交流戦も半ばを過ぎて（後編）

「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」
ー　トルストイ『アンナ・カレーニナ』

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けはなし」
ー　野村克也じゃなくて、実は松浦清山『甲子夜話』。←甲子園の夜話というね（嘘）

今朝方これ（↓）を書いてから

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いろんなことがありました。

まず我が方は日本一ホークスとの初戦を勝利。北條、大山、佐藤輝明らが活躍したが、なんといっても青柳の怪投。
再三のピンチを乗り越えたのは速い真っ直ぐ・ツーシームと、緩いスライダーやシンカーとのコンビネーション。ほとんど全部低めに決まるというね。こういうピッチャーはパリーグに稀で、ただでさえ調子の悪いホークス打線、見事術中にはまった形。
イケメン栗原に一発打たれたが8回を投げきり5点リードで最後は・・・スアレスじゃないよな。5点差なんだから。
予想どおり岩崎は登録抹消。うむ、この対応は良い。そこで何と驚いたことに、代わって上げた藤浪を投入。
先述のとおりこれはデインジャラス。ファンがうるさいのか、いかにも即身成仏、もとい即物的な昇格で、そうじゃないんだよなあ。
今日は5点もリードしてたから、こういう場面じゃありかも知らん。だが僅差あるいは同点ならきっとやられまっせ。
それよりも・・・とは今朝方書いたところ。

うちの話はこれくらいにして、前編の続き。

ヤクルトスワローズはもう、めちゃくちゃ打ちまくってますねー。今日だって高橋光成をくったくたにいわせ、10点取って粉砕。
先日うちが打っておいたからね。ありがとうって言え（笑）

ヤクルトさんはかなりの傾斜で打のチーム。村上を中心に、青木と山田哲人（今日は打ったが好調期間が短いぞ）、オスナサンタナの新外国人ペアに、なんと言っても塩見くん。
彼は素晴らしい。高山と交換せん？
投げても投げてもなかなか勝てない田口は気の毒だが、投手陣も頑張っている。奥川君はプチ・マー君状態だし梅野雄吾に寺島、今野はここんとこ打たれ気味も良い投手だし、マクガフは割と安定。ぴりりと辛い石山も。

そして世界最高齢の石川マッシー、大卒で20年連続勝利おめでとう[m:493]
オレ、石川投手好きなんよ。球は遅いが気は強い。いかにも「東京！」って感じがするものね。
200勝まであと26。タイプこそいくぶん違えど元オリックスの星の王子様（星野伸之氏）は200勝に届かず通算176勝。彼のためにも、ぜひ名球会入りしてください。

DeNAはなんと驚いたことにホークスに2勝1分。ソトとオースチンが打ち始めてすっかり安定してきましたね。
牧はいっとき調子を落としていたが、山田哲人よりずっと不調の期間が短い。ここにきて再び好調で、ガツンガツン打ってましたやん。彼は頭が動かんけん軸がブレない。新人王候補としては佐藤輝明や栗林とともにかなり有望。
「わっはっは」の宮崎はポイントで働くし、佐野は3割1分8厘で現在3位。そして桑原、ああ桑原。
昨日のセンター守備は感動しました。ダイビングキャッチで吠えてましたね。これぞチームの士気を高める、This is 攻める守備。

濱口はヤクルトの田口同様投げても投げてもなかなか勝てないが、諦めてはならない。なぜというに、君は大仁田敦だから。
ピープルズほか先発陣はもひとつながら、エース今永だってじきに調子上がるでしょう。ところで東はどこ行った。
ここは後ろが結構良か。康晃の8回作戦は成功したし、砂田に三嶋、熱投相次ぐエスコバー。彼らは防御率が2点台以下。
だから言ってるじゃん、野球はピッチャーだって。
開幕戦からずっと低迷していたが、向後上がってくるでしょう、

交流戦で証明され、あるいはされつつあること。それは

「セリーグとパリーグにそうそう差はない。あるとするならそれは単に〝讀賣VSホークス問題〝なので、リーグ全体に網をかけて論じるのはいかにも乱暴である」

といふこと。
何がDH制だよ低脳。原さんがアレを言い出したのは原氏個人の意見もあろうが、もしかして讀賣全体の意思じゃね？　ルール統一とは言い条、その本音は1リーグ化したいという。
穿ち過ぎかもしれないが、ないこともない。だってナベツネ時代に前科があるもんね。

勝ちに不思議の勝ちはあり、負けに不思議の負けはない。
でもあるんだよなあ、実は。それは投手力。

競馬だって絶対はあるし。グランアレグリアが明後日絶対かどうかは分からんけど。
安田記念の予想は明日にして、ここでは今夜のおやすみソング。
◆全国学校合唱コンクールより、グリーングリーン。

https://youtu.be/uT945I18Zaw

ヨルタモリ。