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一首一句(和歌【引用】と俳句【創作】)

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一首和歌を選んでその和歌を兼題として一句即興で詠む、という取り組みを続けております。 習慣的に続けるために一日5分ほどでやっております。 俳句歴の浅さと正確性の欠如は甘めに見てや…
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記事一覧

【一首一句 その百五十一】一人して

窓の外深まる闇の夜長かな

コアラ
2年前
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【一首一句 その百五十】秋の月

月光の下に散りぬる一葉かな

コアラ
2年前
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【一首一句 その百四十九】人を思ふ

鱗雲運ぶ吾が憂き世の心

コアラ
2年前
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【一首一句 その百四十八】忘らるる

暮れなづむ秋空胸を揺さぶりぬ

コアラ
2年前
2

【一首一句 その百四十七】秋風の

秋風や峰よりの風いまここへ

コアラ
2年前
4

【一首一句 その百四十六】淡路島

ソプラノの小鳥の群れの淡路島

コアラ
2年前
3

【一首一句 その百四十五】あかねさす

秋袷渇いた袖の擦れる音

【一首一句 百四十四】憂かりける

颱風の去りて広がるミントの香

コアラ
2年前
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【一首一句 その百四十三】秋の夜の

小粒なる雁の涙の重さかな

コアラ
2年前
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【一首一句 その百四十二】白露も

色づけるふるふる揺れる秋の山

コアラ
2年前
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【一首一句 その百四十一】忍ぶれば

ひりひりと胸焦がしゆく秋思かな

コアラ
2年前
2

【一首一句 その百四十】つれもなき

山びこや秋の声さへ響きをり

コアラ
2年前
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【一首一句 その百三十九】たよりにも

立つ瀬なき思ひを映す秋の空

コアラ
2年前
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【一首一句 その百三十八】月影の

名月の神秘高むる夜風かな