rhyme "夏のある日、午後のスクリーンショット"
この地は、日常から遮られているように唐突に浜辺が現れる。
陸側に並ぶ針葉樹が背後で揺れる。律動的に何かが落ちている。
それに振り向きながら波打ち際を歩く。砂を踏む、水面が動く、少し強い風。その一連が反復する。
砂地のところどころの緑色に気づき、それが接合点になって呼び覚まされる。なめらかになった境界線をこえて戻り、その先の時間に余韻を残す。
あなたが行きたいどこかの、海の近くの町の香り。
五感を鍛えて旅時間。
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