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小さな日用品からつながる 壮大な宇宙のダイナミクス|岩崎貴宏「もし、アップルパイを最初からつくろうと思うなら、君はまず宇宙を作らなきゃ」 (金津創作の森)
福井県にある 金津創作の森美術館で、岩崎貴宏さんの個展「もし、アップルパイを最初からつくろうと思うなら、君はまず宇宙を作らなきゃ」 が開催されています。 長くて、ちょっと不思議なタイトル。でも、展示を見たあとにはその言葉の意味が実感できるような展覧会でした。 ▍美術作家・岩崎 貴宏さん岩崎 貴宏さんは、1975年広島県生まれ、広島県在住のアーティスト。タオルや歯ブラシなど私たちの身の回りにあるものを素材に、その土地の日常の風景と接続する繊細で小さな見立ての世界をつくりだし
全身で感じる音楽と映像 —新感覚のライヴをミュージアムで体験|MUUUSE:MUSIC MUSEUM (TOKYO NODE 45F GALLERY A/B/C)
虎ノ門ヒルズステーションタワー45FにあるTOKYO NODE。 こちらで開催中の「MUUUSE:MUSIC MUSEUM」は、”⾝体ごと⾳楽に没⼊する新感覚の⾳楽体験ミュージアム”。この会場ならではの音と映像の体験で、音楽にあまり詳しくない私も行ってよかった…!と思う展示でした。 ▍美しい空間に浸る インタラクティブな映像体験虎ノ門ヒルズ駅からTOKYO NODEに向かうと、現れるのは巨大なラジカセ!なんと、床に置かれた巨大なカセットを挿し替えると、流れる音楽も変えられる
写真では捉えきれない 「虹」のような光の作品群 | SHIMURAbros 雲をつかんで虹を見た(横浜市民ギャラリーあざみ野)
横浜市民ギャラリーあざみ野で、「あざみ野コンテンポラリーvol.15 SHIMURAbros 雲をつかんで虹を見た」が開催されています。横浜出身の姉弟のアートユニットSHIMURAbros(シムラブロス)による個展。映画表現の本質である「光」をあつかう実験的ば作品で構成され、生の作品を観てこその感覚を体験できる展覧会でした。 ▍アートユニット SHIMURAbrosSHIMURAbrosは、横浜出身の姉弟ユニット。2014年よりオラファー・エリアソンのスタジオ(ベルリン)に
身近なのに見えていない 都市の裏側の風景を映し出す展覧会 ーー「SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット」(ワタリウム美術館)
ワタリウム美術館で、「SIDE CORE 展コンクリート・プラネット」が開催されています。 ▍SIDE CORE とはSIDE COREは、高須咲恵さん、松下徹さん、西広太志さんを中心とした、公共空間や路上を舞台としたアートプロジエクトを展開するアートチーム。 今回は、「SIDE CORE」の東京では初の大規模個展で、3つのフロアを異なるテーマで構成した展覧会となっています。 2F:「視点」主に路上のマテリアルを用いて、都市のサイクルをモデル化する立体作品の新作シリーズ