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2020.4.16 目標を掲げることにときめかない

午前中の空は白っぽいが晴れていて気持ちの良い天気だったが、だんだん曇ってきた。ちょっと肌寒い。

今日は母の仕事が休みで、万が一コロナに罹患した時用の解熱剤や食料を自転車に乗ってきて届けてくれた。私は母の趣味であるメルカリ用に私の洋服などと、昨日焼いたバナナケーキを準備。マンションのエントランスで荷物の受け渡しだけおこない、さながら怪しいブツの交換だ。

荷物の中には母の作った料理も何点か含まれていた。母が特別料理上手かというと判断の基準がないゆえによくわからない。祖父母が九州出身で自分は東京育ちという母の境遇ゆえか、関東と関西の文化がごちゃ混ぜになっているし、特別凝った料理をする人でもないけれど、私は母の料理が好きだ。自分で料理をしても、どうしても母の味に近づけたくなる。ここ数年の一人暮らしの実験により、ネギと玉ねぎを多用することと(ネギを食べると頭が良くなると言っていた)、ちょっと甘めに味付けることでそれっぽくなるとわかってきたけれど、作ってもらうのにはやっぱり敵わない。母の手料理には妙な安心感がある。こんな時に少しでも食べられるのはありがたい。

今日、ツイッターで知人がストレングスファインダーを話題にしていたのをきっかけに、しばらく前に受けた自分の結果を見直してみた。性格診断みたいなテストによって、強みTop5を出すというやつだ。私のTop5は

1.収集心
2.内省
3.調和性
4.適応性
5.最上志向

頭の回転が早くて、活字媒体が好き。理論や概念、哲学が好き。争いが嫌いで、行き当たりばったり、普通では満足できない悩むの大好きちゃん。この結果には言い当てられていると思いつつ、だからこそ強みと思えなくて、ちょっとがっかりもしていた。

今日改めて解説を読んだら「適応性」が昨日の日記に書いたこととリンクして気になった。

適応性の資質を持つ人は、「流れに沿って進むこと」ことを好む。未来は常に変わり得るから、いまこの瞬間が最も重要。今に柔軟に、臨機応変に対応ができる反面、誰かに決められたことを予定通りにやることが苦手。短期のミッションには力を発揮するけど長期戦は向いていない。

未来は常に変わり得ると思っているから、目標を掲げることにときめかないらしい。ああ、もう、当にその通り。

強みを並べてみてわかる、実行力の弱さ。受け身な資質。これを私はずっと欠点だと思ってきた。目の前の状況にひたすら対処していた方が心地がよいというのは本当にその通りで、誰かが投げた様々なボールを拾い続けるのが得意という自覚はあった。サラリーマンとしては良い資質なのかもしれないけど、尊重もなく使い潰される危険と表裏一体。こんなんじゃダメだ、どうにか目標を立てて達成するってことができるようにならなきゃと、私は欠点潰しに精を出していた。でも、それやっぱり向いていないんじゃん。

ストレングスファインダーの思想は、「強みを活かす」だ。自分が欠点だと思ってきたことを強みと捉えたらちょっと違う世界が見えそうだと希望は湧く。少なくとも適応するのが得意なんだったら、自分が輝けそうな場所を探して連れていくことさえ頑張れば、きっとそのあとは自分でどうにかできる、大丈夫なはずってことだよね。


そういえば給付制限付きの30万を配るのをやめて、全員に10万を現金で配るって方針で再検討されているようだ。10万円もらえるのか、とちょっと喜んでいたのだが、現金で配るなんて景気刺激には効かないだろ、せめて電子マネーで配ればいいのにと彼がぶつくさ文句を言っていた。生活に困っている人のためのお金なんじゃないの?と言ったら、そんなのマクロで見れば一握りだと。本当に一握りなのか私には推定できないけれど、一握りの人の顔ばかりが私の頭には巡った。


今日のごはんは

トーストとオムレツ、母の作ったピーマンの何かと大根の葉のふりかけごはん、自分で作った豚キムチとご飯と味噌汁、荷物に入っていたぶどうジュース

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