見出し画像

工事中の仮囲いをもキャンバスに!「渋谷ストリートギャラリー」


緊急事態宣言が発出された大型連休。
みんなどんな過ごし方をするのかな?と
SNSを見ながら、元気そうにしている友人の姿にほっとしたり、
会いたいなぁ〜と思ったりしながら過ごしています。


こんにちは!
渋谷区観光協会の杉山です。

もしかしたらこのnoteをご覧になっている方の中には、
コロナ禍になって、なかなか渋谷に訪れなくなってしまった方も
多いかもしれません。

普段、渋谷の街に出勤している私から見た渋谷は、
あぁここも空き店舗になってる・・・と、
シャッターが閉まったお店を目にして寂しい思いをすることもありつつ、
明治神宮や緑道や代々木公園など、緑も多い渋谷の街で、
蜜を避けて外で過ごす時間を、楽しく感じたりもしています。


さて、今回は、渋谷の街で繰り広げられている、
心がほっこりとするイベント情報についてお伝えしたいと思います。

お仕事などで渋谷を訪れている方は、
今、渋谷の街中にたくさん掲出されているこちらの「ヨコガオ」のイラスト、見かけたことがある!という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

画像1

実はこちら、渋谷エリアが連携するまちなかアートプラットフォーム「渋谷ストリートギャラリー」というプロジェクトの一環。
その第1回企画展として、シンガーソングライターでクリエイターのSETAさんによるイラスト展「ヨコガオ展」が、現在、渋谷駅周辺の施設や工事現場の仮囲いやサイネージで、作品が展開され、渋谷の街全体をギャラリーとする取り組みが繰り広げられています。


コロナ禍で家に引きこもりがちな人たちが、どうしたら渋谷の街に出てきたときに楽しめるか。
まだまだ工事現場が多いこの渋谷の街を、来街者がどうしたら街を楽しく歩けるか。
アートの力で街を明るくしたい!
アーティストの方を応援したい!!
という想いのもと、このプロジェクトがスタートしたそうです。


渋谷区観光協会、そして私が働いている渋谷のラジオでも、実行委員会のメンバーとしてこの取り組みに賛同し、情報発信をさせていただいるのですが、取材などを通してお話しを聞けば聞くほど、この取り組みに関わるみなさんの想いやお人柄を、たくさんの人に知ってほしい!!
そんな思いが強まりました。


今回の「渋谷ストリートギャラリー」の中の「ヨコガオ展」でイラストを描くSETAさんが、ヨコガオを描くことに至った経緯、
イラストに対する想いは、
渋谷のラジオの番組アーカイブから詳しくお聴きいただけます。


📻隔週水曜日17:00から放送中 渋谷のラジオ「渋谷文化プロジェクト」


📻毎週日曜朝7:45から放送中 渋谷のラジオ「大人をたのしめる渋谷へ」

このプロジェクトへの想いを、ぜひ聴いてみてください!!



🎨「ヨコガオ展」で描かれるSETAさんのイラスト

画像2


♪「東京の空は 今日も 高く澄んでいる 住んでいる街は 冬の色ですか」

ある日、渋谷モディの前を通ったとき、
私も大好きな、小田和正さんの「東京の空」を歌う女性の声が
大型ビジョンから聞こえてきました。
賑やかな渋谷の街の中に響く高音が、すっと胸の中に響いてきました。

その歌声の主は、シンガーソングライターでクリエイターのSETAさんでした。

私にとってのSETAさんとの出会いは、渋谷にあるプラネタリウムがある施設、「コスモプラネタリウム渋谷」で、星を見上げながらSETAさんの歌声を生ライブで楽しめるというイベントを取材したときのことでした。

星空の映像にマッチしたSETAさんの透き通った歌声に衝撃を受け、思わずうるっとしてしまったことを思い出します。
それからSETAさんの歌声が大好きになりました。

*もしかしたら渋谷にプラネタリウムがあるということを、知らない人もいるかもしれませんが、渋谷区文化総合センター大和田にある「コスモプラネタリウム渋谷」は、多彩な映像番組が揃っており、個性豊かな解説員のみなさまによる語り口で星空を楽しむことがでるんですよ♪



そしてそんなSETAさんに、以前インタビューをさせていただく機会をいただいたときに、なんと、私のヨコガオを描いていただけることになりました!(役得!笑)

SETAさんのヨコガオのイラストは、
マスクをしている姿と、マスクが外された姿の両方が描かれるので、
私もそれぞれ写真を撮影していただきました。

今、マスクをつけて過ごすことが当たり前な毎日なので、
改めてマスクを取って、それもヨコガオを撮影されるというのは、
なんだか裸を見られているような、とても恥ずかしい気持ちになりました…。
私は自分の横顔が好きではなかったのですが、SETAさんは撮影をしながら「素敵ですよ」とニコニコした笑顔で言ってくださって、お世辞でも、この上なく、嬉しかったです。
こんなふうに、優しく人と接してくださるSETAさんだからこそ、
こんなあたたかいイラストが描けるんだろうなと感じた瞬間でもありました。

私のヨコガオのイラストをはじめ、SETAさんが描かれたイラストは、
SETAさんのInstagramからご覧いただけます。

モデルになった方のことを知ったうえで、
その人のことを想って、
丁寧に描いてくださっている、ということが伝わってきます。


SETAさんInstagram
📸
http://instagram.com/seta.gram/


私自身、この1年出会った人の中には、マスクの下のお顔を知らない人もいます。
SETAさんもおっしゃっていましたが、「マスクを外した瞬間に、その人の本当の一面を知ることができる」気がします。


マスクの下が笑顔でいてくれたら…

マスクをしなくてもいい世の中が来たときに、
みんな笑顔であればいいな…

そんな願いも込められて
「ヨコガオ展」は展開されています。

画像3

画像4

画像5

画像6


ヨコガオ展のイラストの掲出場所は、こちらからご確認いただけます。


私にとってのアートの楽しみ方


私もコロナ禍になって、家で過ごすことが多くなり、
以前に比べて、イラストや写真、音楽や漫画などに触れる機会が増えました。
例えば、Apple Musicで新規アーティスト開拓をするときは
自分好みのジャケットで曲やアルバムを選んでみたりもします。
そして、音楽はもちろん、このジャケットを描いたアーティストは誰だろう?という興味から、そのアーティストさんのInstagramを調べて、
どんなグッズがあるのかな?展示会あるのかな?お部屋にこのポスター飾ったら可愛いだろうな…と、どんどん“好きが広がっていく瞬間”が楽しかったりします。
アートは、眺めているだけでキュンとしたり、癒されたり、憧れたり、
物思いにふけったり、勝手にストーリーが走り出して妄想を膨らませたり、たくさんの楽しみ方と可能性があるはずです。

そんな楽しみが街に溢れていると思ったら、
早く渋谷の街を歩いてみたくなったのではないでしょうか?

最近、歩きスマホをしながら、とか、
つい下を向いて歩きがちではないですか?

渋谷の街では、少し見上げて歩けば、
鮮やかなヨコガオのイラストを見ることができます!

きっとあなたのマスクの下も笑顔になるはずです。


工事中の仮囲いをもキャンバスに、
企業の垣根を越えて、アートのプラットフォームという形で渋谷の街一体を盛り上げる、まるで動くの美術館のような「渋谷ストリートギャラリー」

ぜひ一緒に、楽しみましょう!!


杉山

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?