SNS時代のストレスマネジメントを学ぶ(PLANETS CLUB通信)
こんにちは、PLANETS編集部です。
現在PLANETS CLUBでは「遅いインターネット計画」の一環として、「情報社会とうまく付き合っていくための知恵」を専門家たちから学ぶ講座を毎月開催しています。
8月は、臨床心理士/公認心理師の関屋裕希さんを講師に、私たちの生活と切っても切り離せないTwitterやInstagram、FacebookなどSNSとの付き合い方をメンタルヘルスの観点から抗議していただきました。
今回のクラブ通信ではその模様をレポートしていきます。
リモートワークが当たり前になりつつある現代、常にネットワークの同期にさらされがちな私たちはいかにしてストレスをマネジメントしていけばよいのでしょうか?
関屋さんは自分だけの時間をどれだけ確保できるかが大切だと言います。「なんとなく」SNSとつながりっぱなしではオフの時間を明確に作れず、心が休まりません。
「マインドフルネス」や「リカバリー経験」といったキーワードをもとに、能動的にオフの時間を作っていくことの大切さを語っていただきました。
仕事では常にインターネットと接続していることが多いため、個人的に「なるほど」と思わさたところです……!
関屋さんからの講義が終了した後は、NHKの番組『フェイク・バスターズ』など近ごろ共演することが多いという宇野常寛とのディスカッションが行われました。
宇野からは情報社会論的な立場から、「人を孤独にするインターネット」と「人を孤独にさせないためのインターネット」とを分類し、前者の力が弱くなっているのではと問題を提起しました。
関屋さんは「無人島に行ったとしても自分のやりたいと思えること」をコツコツと見つけるのが大事だと言います。
ではどうしたらそこに快楽を向けられるのか。「つながり」の快楽が強くなりすぎている現代の課題についてお二人で議論を交わしていただきました。
また、もう一つ大きな話題だったのが、「実際にストレスを感じてしまったときにどうするか」ということです。
SNSが不満のはけ口として利用されることは比較的よく見かける光景になっていますが、果たしてそれに効果はあるのでしょうか?
関屋さんによれば、むしろストレスは増大・持続するという研究があるようです……。
それよりも、怒りや妬みといった負の感情を抱いたときにはそれがなぜ生じたのか、注意深く観察することが大切なようです。ここでもやはり自分自身と深く向き合うことがカギになるようですね。
SNSとストレスマネジメントに興味がわいた方はPLANETS CLUBへ参加して、ぜひ視聴してみてください!
次回9月の情報リテラシー講座は、お笑いジャーナリストのたかまつななさんを講師に、情報環境の変化が教育現場にもたらした変化、そして、これから求められるメディアリテラシー教育のあり方などを考えます。
教育に興味がある方はもちろん、子育て世代の方もぜひご参加ください!
編集部が選ぶ、今週のオススメnote
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8月の #PLANETS School の課題は「インタビュー」。メンバーから応募いただいたインタビュー記事のなかからいくつかピックアップして、8/31(火)に宇野常寛が公開添削します! 詳細はこちらから。
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