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秋田市文化創造館での交流会(SPACE LABO 2021)

2022/01/23(Sun.)

 以前にも秋田市に滞在した経験があり、秋田駅周辺に宿を借りていたので秋田駅周辺の楽器屋さんと末廣ラーメンが懐かしくったので、午前中は秋田駅周辺を散策していました。秋田市内は電熱線による融雪歩道が発達しており、秋田駅周辺は特に市内中心部ということもあり大変歩きやすい環境でした。一方で少し路地に入るとなかなか除雪が進んでおらず地域による除雪の優先度がビジュアライズされている点は興味深かったです。また除雪が進んでいない路地では歩道と車道の境界線が見えず、歩行者も車も曖昧な境界線上で往来しており、雪は境界を生み出すこともあれば隠すこともあり、秋田での制作を進めるにあたって無視できないモチーフになりそうです。

▲融雪歩道

 午後からは滞在企画のコーディネーターの方が住民の方との交流会を用意してくださいました。僕から簡単なプレゼンを行い、そのあとは大判印刷した秋田市の地図を囲んで住民の皆さんから面白い道やサウンドが聴ける場所の話を伺い、マッピング作業を行いました。交流会の最後には実際に滑琴のデモンストレーションを行い、住民の方にも乗っていただきました。現地のスケーターがどこで滑っているのか、その理由など、短期滞在では知り得ない情報をいただけたので交流会を開いてくださって良かったです。

▲プレゼンの様子

 街中を探索しているとグラフィティの多さが気になりました。また除雪の際にできた雪の壁に人の手や落書きが残されているのも洞窟壁画のようで面白く、雪の壁にグラフィティのように同じイメージを書き残すことでテリトリーを主張したりサブリミナル効果が生まれないかと考えました。まっさらなものに落書きするのは人間の根源的な喜びなのかもしれません。そこで僕のキャラクター(?)の「応援団長 a.k.a ピンクのあいつ」のスタンプを段ボールで制作して、除雪によってできた雪の壁に押し付けてました。煙たがれるノイジーな存在であるグラフィティをユーモアを交えて自分らしく翻訳できたかな。明日は秋田市のルート譜を作曲して、雪の中を演走してみます!

▲街のグラフィティ
▲雪の落書き
▲スタンプを押す様子


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