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看護婦長だった頃の思い出

看護婦長として働いていた頃、
面談希望で、
よく騙されていた私を思い出します。

きっと余裕を持って仕事ができず、
話も充分聞けていなかったと思います。

言ってきたことを、
真面目にとらえていた、
世間知らずだったのです。

今は、
管理業務が多いと思うのですが、
当時は管理より実践でした。
だから、
私は管理者であり、
リーダー業務もしていました。

今考えると、
到底無理なことをしていたと思います。

大袈裟に言えば、
社長が営業に回っているようなものです(笑)

今度結婚します。
相手は事務の仕事をしています。
なので退職します。

言いにくかったらしいのですが、
同じ病院に勤務する事務員だったらしく、
同じ職場だと扱いが変わってくるので、
そこまで言ってくれればと思いました。

仕事を退職したいので結婚します。
実際は退職したいがための、
理由付けだったようです。

これも結婚だったら、
退職は仕方がないと、
言われると思ったのでしょう。

患者様との恋愛もあったようです。
結婚して、
えっ、あの人だったの?
ということも何度かありました。

まだ看護婦の時代も入っているので、
男性看護師はいず、
勤務調整が今よりも大変でした。

女性は、
結婚、
出産、
育児、
子供が大きくなっても色んな事があります。
そして介護。
仕事だけしていればいいわけではないのです。

独身女性は、
遊びたいさかりなので、
結婚している女性との軋轢があります。

勤務を急に変わったりお願いする、
対象になりやすいです。

その時は、
看護助手も3交代してくれており、
看護婦長の直属だったので、
さらに看護婦との調整が、
大変でした。

女性の職場、
そしてライフワークが変わるこの時期です。

個人の考えが、
将来を左右します。

これらを束ねて、
病棟運営していくことは、
本当に大変でした。

30才の私に、
よくついてきてくれたと思います。

だまされるというよりは、
駆け引きだったと思います。

騙すよりは、
騙される方がいいと思っています。

未熟だった私、
今だったらどう答えているのか?

その頃、
精一杯やったから、
後悔はないです。

最後まで読んでくれて、
ありがとうございます。



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