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オリンピックをめぐるあれこれ

■国内感染936人=1000人未満は3月22日以来―新型コロナ
(時事通信社 - 06月14日 17:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6554441


オリンピックは強行される。そう指摘した。↓

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1979502593&owner_id=988396

その象徴的な出来事が、スガ政権に雇われた、御用学者の尾見先生が政権自体に攻撃されていること。オリンピック開催に疑義を呈したら、直ちに。

尾見氏は真の科学者であるか。御用学者である時点ですこぶる疑わしいが、それでも「政治が科学に優先している」。そう思わざるを得ない。

ー ティモシー・スナイダー『ブラックアース ー ホロコーストの歴史と警告』(慶應義塾大学出版会)
◆じゅんちゃんの哲学入門チャンネルより

https://youtu.be/czUMHOklDn8

たかだか15分弱ですから見てください。


見た?

「コロナがなければオリンピックやっていいんじゃね?」論の浅はかさは、こういうところにある。オリンピック開催問題を通じて明らかに見えるものを敢えて見ないのか、見る能力がないのか。

賛成論者のみならず、反対論者だっていかがわしいじゃん。それは先日述べた
「だってあんたたち、いざ始まったら喜んで見るんでしょ?」
のみならず、もっと大きな問題に目を塞いでいるからだ。

ことはコロナ禍・いちオリンピック開催問題に留まらない。この国もあの国も、知性が崩壊しているのではないか。

ティモシー・スナイダーを読めと言ってるのじゃありません。俺だって読んでねえし。
当初、我が国の人民は、東京五輪なんかに関心がなかった。それが「お・も・て・な・し」と「アンダーコントロール」、そして自称皇族竹田某の親父殿がIOCを買収し、また当時のスガ官房長官が競馬の「サトノ」で有名な、セガサミーの里見会長に頼んで2億円出させ、アフリカのキーマンを買収(※)して招致決定したあたりから「オリンピックすげぇ!」「めっちゃ楽しみ」に。
※くだんの〝アフリカのキーマン〝はリオ五輪でも招致に動いた、超いかがわしい奴。ブラジルではそんなこともあり、反対運動が熾烈を極めたのは記憶に新しい。
※スガと里見氏云々はマスメディア以外のいろんなメディアが報じたもの。真偽ともかく、少なくとも「恐らくそんなことでしょう」と。

政治の、科学に対する優先は国家を崩壊させる。1年半ほど前に検査スンナ派が跋扈したが、問題解決するためにはまず当該の事象を正確に捕まえなければならない。これは一般の仕事も同じで、トラブルあったとき、相手は一体何を言っておるのか。当該の事象は何か、それは如何なるものか。相手が主張していることは本当か・・・をきちんと調べなければ、原因究明もちろん謝罪もできない。
かつて、ここに「拉致問題を解決するためにも憲法改正すべき!」なんて馬鹿が突貫してきたが、他方、仕事の手順は次のとおりである。

1、拉致被害者は北朝鮮の、いったいどこにいるのか。
2、それをどうやって調べるのか。
3、被害者は何人、いかなる環境においてか(一般社宅か牢獄か。北側の官憲や軍の状況)
4、奪還すべき我が軍の陣容は、3に適したものか。
5、でなければ米軍の支援を頼まざるを得ないが、それは可能か(単に軍そのものじゃなく、中国ロシヤ、韓国との政治関係を踏まえて)

よしんば改憲し自衛隊が「国軍化」してもなお、これだけの手順が最低限必要。そして拉致被害者のいどころがもし(米軍の協力で)わかったとして、我が方が奪還作戦に出るや否や、彼らは直ちに殺されるだろう。

事実、世界最強()さえアルジェリアでは人質奪還できなかった。あそこの工場、居場所明らかなのに。


つまり、当該の馬鹿は拉致問題にかこつけて、ただ戦争したいだけ。己がマッチョを国家に託し、ドヤ顔したいだけ。
その対価は拉致被害者もちろん、北朝鮮と我が国の、(彼女自身を含む)一般人民がめちゃくちゃ死ぬという。

彼女はおそらくマトモな仕事をしたことない人で、それはくだんの主張に明らか。ことは同じく、検査はくだんの手順の第一である。従って検査スンナ派は反知性どころか社会生活を営んだことがない。そう断じて差し支えない。

科学は近代啓蒙主義の発展と軌を一にしてきた。リンゴはなぜ木から落ちるのか、サンスターで歯を磨くと、なぜ歯ぐきから血が出ないのか。
そこんとこに疑問を抱き、問題解決してきた意義は大きい。だからこそ我々人類の死亡率 ー 相変わらず実は100%なんだが ー は天命下るまで、だいぶ減ってきたのだ。

今や反知性と化した政治。近代ではナチスがその嚆矢で、オリンピック開催問題を通じていっそうこれが、明らかに。
返す刀で再び「コロナがなければオリンピックやっていいんじゃね?」派を切るが、科学よりも政治が優先したらファシズムに向かう。ことはコロナ禍・いちオリンピックじゃなく、この度の東京五輪開催問題を通じてファシズム傾斜が顕になった点にこそ、真の問題があるのだ。

そして俺はもちろん

「コロナがあろうがなかろうが、オリンピックには絶対反対。なんなら強欲利益集団IOC(およびその取り巻き)の解体・再生なければ、あらゆるオリンピックを中止すべき」

派です。
ええ、反対するからにはオリンピック、絶対見ません。だってそれが当然だろうが。

この本(↓)はコロナウイルスの影も形もなかった2016年ごろに出た一冊。稀代の碩学たちが告発調ではなく、ただただ冷静に論を展開した名著です。

『反東京オリンピック宣言』 | 航思社

www.koshisha.co.jp

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今朝の音楽はティモシー繋がりで、So Much in Love

https://youtu.be/51Fb2o5Houg

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