ボルボックス美術準備室

長澤太一によって運営。 最終更新確認:2024年1月6日

ボルボックス美術準備室

長澤太一によって運営。 最終更新確認:2024年1月6日

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

ドイツ語圏美大進学のオンライン相談について

はじめに ウィーン美術アカデミーに進学してからのこの1年、たくさんのドイツ語圏美大への進学相談をボランティアで受けてきました。 ドイツ語圏美大受験についての大まかな説明はForbesさんのこちらの記事やわたしのNoteでかなり詳細にご紹介しております。しかし、ネット記事で悩みが解決するなら困ってない…というのは、高校生の時に東京芸大油画受験を辞めようか迷っていたわたし自身もそうだったのでよくわかります。 そのため、責任を持ってお話をお伺いすることができる体制を整える必要

    • 海外美大生の絵はヘッタクソ?【ウィーン美術アカデミーの芸祭2023レポート】

      芸祭(Rundgang)について日本の美大や芸大で言うところの「芸祭」を、ドイツ語圏美大では「Rundgang」や「Jahresausstellung」などといいます。制作アトリエの開放(いわゆるオープンスタジオ)やあらゆる展示などを大規模に行う、年に一度の催し物です。僕の通うウィーン美術アカデミーでは、2023年1月19日(木)〜2023年1月22日(日)に「Rundgang2023」がアカデミー各校舎で行われました。この記事では、その模様を日本の芸祭や美術の状況などと照ら

      • 海外美大受験って上流階級の営みじゃね?(受験体験記・ウィーン美術アカデミー)

        はじめに ぼくは都立総合芸術高校に通っていて、周囲が皆当たり前のように芸大を目指すという環境だったので、自ずとぼくも東京藝術大学の油画専攻の受験を考えていました。しかし、2018年のあいちトリエンナーレの「表現の不自由展」騒動で、日本におけるアートの受容のされ方や、表現そのもののあり方、芸大を中心とする美術業界のねじれに違和感をより一層強く感じるようになり、海外への憧れは大してありませんでしたが、嫌でも日本を出なければならないと考えるようになりました。  コロナの影響で、高校

        • オーストリアの美大(Kunstuniversität Linz,Bildende Kunst・リンツ工科造形芸術大学,視覚芸術科)に合格するまで

          去る2021年7月9日、オーストリアのリンツにあるKunstuniversität LinzのBildende Kunst科に合格しました。(僕の場合は、2022年に別のドイツの美大を受験して、合格できたらそちらに入学する予定です。) 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、2021年冬学期入学のオーストリア・ドイツの美術大学の入試は基本的にどこもオンラインで受験ができるように変更がなされました。(コロナ前までは現地での受験のみでした。)次の入試は2022年冬学期入学で

        • 固定された記事

        ドイツ語圏美大進学のオンライン相談について

        マガジン

        • ドイツ語圏美大受験について
          3本