まさか身内が…特殊詐欺に


母が特殊詐欺の被害に遭った話の続きです

家に訪ねてきた見知らぬ男の言うままに
銀行のキャッシュカードだけでなくクレジットカードまで白い封筒に入れ

どう説明されたのか
母は暗証番号も言ってしまう ← 記憶なし

そして、その封筒は 2、3日開封しないように、と言われるのがお決まりのようだ

なんでそんな意味不明な指図の通りにしたの??と責めても仕方ない

よく聞こえない
よくわからない
それゆえに
わかったふりして、はいはい言う通りにしてしまうのだろう

とにかく、
なにがなんだかわからない🌀のだ

さて、その男とのやりとりを
すっかり母は忘れ去る…

後日、母からラインがきた

電話かかってきたけど、なにがなんだかわからん、と

電話の相手が男か女かも忘れていて
「誰かに私のカードが使われかけてる」
みたいな?
しかもすぐ切れてしまったらしい。

その時、私はまだ特殊詐欺のことを知らなかったから
「詐欺ちゃう?無視して」
と呑気に返信した。

「ヘンなメールは詐欺だから開けたらあかんよ」とはいつも言ってたけど
そうか電話もかかってくるのか…

するとしばらくして
母からひらがなだらけ誤字だらけの
読めないラインがきた
パニックになってることはわかる

詐欺、カード、って言葉で
白い封筒を思い出したのだ

封筒にはトランプが入っていたらしい…
ひどい…💢

とにかく警察に電話し
翌日、私も仕事をキャンセルして母のところに行った

あのヘンな電話がなかったら
母はカードがないことに気づかなかっただろう…

母は、どちらかと言うと疑り深い、
というか、ほいほい人を信じないタイプの人だった印象が強い

人を褒めるとか
人をポジティブに見ない
悪いとこばっかりみつける
そんな母が私はずっと苦手だった

やさしいこと言ってもらうとか
ハグしてもらうとか
してもらったことないなぁ
56にもなってそんなことを最近考える