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山下残「喫茶フィガロ」の配信サポート

2020/12/27(Sun.)

 今日は喫茶フィガロで開催された山下残の振付作品「喫茶フィガロ」で配信・音響サポートを行いました。この作品は山下さんが5月ごろから喫茶店を拠点にZoomを使ったワークショップを定期的に開催してきて、ワークショップの成果物として参加者と一緒に作った作品です。Zoom越しにお互いの動きを同期させるなどの実験を重ねて振付が作られたようです。僕もワークショップに最初から関わっていたわけでなく、喫茶店でのパフォーマンスを配信したいとの相談を受けてから作品に参加しました。

▲喫茶フィガロ

 作品に関わっていると、カメラの動かし方やダンサーとカメラの位置関係を意識させるような演出から、オンラインパフォーマンスにおいてカメラという身体の扱いの重要性を気づかされます。以前に試験的に行ったパフォーマンス配信では定点カメラを置いて、カメラの画角に収まる範囲でパフォーマンスを行いましたが、今見直すと説明的な映像だなぁと思います。一方で部屋が暗転するシーンではカメラに自分の動きが収まっていないので、鑑賞者の想像を刺激できているかもしれません。とにかく当時はあまりカメラと視聴者のことを意識せずに配信していましたが、今後はカメラの身体性(位置、画角など)を意識して構成を練れそうです。


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