構造と力(笑)

■「GoToトラベル、一度止めた方がいい」 都医師会長
(朝日新聞デジタル - 11月20日 18:26)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6314075


『つづめる人々』
 新宿を「ジュク」、六本木を「ポンギ」などと発すれば、それは内藤陳の読みすぎであり、ダサいことこの上ない。直ちに私ども仲間からハミコにされたものだが、ダリル・…

ameblo.jp

https://ameblo.jp/darshaan/entry-12618683688.html


今日はめでたい〝日シリ〝。要は日本シリーズ。
「w 」を使う連中同様に、日本シリーズを「日シリ」などと言うのは

「自分は馬鹿です」

言っておるのと同断である。直ちに頭が悪い。
リブログしたのに書いたけど、何でもかんでも省略すればいいってもんじゃない。
詳しくは上記リブログ記事をご覧下さい。

日本シリーズを略して言うなら「選手権」。元々日本選手権なので。

さて、政府の人(政府の人・笑)は「この三連単、あんまし外に出ないでね」言うておる。
言われるまでもなく、ええ、引きこもりますよ。だが、政府や自治体が言うことはそれだけか?
スガは言う。「4人以内で云々」。4人以内って(失笑)

これが首相の言うことか。おまえ子どもかよ♪
もし俺が首相なら、厚生省や通産省、労働省にコロナウイルス及び現況を徹底的に分析させ(コロナについてはもはや1年近く経っているわけだが)、検査や医療機関の充足あるいは不足状態をよーく見て、そこに人・モノ・金を徹底的にブチ込むな。
経済を、もちろん横目で見つつ。それは、コロナを抑え込む事こそ最大の経済対策でもあるから。
GoToなんとかというよりも。

「w」を使い、あるいは「日シリ」という。そんな馬鹿と日本の首相は、いわば同類である。
知性以前に、常識がないから。

さて、ここのところジェフリー・アーチャーを読んでいます。彼は日本に、これで有名。
◆ケインとアベル

『ケインとアベル』【第一部】「運命の二人」(日本語吹替版)
~権力と復讐にかけた男の情熱~ テレビドラマ史の金字塔、待望の日本語吹替版 原作:ジェフリー・アーチャー、制作:エンバシー・テレビジョン(1985年) ケイン役:サム・ニール(山本 圭)、アベル役:ピーター・ストラウス(平 幹ニ郎) タイトルは、旧約聖書『創世記』に登場する兄弟相克の物語「カインとアベル」に因む

youtu.be

https://youtu.be/6CMSaPLV6Qo


旧約聖書に「カインとアベル」の物語はあるけど、これは別物。

1906年、同月同日に2人の男児が生まれる。
ケインはボストンの大銀行、役員の息子として。父リチャードは創立者の孫でいずれ銀行を継ぐ予定。赤子ケインもまた。

アベルはポーランドのド田舎で、名も知らぬ母が森に産み捨てる。母は直ちに死ぬる。
たまたま狩をしていた少年が、彼を拾う。そして少年の家 ー 貧しい猟師に引き取られる。
子沢山で食うや食わずの猟師はアベルを重荷とするが、母が彼を可愛いがる。「この子は神様の贈り物だ」ち言うて。
村の学校で頭角を表したアベルは、領主たる男爵に、息子の学友として引き取られる。姉と共に。

そうこうしているうちに、ケインの父がタイタニック号で遭難。ヨーロッパでは第一次大戦が起き、アベルも遭難。
この2人が米国で邂逅。互いに敵となる。

つまり本作は20世紀前半の歴史と並行した、大河ドラマ。

原作者ジェフリー・アーチャーは英国人。クソ保守党の議員であったが、投資に失敗し借金地獄。もちろん議員も辞任した。
そこで一発逆転を懸けて書いたのが、「百万ドルをとりかえせ」(処女作)。

これは氏の実話でもある。
いかがわしいポーランド移民の金持ち(米国人)が、北海油田開発の幽霊会社をロンドンに設ける。野心溢るるハーバード卒の新人君がそこに入社。オックスフォードの数学教授、医師、画商、若き貴族が巻き込まれ、株で大損。

さて、彼らは泣き寝入りするのか。果たしてリベンジするのか。
その顛末が、すこぶる面白い。

原題は〝No penny More, No penny Less〝。つまり「1ペニーも多くなく、1ペニーも少なくなく」。経費は別途。
数字教授、医者、画商、貴族。各々が自分の得意を活かしてアレするのが興味深い。

物語の構造としては、

・まずいかがわしいポーランド移民の来歴と現状
・次いで新人君の野心とあり様
・新人君がどのように教授以下を勧誘したか。
・すなわち1が他になり、群像劇となる。多声的に。

そんなお話。

これは例えば、黒澤明「七人の侍」にも似ている。構造的には。

https://youtu.be/HMtrxqxf3KA

まず百姓がある。彼らは野武士の襲来に困っておる。
百姓は町で、防衛戦争担わせるべく侍を雇う。←話のとっかかりでは土屋嘉男がポーランド移民に当たる

数学教授に相当するのは志村喬。侍のリーダーで、その来歴も明らかにされる。
副将は医者。加東大介が、これに当たる。
ジョーカーは貴族。むろん、三船敏郎の菊千代。

結局百姓がアンチだったあたりも、ポーランド移民の金持ちと侍の関係に酷似。

以上牽強付会だが、ことほど左様に映画や文学は、その構造が面白い。

スガや小池ゆ、吉村あたりには全く完全に、こんなこと理解できないだろうが。
つづめる人々もね。

関の弥太っぺ。すかしっぺ。

https://youtu.be/838R871uCBQ

by 錦之助兄ぃ。しかし股旅こそ最強である。

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