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細く長くの鉄道好きです。

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。

今さら隠すこともありませんが、私は小学生以来の鉄道好きです。

元々生まれ育った場所の最寄り駅が、東京23区内の秘境駅と言われる、JR東北線の尾久でしたので、尾久客車区や田端機関区が近く、都内に唯一残る都電の荒川線も近所を走っていたので、鉄ネタには実に困らない場所でした。

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物心ついたころから、何故か家の本棚には「鉄道ジャーナル」「鉄道ファン」「鉄道ピクトリアル」が並んでいて、良く読んだりしたものです。

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子どものころは、国鉄のストライキが日常でしたので、ストライキで学校が休みになると(先生たちが学校に来られないため)、尾久の客車区に潜入して、留置している客車に入り込んだりしたこともあります。

※良い子は決してマネしないでください。

客車と言えば、今のJRではほぼ絶滅していますが、私が高校生のころまでは、まだ都内に旧型客車が乗り入れていました。特に頻繁に使った最寄り駅の尾久は、私が小学生のころでも福島行とか一ノ関行とか旧型客車で走っていましたので、休みの時に一人で都心方面に行くときは、わざわざ選んで旧型客車の列車に乗るようにしていました。

旧型客車列車は、機関車が停止した後の衝撃が、次々と連結している客車に伝わるため、「よく停まるまで(乗降車は)お待ちください」とアナウンスがありました。旧型客車は扉が開けっ放しなので、走っている客車の扉の手すりにつかまって、こわごわ冒険気分で外を眺めたのも思い出します。

大学生のころが、一番鉄道にはまっていた時期でした。今は鉄道ファンも世間に認知され、大っぴらに言えますが、大学では鉄道研究会に所属し、授業が休みの期間はあちこち鉄道旅行に行っていました。一応、大学卒業までには、47都道府県のうち、当時鉄道が走っていなかった沖縄県以外は、全て足を踏み入れています。

※沖縄県には1999年に訪れ、現在は全都道府県に足を踏み入れたことになります。しかし、1999年はまだ、沖縄唯一の鉄道路線である「ゆいレール」は工事中でした。

鉄道ファンにもいろんなジャンルがあるようですが、私はあえて言えば「乗り鉄」でしょうか。とはいえ、新線開業や、路線廃止に合わせて、わざわざ乗りに行くほどの筋金入りではありません。

しばらく自分用のカメラを所有していなかったので「撮り鉄」にはならず(今は旅先で撮ったりはしますが)、NゲージやHOゲージなどの鉄道模型も集めず、そもそも走らせる環境がなかったので「模型鉄」でもありません。

きっぷは、子どものころは駅に返信用封筒を送って、使用済みきっぷを入れて返信してもらって集めたことはあります(のんびりした国鉄時代のことです)。その後も、旅行記念として硬券の入場券の購入はしていたのですが、現在は硬券きっぷがほとんど販売されておらず、海外でも壊滅状態なので、もうきっぷを集めることもなくなり、「収集鉄」とまではいかないでしょう。

※韓国やタイなどの海外の鉄道のきっぷは、私が旅行に行き始めたころは硬券が主流だったのですが、今は全てコンピューター発券になっています。

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こう言っては身も蓋もないのですが、そもそも日本国内の鉄道に乗ること自体(特に首都圏外)、かなり少なくなりました。それは、国内旅行に行かなくなったことが大きいです。

国内旅行に行かなくなった理由は、単にお金がかかるから…

海外旅行の方がお金がかかるんじゃない?と言われそうですが、私の旅行費用に占める割合が多いのが交通費と宿泊費で、日本はどちらも世界の中でもトップクラスに高額です。

特に、交通費の高さはヨーロッパをしのぐと思います。というのも、確かにヨーロッパの鉄道(特に北欧や西欧)も概して運賃は高いのですが、事前購入でかなり運賃が割引されるので、私のように旅程をきっちり決めてしまうようなタイプの旅行者には、事前予約することによって、割安にきっぷを購入することが可能なのです。これは他の交通機関、飛行機・バス・船でも同様です。

ヨーロッパでも、中欧や東欧はもともと運賃がかなり安く、日本を除くアジア諸国においては言わずもがなです。

話が戻りますが、タモリなど有名芸能人も鉄道ファンを公言しているように、最近日本でも一般に鉄道ファンが認知されるようになったのは喜ばしい限りです。しかし、新線や新駅開業などで鉄道ファンがこれでもかと駅に群がって写真を撮りまくったりしているのを見ると、「こんなんじゃないんだよなあ…」と昔からの鉄道ファンの私は、逆に恥ずかしくなってしまったりもします。

最近では、山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」の開業日に、当日日付印のきっぷを購入するために、自動券売機に長蛇の列を作る光景をテレビニュースで見て、「これはついていけないなあ…」と思ったのでした。

次回以降、私が海外旅行先で撮影した鉄道写真をご紹介していこうかと思います。ハンドメイド作品ネタでなくてすみません。


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