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「一冊本を書いてみる」という思考法を学ぶ(PLANETS CLUB通信)

みなさんこんにちは。PLANETS編集部です。今週のPLANETS CLUB通信は、先日行われたPLANETS Schoolの参加レポートです!参加メンバーの松原さんにレポートしていただきました。

「一冊本を書いてみる」という思考法を学ぶ

 今回のテーマは「一冊『本』を書いてみよう」です。まず、この講座の受講生の大半は書くスキルは上げたいがプロ(編集者やライターなど)を志望する人はあまりいないというなかで、なぜこのテーマを選んだのかについて、宇野さんから説明がありました。本を取り巻く環境や、本とはなんであるか、本とSNSやブログで書く文章との違いはなにかを知ることに意味があると考えたからだそうです。

 いつもと違うトーンで始まった講座ですが、まずは出版流通のしくみや近年の出版事情から解説が始まります。本を取り巻く環境は厳しく、多くの出版社が本になる企画を欲していること、そのため世間の人が思っているより本を出すのは難しいことではないという話でした。しかし、そのような状況でも「本を出す」ことは出版社という第三者から、価値があると(ある程度)認められた証明になり、著者が内容に責任を持って発信していることから、社会的な態度表明と受け取られる。本を出すことの効果は社会的評価の変化が一番大きいとのことでした。

 そして講義はいよいよ「本を書くための技術」に進みます。過去講座での内容をおさらいしつつ、本といままで扱ってきた短文との違いについては「『量そのものに価値のある文章になっているか』。そして本を書くのなら、読者の体験を設計することが必要」とのことでした。
 ひととおり宇野さんの説明が終わった後も、FBのコメント欄で多くの質問が投稿され、活発な質疑応答タイムとなりました。

 講座を受けての感想ですが、今回は明日から実践できるノウハウではなく「論」だと思いました。「本は名刺がわり」という言葉は聞いたことがありましたが、なぜそういわれるのか、本をめぐる環境が一層厳しくなるなかで、それでも「本」という媒体の持つ力について、改めて理解を深めることができました。

スクールの講座のひとつというより、毎週ゲストを呼んで配信している「遅いインターネット会議」の延長のような回で、宇野さんの「本」に対する考えをじっくりと聞くことができます。「本を書くなんてことはないから自分には関係ないかな……」などと思わずぜひ聞いてみてください。次回の講座もまたちょっと違う方向の話になると予告があったので、こちらも非常に楽しみにしています!

(執筆:松原明子)

他にも今週はこんな活動をしました!

アニ飯がたりvol.9 「ゆるキャン△」スープパスタ

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毎回アニメ・漫画に登場する食事をみんなで一緒につくろう!というシリーズ企画。今回はアニメ「ゆるきゃん」のスープパスタを作りました。みなさん思い思いのアレンジでどれもおいしそうでした! 次回は劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝のパンケーキを作る予定だそうです。気になる方はぜひチェックしてみてください。

オススメのエッセイをプレゼンする会(PLANETS CLUB Library #05

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メンバーがおすすめの本を紹介し合うシリーズ企画「PLANETS CLUB Library」。今回はエッセイ縛りで、メンバーがそれぞれ思い入れのある本についてプレゼンしました。メンバーの皆さんの愛あるプレゼンを聞いたら、ついついすべて読みたくなってしまいます……。次回も開催予定です。

第19回今月の一本 超おすすめの一本

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こちらは1ヶ月に1回、ジャンル問わず、ただただ強烈に好きなものを思う存分語る会です。今回も漫画、美術館、鍼、アプリなど様々なモノ・コトのプレゼンで大いに盛り上がったようです…! 今回を逃した方は次回ぜひ!

【10月】オンライン新人交流会

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2020年7月以降にPLANETSCLUBへ入会した方限定で、新人交流会を行いました。今回もさまざまな方とお話しできました! 今後もぜひよろしくお願いします!

編集部が選ぶ、今週のオススメnote

クラブメンバー、長さんのポストです。銭湯で経験したとあるできごとから「なぜ裸は不安なのか?」と考えはじめた長さん。そのもやもやを解消するため、考えた末に取った行動とは……? 淡々とした考察とやっていることのギャップがシュールでついついくすりとした笑いを誘うエッセイです。

PLANETS CLUBへの参加方法

PLANETS CLUBは、週単位でも毎日のようにイベントや映像コンテンツがあります。気になった方は下記リンクからどうぞ!


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