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Island flap における Direct Flow Flap と Reverse Flow Flapの比較

Randomized prospective study comparing reverse and direct flow island flaps in digital pulp reconstruction of the fingers.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21532450

指尖部の再建における Direct and Reverse flow island flaps の比較論文です

2年以上の手外科修練医により少なくとも1年のフォローアップを経て,2‐point discrimination と PIP・DIP関節の可動域で評価されています.

指尖部欠損における治療の目的を確認します.
①指の長さを保つ
②指尖部の感覚を残す
③対立運動を行えるようにする
④疼痛を軽減する


Direct flow island flap(DIF)

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Reverse flow island flap(RIF)

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RIF は背側皮神経と dominant side の指神経を縫合する群 (end-to-end microsurgical suturing ) と縫合しない群に分類しています.

結果

Direct・Reverse に関わらず,皮膚欠損の大きさと2‐point discriminationには正の相関関係を認めた.
神経縫合を行っている RIF の Subgroup は 神経縫合を行っていない Group よりもSW test・Weber test 共に良い成績であった.
SW test・Weber test 共に DIF がRIFと比較して成績が良かった.

手指の運動に関しては DIF では約半数で PIP・DIP 関節の可動域制限を認め, RIF では15%でPIP,約20%で DIP 関節の可動域制限を認めた.

DIFの advantage としては手技の簡便さや手術時間の短縮,皮弁の処理のみで手術を終えることができる点にある.

以上から Direct flow island flap を第一選択とする論文が多い


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