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一首一句(和歌【引用】と俳句【創作】)

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一首和歌を選んでその和歌を兼題として一句即興で詠む、という取り組みを続けております。 習慣的に続けるために一日5分ほどでやっております。 俳句歴の浅さと正確性の欠如は甘めに見てや…
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2022年7月の記事一覧

【一首一句 その百五】逢ひ見ての

蝉時雨今は悲しく聞こえけり

コアラ
2年前
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【一首一句 その百四】風そよぐ

夏の川水草にせかるる二本道

コアラ
2年前
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【一首一句 その百三】陸奥の

水無月や園先で待つ君がため

コアラ
2年前
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【一首一句 その百二】浅茅生の

星月夜恋しさ募るあさぼらけ

コアラ
2年前
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【一首一句 その百一】朝日さす

山影や雲の峰から日の差して

コアラ
2年前
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【一首一句 その百】由良のとを

みちおしへ何処へ舵を切るべしや

コアラ
2年前
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【一首一句 その九十九】わたの原

一艘のヨットの出でし船着場

【一首一句 その九十七】有明の

手を振りし友の笑顔に西日差す

コアラ
2年前
3

【一首一句 その九十八】思ひわび

青田風さても涙はあふれけり

コアラ
2年前
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【一首一句 その九十六】わが庵は

蔦伸びし夏の館に一人住む

コアラ
2年前
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【一首一句 その九十五】今はただ

ハンカチを当てたる口の惜しきかな

コアラ
2年前
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【一首一句 その九十三】よをこめて

逢坂のハンカチ拭ひ待ちぼうけ

コアラ
2年前
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【一首一句 その九十四】やすらはで

雲間よりゆくり漏れ出づる西日かな

コアラ
2年前
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【一首一句 その九十二】天つ風

夏雲に隠れてをりし乙女かな