アニゆるがたり、幾原邦彦監督編開催!(PLANETS CLUB通信)
みなさんこんにちは、PLANETS 編集部です。今週のPLANETS CLUB通信はクラブ内でも長寿の人気の企画「アニゆるがたり」の様子をレポートしていただきます! 参加したメンバー、本田さんによるレポートです。
アニゆるがたり、幾原邦彦監督編開催!
こんにちは。今回は、先日参加した「アニゆるがたり」についてレポートします。「アニゆるがたり」は毎月アニメ作品を一本取り上げて、その作品についてゆるく、深く、語ろうというイベントです。取りあげるアニメの視聴自体は必須ではなく(ネタバレはがっつりしちゃいます)、見たことある人、ない人が集まって、ゆるゆる語りあっています。
この企画、今月でなんと開催は15回目とのこと! 今回取り上げたのは、幾原邦彦監督の作品、「ユリ熊嵐」、「さらざんまい」でした。幾原監督の作品は、記号、メタファー、劇中劇を多用した演出で、解釈が難解な作品としても知られており、今回の2作品も評判通りの難しい作品でした。しかし、参加メンバーの皆さんの神解説、さまざまな視点での解釈や意見交換を通して、なんとなく作品の思想・テーマの輪郭をつかむことができました。
また、たとえば「さらざんまい」における人気キャラクター、玲央・真武コンビは放送開始前にTwitterアカウントが存在しており、しかも放送開始直前に意味ありげにアカウントが消失したなど、リアルタイムで視聴していた方だからこその情報も教えて頂きました。こういった、ひとりの視聴だけでは得られない情報や盛り上がりを参加メンバー間でシェアできるのも、皆さんと語り合う楽しみのひとつです。
最後に皆さんから見た”幾原監督作品を通して考えたこと”もシェアしました。「ロマンチストとリアリストの部分の割合が魅力」、「ジェンダーに対してフラットな描き方をしている」といった名言も飛び出てきて、あ~なるほど、と納得したと同時に、ぜひ2クール以上の作品をもう一度見たい!と熱量が私たちの中にむくむくと湧きあがっていきました。
実は既にこのアニゆるがたりで、幾原監督作品の、「少女革命ウテナ」、「輪るピングドラム」も取り上げており、私は全ての回に参加させてもらいました。そのおかげで同一監督の作品を一気に見返していくという、普段なかなかやらない経験ができました。作品のテーマの変遷、モチーフや演出手法が意外な形で引き継がれていることに気づくなど、あらたなアニメの楽しみ方を味わうことができました。
ひとりでコンテンツを楽しむことも大事ですが、こういった機会で、多種多様な視点を取り入れて理解を深めたり、みんなでマラソンする感覚でコンテンツ消費のモチベーションをあげていくこともアリだな、と気づくことができました。PLANETS CLUBでは、アニメに限らず、映画・ドラマや音楽など様々なジャンルのコンテンツで同様の語る会がありますので、ぜひ皆さん興味のあるジャンルで参加してみてはいかがでしょうか。
(執筆:本田秀一)
今後はこんなイベントが開催されます!
NHKのドキュメンタリー番組、『ドキュメント72時間』について、熱く?ゆるく?語る会です。番組をほぼ毎週ウォッチングしているメンバーが企画しました! 好きな方はぜひ集まって語り合いましょう!
毎回ひとつのアニメを取り上げて、1話をみんなで同時視聴して感想を語り合う本企画。今回は名探偵コナンを視聴します! はじめて見る方も、久しぶりの方も、新たな発見があるかもしれません。
3月の絵本勉強会では、写真絵本を取り上げます。絵本のジャンルの中でピックアップされることは少ないかもしれませんが、ファンタジー作品もあれば、ノンフィクションのように読める写真絵本もあります。ご興味のある方、ぜひお気軽にご参加ください!
日常の食卓に合わせる飲み物のポジションを現役ソムリエのクラブメンバーと一緒にグレードアップできるイベントです。今回は食事と飲み物の味わいのバランスを探す、『中和』にフォーカスします。初めての方、ROM専歓迎です!
20代が1つのテーマを深く掘り下げて語り合う企画「真剣20代しゃべり場」。今回のテーマは「ひとりあそび」です。奮ってご参加ください!
※話せるのは20代だけですが、他の世代の方は聴きながらチャットでご参加いただけます!
韓国ドラマ「愛の不時着」を皆で1話ずつ見て感想を共有する企画です。今回は12話の感想を語り合います。何周かした方も、もう一度みたい!という方も大歓迎です!
乙女な作品をテーマに、少女漫画、少女小説、映画など幅広いジャンルから好きな作品を紹介しあう集いです。何を以て乙女作品とするかは自由です。脳内乙女な貴方のご参加、お待ちしております!
編集部が選ぶ、今週のオススメnote
『ひとり空間の都市論』を読んで思ったこと
今週は2月のPLANETS Schoolにご応募いただいたエッセイのなかからピックアップ! 課題図書『ひとり空間の都市論』を読んで感じたことを、ご自身の移住の経験と重ねた感想を書いていただきました。クラブメンバーのマツウラさんによる投稿です。
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今なら入会特典として、落合陽一『魔法の世紀』や宇野常寛×猪子寿之『人類を前に進めたい』など、PLANETSがこれまで刊行した書籍1冊もしくは、お好きなPLANETS Schoolの動画1本をプレゼントしています。
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