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旅ノ芽探査記【青森編】

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地域植物を起点に潜入|農|森林|海・海岸|活動するヒト|ツクルトコ|
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2021年12月の記事一覧

ヒバ材・杉材の木工品の現場へ。津軽南端の町には木製クラフト工房もあるのだ。

青森県南津軽郡大鰐町(おおわにまち)。そこは温泉とスキーの町。地域植物としては、在来種の小八豆(こはちまめ)で作られる伝統野菜「大鰐温泉もやし」がある。(これについてはまた別のところで) 大鰐町の駅からもう少し山側に入ったところにあるのは、木工工房「わにもっこ」さんの作業場とショールーム。 秋田杉(大鰐天然杉)と青森ヒバの混合林をご案内いただいたあと、工房に潜入することに。 ちょうどこの日は、この森の杉ではないけれど、杉材と青森ヒバを使った商品(団体向け納品用)の作業が

秋田杉meets青森ヒバ。日本三大美林のうちの2種が混じり合う森へ。

青森県内で「青森ヒバ」に出会える場所は、主に下北半島と津軽半島、他には岩木山より西側や青森市内の東岳、そこから少し東側にも少し分布されている。 ▼下北半島のヒバ林 そして、かねてより気になっていた「秋田杉」。秋田県は近いのだからそのうち行こうと思っていたら、plantripでおなじみの木工工房「わにもっこ」さんの近くに「混合林」があると知り、今年はぜひ!と言っていたその機会がようやく訪れた。 わにもっこさんの場所はここ。木のマークまたはDをクリック。 紅葉のピークも逃