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ブラウジング(2024/07/17)

・七月。最近は本を読んだり文章を書いたりする時間がだんだん少なくなっていて、何をしているのかと思い返してみるけど、そこには何にもない。以前は1日に映画か本をひとつ(見/読み)終わっていたこともあった。今それができないのは体力がないからか、時間がないからか。いずれにせよ、「花束みたいな恋をした」で帰宅してからパズドラしかできなくなった麦くんを馬鹿にできない生き方になってきた。

・けど本は以前よりも大量に買ってる。特に新刊を買うことが多くなった。読めているのかは別として。思うに、ここにきて新刊を買うようになったのはTwitterをしすぎているからであり、新刊の話題書が流れてくるTLに身を置いているからその波に流されているのである。典型的な消費者の購買行動だ。本屋で新刊を買うのは良いことだし、もちろん以前のように古本屋でも読みたい本を収集しているし、個人的には好きなお金の使い方なのでいいか。

・定期的に訪れるヴィレッジヴァンガードの店舗がある。そこは本の品ぞろえがかなり自分好みで、サブカルチャーへの探求心を忘れないために寄ったら必ず一冊買うようにしている。丸尾末広の作品やpanpanyaの漫画はここで集めた記憶がある。ここのヴィレヴァンはブラウジングが本当に捗るのだ。私は読みたい本や気になった本を読書記録サイトやブックマークなどにまとめて保存しているのだが、それらに記録している本がこのヴィレヴァンには置いてある。ブラウジングしていると、不意にどこかで見たことがある表紙が目に留まり……という読書家にとってはありがたい体験ができる場所である。そのお礼という意味も含めて、訪れたら必ず本を買うようにしている。

・今回買った本。

・どうせ読むなら危険な方がいい。読書の持つ危険性を十二分に享受したいとは思っているんだが、自分の生き方が捻じ曲がるような読書体験はまだない。いわゆる人生のターニングポイント的な読書体験をまだ味わっていないということがちょっとしたコンプレックスでもある。価値観の倒錯や底の知れない感情を巻き起こすような読書体験を求めているし、それを見つけるために本を読み続けているのかもしれない。

・天下一品。こってりMAXの大盛りを頼んだ。そこまでお腹の空いていない夜だったのに、お椀の底が見えるくらいに平らげてしまった。もう普通の天下一品じゃ満足できないのかもしれない。天下一品さん、次なるこってりである「こってりGT」お待ちしています。

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