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一橋大学社会学部の合格体験記について


一橋大学社会部に合格したK .Mさん

合格大学:一橋大学 社会学部🏅

その他、合格大学:

  • 早稲田大学 商学部🌸

  • 明治大学 商学部🌸

プラトンへの入塾時期

【高2 12月】よりプラトンへ入塾。
当該生徒の高校偏差値は58程度で、部活は女子バスケットボール部。
毎日部活があり、入塾当初は勉強不足であった。
何を勉強していいかわからず、部活が休みになるテスト前だけ勉強をしていた状態。

短期記憶が強いのでなんとかテストを乗り切れていたが、勉強習慣が無く基礎力が定着していないため、模試の偏差値が低い状態。
入塾当時、保護者様よりプラトンへの一番のご要望は【娘の受験勉強をリードして欲しい】ことでした。

プラトン受講前の学力・偏差値状況:

入塾時の国公立文系偏差値:54.5

  • 国語:54.8

  • 英語:58.2

  • 数学:51.5

  • 世界史:46.3

一橋大学受験に向けたプラトン式指導方法

学習ロードマップ

入塾の段階で、生徒本人と面談をしながら、各科目の学習ロードマップを作成していきました。
今回は、一橋大学社会学部受験にあたり、特に対策が必要となる「英語」「数学」「地歴(世界史)」の学習ロードマップの一部をお見せします。ちなみに、K.Mさんは、数学で本当に苦労した子です...。

が、最後まで諦めないで数学と向き合って、見事合格を勝ち取ることができました!本当に素晴らしい子なんです!

★英語

①「英単語」
毎日100単語暗記するように指示しました。隙間時間で暗記を進めてもらい、学習面談の際にまとめて暗記チェックを行いました。

K.Mさんに向けては、高2の間に日常的に暗記する癖を付けてもらい、平日は「登下校中の電車の時間・授業の間の休み時間・寝る前」、休日は「午前中に30単語、16時までに40単語、寝るまでに30単語」覚える習慣が身に付いたそうです。

また、音声も必ず聞いてもらい、英語の音を日常的に聞く習慣を作りました。

②「英文法」
入塾当初は、中学文法の総復習から行いました。問題集「中学英文法をもう一度一つ一つわかりやすく」はとても効果的でした。まずは、中学文法を体系的に学び、受動態・現在完了・関係代名詞など、各文法の意味や使い方を抑えていきました。

その後は高校文法も含めて演習を進めましたが、基本的なスタイルとして、意味や使い方が理解できたあとは「とにかく繰り返し演習をする」ことを徹底させました。このやり方は、K.Mさんだけでなく、全ての生徒にとって重要なことです。英文法の最終の問題集として「Vintage」や「スクランブル」は、繰り返し演習しやすいので、おすすめ教材だと思います。

③「英文解釈」
英文一文ごとに、適切に翻訳するために必要なフェーズです。SVOC振りを中心に、関係代名詞や仮定法、時制の整理など、長文読解の際にすぐに気付けるように、このフェーズで丁寧に英文解釈しました。

K.Mさんは、元々長文読解が得意だった一方、なんとなくの感覚で読解していたため、英文解釈で論理的に英文を読めるように指導しました。

④「長文読解」
長文読解は、長文読解の問題集を使用しながら、各問題を制限時間内にSVOC振りしながら問題を解く練習をすることと音声データを利用してシャドーイングの練習をしていきました。なんとなく長文を読んでいくのではなく、必ずSVOC振りしていくように指示しました。

なんとなく長文を読んでるだけだと、長文読解力が全く身に付かないからです。また、K.Mさんはリスニングが苦手な子でしたが、こちらの問題集でシャドーイングの練習をするだけで、共通テスト英語リスニングで9割を超えました。本当に本当に効果がありますので、受験生全員にやって欲しいと思っています。

⑤「共通テスト演習」
リーディングの共通テストは時間との戦いであるため、各大問をどのくらいの速さで問題文のどこに着目して解答していくかなど、テクニカルな部分を、「1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リーディング」で身につけ、あとは過去問演習や模試演習を行いました。

入塾して早い段階から速読力を意識して指導していたため、K.Mさんは夏休み明けにはリーディング8割を安定して取れるようになり、本番では1問ミスの97点でした。また、リスニングの方は96点でした。

前段の勉強でとにかく基礎力を意識して学習を進めさせていたので、共通テスト演習ではあまり困ることはありませんでした。

⑥「2次試験演習」
多くの受験生が、長文読解問題やリスニングについてはあまり苦労しませんが、英作文の問題でつまづきやすいので、この段階で気をつけて対策をしました。一橋の場合は、写真・絵を見てそれについて記載する問題やテーマが問われてそれに対して解答する問題ですが、日常的に英作文の練習をしていないと結構きついです。

が、K.Mさんは、英検のライティングや学校の授業にて英作文する機会がたくさんあったため、プラトンでは「一橋大の英語20カ年」だけ使用して、対策をしました。また、本番では、映画についてのテーマだったそうですが、K.Mさんは普段から映画が大好きだったからか、すごく簡単に答えられたとのことでした!笑

★数学

K.Mさんは、本当に数学を頑張りました。数学が嫌いで、入塾当時は学校の定期テストでもなかなか点数が伸びず、という状態でした。そのため、どう一橋の数学に対応できるまで数学力を育てていこうか、非常に悩みました。

数学力を上げるためにまず必要なことは、やはり「基礎力」。入塾してから、早速、入門問題精講を使用して、基礎力を育てていきました。毎日課題の中で、入門問題精講から4問切り取って確認テストを行い、時間制限の中で数学を解く練習も行いました。ここは、確認テストでもほぼミスが無く、進めることができていました。

そして、その後に青チャートに入るという流れで...K.Mさんの山場はここでした。私は、入門問題精講を終えた後、青チャートに入るという、K.Mさんに負荷をかけるためにこのルートで進めましたが...その時のK.Mさんには青チャートは難しすぎて。

しかし私としてはこのペースで進まないと間に合わないと思い進めさせましたが、6月・7月くらいには、K.Mさんから「数学の問題を見たくない。気持ち悪くなる。」となるまでの大クレームをもらってしまいました。

この頃は、オンライン指導中も気まずい雰囲気が流れて私も辛かったですが、K.Mさんは負けず嫌いでしっかり者なので、きちんと予定通りに青チャート数学1A2BCまで終わらせてきました。本当に素晴らしかったですし、この時に「この子は合格するな。」と確信しました。

その後は、文系数学の良問プラチカや上級問題精講など、最難関の問題集を指示しましたが、青チャートで数学のそれぞれの単元の基礎力がしっかり身に付いていたので、あまりストレスは感じずに進められたそうです。

ちなみに...一橋大学もそうですし、東大や京大もそうですが、文系と言いながら数学が非常に難しいです。

「もう理系といっても良いでしょ?」と思うくらいの難易度です。さらに嫌なことに、ここでは合否の分かれ目が数学の点数になることが多いということです。文系の生徒は、国語や英語、地歴が得意で、数学が苦手という生徒が多いので、数学の点数が重要になるということです。

ただし、数学も正しい手順で勉強すれば、K.Mさんのようにしっかりできるようになるので、ぜひ根気強く挑戦してほしいです。

共通テスト本番では8割を超えて、一橋の数学でも5割程度取れたので、無事に及第点に届いたという形でした。
言っておきますが、高212月の段階では、偏差値58程度の高校の定期テストで数学30点台だった生徒ですよ??
改めて、勉強量・演習量は正義だなと感じた瞬間でした。

★世界史

一橋の世界史は、東大よりも対策しづらいと言われています。難しすぎて、一橋の受験者間で世界史の点数があまり差が開かないので、みんなが落とさない問題でしっかり点数が取れるように、なんとか目安5-6割を取れるように、対策を進めました。

共通テストについては、教科書を隅々まで理解→暗記することにより、満点も狙っていけるので、シンプルに対策ができます。とにかく暗記することをサボらなければ、共通テスト満点も難しくはありません。
K.Mさんは共通テスト本番では満点を取ることができました。(高2冬の模試では偏差値46.3だったんですよ?!)素晴らしい!!

K.Mさんへ毎日課題としてレベル別問題集を課しましたが、なかなか効果的でした。暗記したつもりでも、意外と抜けていたところなどを発見できたりするので、合っていた問題も必ず解説を確認するように指示しました。レベル別問題集のおかげで、基礎からきっちり力をつけていけたと思います。

K.Mさんは、小学生の頃から世界史が好きで、小学生の時に高校世界史の漫画を読んでいたそうで、、、これが本当にアドバンテージになりました(笑)。入塾当初、暗記できていないところが多かったですが、過去の記憶を思い出してしまえばすぐに定着できていたので、ここで昔の漫画を読んでいたことが大きかったと思います。

大丈夫です。そもそも漫画を読んでいない人でも、早めから世界史の対策を始めれば、誰でも点数が取れるようになるので、安心してください。

一橋の世界史の話をしますと、先ほどもお話した通り本当に難問ですが、受験問題のそれぞれの大問ごとに毎年の出題傾向や難易度の傾向もあるので、きちんと対策をしていれば及第点は取れます。
K.Mさんも受験当日そうでしたが、毎年一番難易度が低いと言われている大問3は満点を狙うようにして、そのあとは大問1に着手する。激ムズの大問2は後回し、という流れで解答を進めました。

まとめますと、共通テスト対策としては、とにかく教科書の内容を暗記して問題集でアウトプットする、という流れを繰り返してください。これは暗記しなくて良いやと思わず、教科書の隅々まで、問題集の隅々まで理解するようにしてください。その後は模試の過去問や共通テストの過去問で自分の力を確認して、ここでも間違えてしまった問題については隅々まで確認しましょう。

一橋大学の対策としては、まず世界史論述練習帳newという参考書を利用して、論述の仕方を学びましょう。この参考書を使って、一橋大学に合格した受験生が多いので、とてもおすすめです。

その後は、一橋の世界史20ヵ年を進めて出題傾向を理解したり問題に慣れていきましょう。特に、政治史なのか経済史なのか社会史なのか宗教史なのか、、、一橋大学がどの角度で出題してくるのかを掴まなければいけません。ここは非常に細かく難しい話になるので、佐野先生と一緒に確認していきます。

毎日朝と夜の課題、学習指示

当塾プラトンでは、毎朝7時と毎夜20時くらいから、プラトン生全員に課題を送ります。受験勉強で一番必要なことは勉強量を増やすことです。勉強量を増やし演習時間を増やさない限りは、学力が上がることはありません。そのため、プラトン生には毎日課題をこなしてもらい、どんどん学力を上げる取り組みをしています。K.Mさんへも毎日課題を出す中で、特に効果的だったのは数学ですね。先ほどもお話した通り、K.Mさんは数学が嫌いで苦手意識が尋常ではなかったので、基礎問題から毎日取り組んでもらいました。

数学の他にも、受験科目については全て課題を出して、強制的に演習量を増やすようにしています。また、間違えてしまった問題については、講師より解答・解説を送り、確認してもらいます。その解説を見ても理解できなかった時は、次のオンライン授業の時に確認する、という流れで学力をつけていきました。

プラトンが受験生、親御様へできること

◎受験生へできること


プラトン塾長の私自身が、受験生の第1志望校合格に強くこだわっています。2023年度も受験生5人中5人全員が第1志望校に合格しています。プラトンにご入塾された受験生は、第1志望校合格に向けてまっすぐ走り続けることができます。つまり、合格に向けてやるべきことが明確になり、「1ヶ月後までに何をやれば良いか?」「1週間後までに何を終わらせれば良いか?」「今日何を勉強すれば良いか?」こちらを、私の方で全て明確にし、指示いたしますので、受験生はとても勉強しやすい環境になるでしょう。

これまでのプラトン卒業生からは、よく「プラトンに入ると、対面の塾の必要性が分からなくなる」「課題をもらえるから、1日が有意義に過ごせる」など言われますが、プラトンでは学力向上に向けて淡々と勉強を進められるため、現状がどんな偏差値状況であっても、合格することができるのです。

また、上記に記載しました、一橋大学に合格されたK.Mさんが、受験期間中によく話していた印象的なセリフが

「なんで1日って24時間しか無いの?!」
「歯を磨いている時間すらもったいない!」
「学校行くのがめんどくさい、時間がもったいない...」

流石に、ちゃんと歯は磨くように伝えましたが...(笑) この生徒は、上にも書きましたが、もともとは「何を勉強していいかわからず、部活が休みになるテスト前だけ勉強をしていた状態。

短期記憶が強いのでなんとかテストを乗り切れていたが、勉強習慣が無く基礎力が定着していないため」という生徒だったんです。
もともと勉強習慣がなかったK.Mさんでも、ここまで変わることができるんです。

「自信」「モチベーション」「勉強する意味」などなど、生徒によって指導方法は変えておりますが、とにかく「受験勉強に向けて一生懸命頑張れる」環境を、プラトンからご提供できることをお約束いたします。

◎親御様へできること


親御様の受験に対するご心配が一気に無くなります。なぜなら、プラトンにご入塾後は、お子様の勉強習慣・勉強姿勢・勉強へのやる気が変わっていくからです。

「家にいても全然勉強していない。」
「スマホを見ている時間が長い。」
「息子と勉強の話になると喧嘩になってしまう。」

などの勉強習慣や勉強姿勢のお悩みをはじめ、

「娘がどう勉強を進めていいか分かっていない。」
「娘が計画的に勉強できていない。」
などのテクニカルな部分のお悩みも、払拭されていきます。

私としては、お子様の「志望する大学に合格できる」ように指導させていただくことはもちろんのこと、お子様の「人間としての成長」もお手伝いしたいと考えております。

「どうすれば自分の勉強のやる気が出るのか?」
「どうすれば自分の成績を上げることができるのか?」
「自分で見通しを立てて勉強を進めるためにはどうしたらいいのか?」

など、長期的には、主体性を持った人間に成長できるように、こちらもお手伝いしたいと考えております。

特に、一橋大学社会学部に合格したK.Mさんは、主体的に行動できているところが非常に印象的でした。

×「数学は、次はどの問題をやればいいですか?」
◯「数学で、前回の課題からこの問題が苦手だと分かったのですが、これを解消するためにはそこの単元やれば解消できますか?」

×「英単語が暗記できません。どうすれば暗記できるようになりますか?」
◯「自分の生活ルーティン的に、平日は登下校中の電車の時間・授業の間の休み時間・寝る前、休日は午前中に30単語、16時までに40単語、寝るまでに30単語覚えることが一番暗記できることがわかりました!」

×「世界史が、時代の流れも用語も全然暗記できません...。どうしたらいいのでしょうか?」
◯「世界史は、教科書見ているだけだと全然暗記できないので、ノートに自分の世界史ノートを作ってみました!中国史はこんな感じにまとめたのですが、合ってますかね?」

このように、自ら学ぶ姿勢、学力だけでなく人間力も上がっている、このような生徒が難関大学に合格できるのだと、私も改めて実感しております。

もちろん、最初から主体的にできなければいけない、とそんなことはありませんが、ぜひちょっとずつでも進化してもらいたいと考えております。

極端な例になってしまったかもしれませんが、「お子様の何かを変えたい。」と思っていらっしゃる親御様は、ぜひプラトンの門を潜ってみてください。

生徒からひとこと:

1年間半ありがとうございました。

後輩の受験生に一番伝えたいことは「受験勉強は始める時期が早ければ早いほど良い」ということです。
私が本格的に受験勉強を始めたのが高2の冬だったので、その後が本当に大変でした。特に、高3の4、5月くらいには、模試偏差値が50台と非常に焦りを感じていた中でも、なぜか勉強に集中できないという時期となり、苦しい時期でした。

しかし、6月後半から、塾の確認テストでの正答率が上がっていき、それが嬉しくて勉強への集中力も上がっていきました。
その後はもう受験が迫ってくる焦りの方が強くなり、、、(笑)
佐野先生からの課題を黙々とこなすことで、ゴールまで辿り着くことが出来たと思います。

早めに始められていれば、もう少し余裕ができ、焦りも減ったのではないかと思っています。

また、オンライン塾ですが、思った以上に楽しく受講できました。
実際に通う塾の場合、「塾に行くだけで勉強した気になってしまう。」ことだったり「移動時間がもったいない。(塾に行くための準備時間ももったいない。)」「受験に関することや勉強の質問が、したい時にすぐにできない。」ところが個人的なデメリットでしたが、オンライン塾プラトンではデメリットが解消されましたし、本当にマンツーマンでじっくり指導していただけるので、しっかり学力がついていく実感がありました。

本当にありがとうございました。

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