見出し画像

インヴィテーション:最終日

2020/03/29(Sun.)

 本日も2ステージのハードなスケジュールです。音響担当の僕は卓で機材を触るだけなので問題ないですが、ダンサーさんたちは体力との勝負になるので大変です。先日まではあいにくの雨でしたが今日は曇りなので、劇場の外を使った演出も効果的に見えるでしょう。
 何度も同じ作品を上演していると緊張感が抜けてしまいそうですが、「偶数回の上演はミスが出てくる」という山下さんのアドバイスを受けて最後まで緊張感を維持できました。また先日までは緊張感を保つようなアドバイスが多かったですが、今日は遊ぶような感覚で台本からの逸脱をアドバイスされました。この数日に渡ってパフォーマンスする際の心構えの変わり方も山下さんの経験に基づいたものなのでしょう。

 インヴィテーションでは作品の企画段階からアイデア出しに参加させていただき、グループで作品を作り上げるまでのプロセスを学びました。特に出演者から提案されたアイデアの断片を統合してひとつの作品にまとめる段階では、映画のシーンカットを参考にして大胆にシーンを構成された点が参考になりました。
 普通なら「このシーンの次はこうなれば気持ち良い」という演出のパターンを裏切って、鑑賞者を不安定な感情に置き去りにする点が山下さんの演出の面白い点だと思います。今後の自分の制作にも参考にしていきます。

画像1

▲Theatre E9 Kyoto

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?