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テキスト20~感染対策~

先月おわりから送別会やお花見やら私自身の中で一気に🌸春がやってきたかんじがしております。
自身の環境が変わらなくても周りで変化が起きていることも多くてそれにも臨機応変に対応できる柔軟性のある自分でいたいなと思ってます。


コロナ禍で従来の感染症マニュアルでは対応できない事態が発生し、感染症発生時においても事業が継続できるよう、BCPの作成が明言されている。
そもそも感染とは、細菌やウイルスなどの病原体となる微生物が体内に侵入した後、体内で定着し増殖することである。増えた病原体によって発熱したり症状が出ることを一般に感染症という。

https://www.gme.co.jp/column/column65_Infection-route.html
https://www.gme.co.jp/column/column65_Infection-route.html

対策
①空気感染
空気感染は飛沫核が微粒子であることからN95マスクを着用しないと予防できない。空調管理が必要になるため、結核などの感染症の場合専門病院へ入院が必要となる。下痢や嘔吐などの症状があり、ノロウイルス等の感染症が疑われる場合、全身状態が安定している場合、医療機関の二次感染予防のために受診を断られる可能性がある。
在宅では粉塵による二次感染予防のために、利用者や家族に対して便や吐物の適切な処理方法等の指導を行うことも必要である。

②飛沫感染
新型コロナの飛沫にに対するマスク効果を検証した研究によると、排出する側とウイルスを浴びる側の両者がマスクを着用することで、ウイルス量を70%減らすことができるとされている。流行期のようにマスク着用を強く推奨されている時期は問題になりにくいが、利用者の考え方や経済、社会的な背景を考慮し、事業所側が用意する等の配慮も想定しておく必要がある。利用者ごとに実施可能な対策を検討の必要がある

③接触感染
目視できない病原体をさけることや利用者宅の触れる場所をあらかじめ消毒するなどは不可能なため、在宅でできる接触感染の対策としては手洗いと嗽が最も重要である。外部から病原体を持ち込まないために訪問前後の手洗いが重要であることを初回訪問から説明し、利用者や家族の理解を得ることが重要である。手洗い場利用の承諾が得られない場合は、速乾性擦式消毒液を持参するなど代替案を検討する

BCPの内容例
1、利用者やスタッフに感染者が発生した際の報告場所や連絡手段、管理者が感染した場合の役割交代といった役割決定基準

2、感染経路や疾患別の利用者宅への訪問可否の決定基準。訪問決定した場合の訪問順の変更や中止した場合などの主治医や関係機関への報告手段

3、インフルエンザやノロウイルス等の感染が疑われるスタッフの出勤の基準。スタッフ不足時のマンパワー確保方法や確保が困難な場合の業務の優先順位
各々の事業所に必要な内容を整理し感染発生時においても業務が継続できる方策を記載する必要がある。

感染症が発生した場合BCPに則って行動する。事業所は訪問順の変更や中止、利用者にマスク着用を依頼する場合があること、感染防御をしたうえでスタッフが訪問することなど事業所が行う対策について事前に説明する必要がある。そのため契約の時点で利用者や家族、関係者への説明を忘れないことが信頼を守るリスク管理になる。

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