ケロヨン・カルテット(2024/09/11)
・ポケモンカードゲームを教えてもらった。ポケカと真摯に向き合うのは中学生以来で、当時とそこまで真剣にプレイしていたわけではないから、実質ポケカと向き合うのは初めてということになるのかもしれない。子どもの頃はパックを買って好きなポケモンが出てちょっと友達と対戦して終わり、という流れだった。つるのたけしがCMをしていたポケモンカードゲームはじめてセットを片手に、ポケモンスマッシュの最新情報を鵜呑みにしていた懐かしいあの頃。
・ルールの押さえ直しと、デッキ(現在発売しているパオジアンのもの)の趣旨などを教えてもらい、実際に何戦か試してみた。最初のうちはあたふたしたプレイングだったのが、回数を重ねていくうちに徐々にどういう立ち回りをすればいいのかが理解でき、最終的にはまあまあ強い友達に勝ち越すことができた。密かに全勝狙い。
・ポケカはかなり奥が深い。これはカードゲーム、もっと広義的にいうと戦略系のゲーム全般に言えることだが、頭の中でどの手を打つとどうなるかを何十手先までシュミレーションする必要があり、将棋のすごい人みたいなスキルが求められるのだ。ここで、将棋のすごい人が言ってたすご話を持ち出したいけど全然思い出せないので割愛。小学生のころに羽生善治にハマってた時期があって、彼の書籍を読み漁っていたのに全て忘れてしまった。
・思えば、当時は戦略とか考えたこともなかった。羽生善治の著書は読んでいたくせに、デッキ構築や先を読む力は皆無に等しかった。この頃から自分の根底にある考えなのだが、一発逆転カードとかトリッキーな勝ち方とかを好んでしまう。いわゆる奇襲である。戦国時代だったら絶対崖から攻める。
・昔、デュエル・マスターズというカードゲームで遊んでいたことがある。デュエマでは相手のシールドを割ることが勝利条件なのだが、私はそれすら正攻法すぎると疎ましく思っていて、「ケロヨン・カルテット」というバトルゾーンに4枚召喚すればゲームに勝てるマイナーカードを駆使してどうにか勝てないかと試行錯誤していた。
・今思えば、そこまでカードゲームが上手くなかった自分の実力が露見するのを嫌って、あえて奇抜な戦略を取っていたのかなとも思う。真正面からぶつかるのではなく、曲がり角で待ち伏せして不意打ちする、みたいな戦略に頼りがちだ。こうした考え方が人生にも影響してたりしてなかったりする。この頃から逆張りという態度を錬成していたのかもしれない。ただ、ひとつ言えるのはめちゃくちゃカードゲームを楽しんでいたということだ。その気持ちは昨日のポケカでも変わっていない。
・ポケカ前にその友達を王将に連れて行くという。
・元々はうどんを食べに行く予定だった。しかし行ってみると定休日。その後餃子の王将という案が出されるや否や口が餃子の王将のロゴと全く同じ形になってしまい、仕方なく向かった。不本意だ。
・王将はチャーハンが美味しい。一時期冷凍食品の王将チャーハンをあり得ないペースで食べており、そのせいで店舗のチャーハンを食べた時に一瞬家かと思った。餃子を食べることで王将であるということを再確認させられた。ラーメンも美味しかった。
・よくラーメン屋に対する評価で「ここのラーメン屋はチャーハンが美味い」と言うことがある。実際チャーハンは美味しいんだけど、この言葉ってステルスラーメン下げのエッセンスが少しだけ注入されている気がして、チャーハンが美味しいと言われたら「ラーメンも美味しいけど特筆するほどではないかな〜?」と感じる自分がいる。うちの妹の言葉に「何かを褒める時に何かを貶すな」というものがある。直接的にラーメンを貶しているわけではないんだけど、チャーハン上げをしたいあまりにラーメン下げをするのは良くないなという、自戒。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?