をおいて置けるモード、家事をしながら動画を見たり。72Hzまで、低レイテンシ
といった感じで4つのモードがあるのだけど、基本的にはBeamが無いといろんなモードは使えません。
また、Beamを利用すると、やはり中継する機器が挟まるので、120Hzでなくなるし、レイテンシも悪くなるようです。
そして、私はまだBeamを買ってないので、1. しか試せていないというのも先程の評価になった理由かと思います。
なぜPS5とまだ繋いでないの?
Air2 は機器自体にバッテリーを持っていません。そのため接続したUSB−C経由(またはHDMIなどから変換して)で電源が供給される必要があります。
PS5などと接続するための機器として公式に XREAL Adopter というのものが発売されていますが、今回はこれの購入は見送りました。
理由としては、こちらのアダプターはバッテリーを内蔵していて、接続元の機器とAir2を直接接続ができます。ここまでは良いのですが、このAdopterは利用中に電源に接続ができないようで、「充電しながら利用する」ことができないようです...
そのため、こちらを使うと2時間ぐらいで試合終了になってしまうようなので購入を見送った感じです。
公式ではないもので、Amazonの方で何店か HDMI to USB Type C の電源を給電できる変換機器が売られていたので、一旦そちらを買ってみています。
ただ、公式ではないものは4K@60Hzとなっているので、XREALの解像度で120Hzが出るのかどうかは不明です。
Steam Deck と繋いでみて
Steam Deck は DisplayPort Alternate Mode に対応しているようなので、Air2 と USB-C ケーブル1本で接続が可能です。
いくつかのアクションゲームをやってみましたが遅延は全く感じず、また、Air2についているスピーカーも指向性が強く周りに音漏れしにくいようなので、あまり音漏れを気にせず利用できました。
発色も思っていたより相当よくゲームを大画面でやりたいけど家のリビングのテレビは家族が使っているから・・・という人には良いかもしれません。
Air2 Proはレンズの黒さを3段階に変更できます。完全透過、少し黒い、ほぼ黒い、の3つです。
ただ、最初からついているプラスチックの蓋をつけることで全く周りが見えない状態にもできるので、ゲームをするときにはその蓋をつけるぐらいの状態がおすすめです。
ゲームをしていて気になったのは、
画面が頭の動きについてくると若干車酔いのような感じがある(違和感)
映像が投影される仕組みが、地面がわ真下を向いたOLEDディスプレイを、地面に対して45°の角度のレンズ(透過ミラー?)にうつして目に入ってくるので、地面に対して45°のレンズが存在するわけですが、そのレンズが部屋が明るいと下方向からの光を反射して少し気になります。明るい部屋で明るい服を着ていると、服の色が反射して見える感じです。
PC(Mac)と繋いでみて
個人的には比較的普通に使えるかなと言う感じもあります。
それなりに解像度が低いのと、目の位置(グラスの位置)によっては画面の四隅が見えづらかったりすることがあるようです。
また、メガネ利用の人は、レンズを作ることになりますが(コンタクトの人はいらない)、通常の眼鏡のときと位置が異なる場合もあるようなので、少し違和感がある場合もありそう。
眼鏡利用で1.0ぐらいの視力になっていれば文字もそれなりに読める気はします。
MacのRetinaに慣れている人は少しガサついたり、ぼやけたりしているように見えるかもしれないです。
動画などを見るのは具合が良いです。スピーカーも良いので。
資料を作ったりコードを書いたりするのは人によりそうです(視力などの度合いで相性がありそうです)す)、なので持ってる人に使わせてもらって判断するのが良さそう。
眼鏡レンズ作成の体験
今回は JUN GINZA さんに作成していただきました。
自分の場合には、JINSでメガネを最近買っていたので、眼鏡の度数などはアプリに入っていたので、度数を入力し、
XREAL Air2 Proを購入時の箱に入っていたフレームを送るのも面倒だったので、JUN GINZAさんから購入することにしてオーダーしました。
(通常は、Air2 Proの箱に入っていたメガネフレームのようなものを送ったり、度数がわからない場合には利用している眼鏡を送ったりするようです)
オーダーを入れてから休日をはさみましたが、2営業日前後で発送された気がします。非常に早くて助かりました。
梱包も綺麗でしたし、レンズもきれいな状態で不満はないです。
Totalで費やした金額感
本体 + 汎用HDMI to Type-Cアダプタ + レンズ ぐらいなので、今のところ7万円少々という感じでしょうか。
そして XREAL Air2 Pro の体験を完全にするためには XREAL Beam という危機も購入したほうが良さそうです。(約16k)
最後に改めて、で結局買ってよかったの?
後でいいやつが欲しくなっても嫌だなと思って良いモデルを買ったのですが、結果としては多分安価なモデルでも十分同じような体験ができると思うので、
ちょっと体験してみたいという感じであれば安価なモデルがおすすめかも知れません。
単体4万円ぐらいでこの体験ができるのであれば悪い金額ではないかなと。
メガネが必要な人は、コンタクトが容易に利用できる人は良いのですが、私のように乱視が恐ろしくキツくてドライアイという人にはメガネしか無いので、
レンズの調達に少し手間とコストが必要です。
ただそれを情熱をもって超えられる人ならワクワクする体験ができそう。
どこでも使える良い感じのディスプレイが手に入るという意味では非常に良い感じだと思います。
あと、この機器を完全に良い感じに使うためには、
Beamを買わないと想定されているすべての使い方を体験できない。
iPhone14を利用しているので、15を買わないとUSB-C直接接続体験ができない
というあたりがちょっと物足りてないところだったりします。
基本的にあまり家から出ないので、年末に色々出かける際に持っていったりして良さを更に噛み締めてみようと思います。
ではでは。