新米と卵を食べながら、土地と暮らしについて考えてみた（PLANETS CLUB通信）

みなさんこんにちは、PLANETS編集部です。今回は先日行われたオフ会イベント「新米と卵を食べながら、土地と暮らしを考えてみた」の参加レポートです。久々の実地開催となったこちらのトークイベント、果たしてどんなお話が聞けたのでしょうか？　メンバーの松江さんにレポートしていただきます！

新米と卵を食べながら、土地と暮らしを考えてみた

今月9日、有楽町micro FOOD & IDEA MARKETにて、新米と卵を食べる「おいしい」イベントが開催されました。

その名も「新米と卵を食べながら土地と暮らしを考える」。

ゲストは昨年行われて大好評だったイベント飯の友会で参加者の胃袋を鷲掴みにした農場「ROOSTER」の代表、徳光康平さん。司会進行は遅いインターネットの「井本文庫」でお馴染みの井本光俊さんです！

今回は「新米と卵を食べながら」というところがポイントです。会場では特別メニューとして、「ROOSTER」で採れた新米と卵を使った卵かけご飯が登場しており、お話を聞きながら実際に味わうことができるというスペシャルな企画だったのです。
さらに、オンラインでも同時に楽しめるよう、事前にネットで新米と卵の販売もしていました！！
それでは、私も卵かけご飯を食べながらレポートを始めていきたいと思います！

東京から飛び出して山梨県で活躍される徳光さん。
楽しいという回路で説教臭くなく食の大切さに気づいてもらいたいという思いから、農業の他に、養鶏場、体験事業、農場キャンプなど新規事業を積極的に行っています。例えば「解体ワークショップ」では（徳光さんは猟銃免許も持っており、猟もするそうです）解体、調理、食事の全て行い、その長い時間の中で自然発生する雑談を通して、強制ではなく自然に食を学ぶことを目指しているそうです。

徳光さんは、新規就農者として農業を始めてから大変なことも多かったそうですが、農場で単純作業に没頭し続けたことで、現在は働くことが生活の習慣になったそうです。この「仕事感がなくなる日が来る」という発言に宇野さんは、「じゃあいつか僕も歯を磨くようにゲラをチェックする日が来るのか！」と衝撃を受けていました。すかさず、「歯を磨くようにゲラに赤入れしてくださいよ！」と突っ込む井本さんに会場から笑い声が。

徳光さんは「何年も農場で単純作業に没頭していると土地と調和する瞬間がブレイクスルーした」とも話していました。これを聞いて宇野さんは農場に来た人にも、擬似的にそれを経験できると良いのでは、と提案していました。

他にも、徳光さんが以前活動していたロックバンドの話から「東京のカルチャーには、もう一度暮らしと文化の出逢い直しが必要だ」という文化の話にまで発展していく一場面もあり、農業や地方の暮らしについてのお話だけではなく、非常に多岐にわたるお話が聞けました。

実は今年の春にはPLANETS CLUBで徳光さんの農場へ遊びに行く予定があったのですが、コロナウイルスによって叶いませんでした。会は宇野さんの「みんなで徳光さんの農場に行ける日が来ることを強く願いつつ、決行できたときには楽しみつつ、そこから一人一人が暮らしの現場に何を持ち帰り、自分の足元を見つめ直し、暮らしをどうデザインするのかを考える作業が必要だ」という言葉で、締めくくられました。

本日のイベント終了しました！

徳光さん、司会の井本さん、ありがとうございました！今度は #PLANETSCLUB メンバーと一緒に、山梨県でお会いしましょう！ pic.twitter.com/yxeJhYtOmk

— PLANETS編集部 (@planets_edit) December 9, 2020

今回のイベントで私はお土産に徳光さんの卵と新米を買って帰り家族と一緒にいただきました。

平飼いで自然な餌を食べてストレスなく育てられた卵の黄身はレモンイエロー！臭みもなく甘味があってとろ〜り美味しくて感動です。そこにプラスして作り手の思いや背景、そのものについて娘たちに話すと、一口一口味わいながらすごく丁寧に卵かけご飯を食べていました。

この姿を見て、子供達にはただ美味しいものを食べさせれば良いのではなくて、こういうことの積み重ねがとても大切なのだと強く感じました。そして、徳光さんが伝えたいことを少し持ち帰れたことをとても嬉しく思いました！

（執筆：松江綾乃、写真：岡田久輝）

☆このイベントの模様はYouTubeでもご覧いただけます！

「新米と卵」を食べながら、「土地と暮らし」を考える | 徳光康平×宇野常寛（PLANETS × micro FOOD & IDEA MARKET特別企画）

他にも今週はこんな活動をしました！

【1/3】『新米と卵』を食べる前に『ランニング』する【走れる格好で11時に集合】

「みんなで卵かけご飯をめがけてランニングしよう！」というイベントが企画されました。この日は、銀座から日本橋へ一直線に駆け抜けた後、丸の内エリアを走りながら日比谷公園に戻る、5−6kmほどのコースをクラブメンバーで走り抜けました。道行く人々に「あのランニング集団はなんなんですか？」と尋ねられたメンバーがいたとか……。

【2/3】『新米と卵』を食べながら、『雑談』する

ランニングメンバーがゴールしたあとは、走らなかった人も集合して、みんなで卵かけご飯を食べたそうです！　SNSにも写真がたくさんアップされており、とても楽しそうでした！

【3/3】『新米と卵』を食べながら『棚を読む』

卵かけご飯をみんなで食べたあとは、人気の企画「棚を読む」が開催されました。今回の開催場所は丸善丸の内本店さん。メンバー同士が漫画や小説などおすすめしあったそうです！

第2回　絵本勉強会

こちらもMicro FOOD & IDEA Marketにて開催されたオフ会/オンラインイベントです！　今回は「動物が出てくる絵本」というテーマで、メンバーがおすすめの絵本を紹介しあいました。メンバーのお子さんと一緒に読み聞かせ会も開催され、大いに盛り上がったようです。気になる開催イベントのようすはこちらから！（クラブメンバー限定）

編集部が選ぶ、今週のオススメnote

鹿児島で『海上』を走る " 旅先で『日常』を走る ～episode26～ 鹿児島編 "

ランニング部のクラブメンバーによる、旅先でのランニングレポート記事。今回は鹿児島、桜島を眺めながらのランニングを旅情たっぷりにレポートします。読むと思わず旅に出て「知らない日常」を体験したくなること間違いなしです。

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