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真の治療は、食事にあり!?

先日、突発性難聴を発症しました。
駆け込んだ耳鼻科では「入院を勧める(深刻な)レベルです」と言われたのですが、処方された西洋薬が劇的なまでに効きまして、服用し始めてわずか2日で医者から服用中止と通院終了が告げられたほど。
その後も後遺症はなく、現在ではすっかり完治しております。

実際、処方された薬を服用して数時間で症状に改善が見られたわけですが、一番驚いたのが、翌日の目覚めが爽快だったこと。
それまでは、朝は目覚めても身体が重くてなかなか起きられないのが当たり前。
朝が弱いタイプだと思っていましたが、どうやらそうではなかったのですね。

血流を良くする薬。
ビタミンB12を補う薬。
処方された薬の効能を見たときに気づきました。
ああ、栄養素が足りていなかったんだな〜、ということに。
冷え性に頭痛、立ちくらみなどなど、“いつもの症状”として軽く受け流していたものは、すべて貧血のサインだったと思い至ったのです。

そこから自分なりに考えて、欠乏しているであろう栄養素を、食事やハーブティーで摂取することを始めました。
薬のような即効性はありませんが、徐々に身体が楽になってきていると感じます。

そんな体験をして思い出したのが、以前に読んだ本、精神疾患を栄養療法で改善させようという『脳に効く栄養』(マイケル・レッサー著/氏家京子訳)でした。

偏った食生活は、体内の細胞レベルで栄養失調を招きます。
その影響は、脳の神経細胞にももたらされ、脳内環境のバランスが崩れることで、さまざまな精神疾患が引き起こされるというのです。
つまり、必要な栄要成分を摂取できるような食生活を心がければ、心と体の健康が維持できるというわけ。

「私たちの体が健康なとき、その体には、自然な分子が健康を維持するのにちょうどよい量で存在している。だから、健康状態が悪くなれば、足りなくなっている自然な分子をちょうどよい量になるまで補えばよい」
……という考え方が、『脳に効く栄養』で紹介されているオーソモレキュラー医学(正常生体分子医学)です。
「栄養サプリメントの正確な使用と、最適で完全な食事が、最高の治療薬になる」として、薬物を投与するのではなく、栄養を摂取することを治療の方針としています。

フラワーエッセンスを体系化したバッチ博士は、患者に肉体的苦痛を与えるような治療では、真の治癒はもたらされないと考えた結果、最もシンプルな治療薬を求めて自然へと回帰していった人です。
だから、初めてこの本を読んだとき、オーソモレキュラー医学の「薬ではなくて、食べ物」という考え方は、バッチ博士の理念と少しだけ通じるものがあるような気がしたものでした(バッチ博士は、もっと霊的な部分に光を当てていったのですけれどね)。

病気になってから健康のことを考えるのではなくて、今ある自分の肉体、心、精神、魂の健康を維持するために、私たちが毎日食べているものに、もっと意識を向けてもいいのではないのかな。
病気を経験した今だからこそ、切実にそう感じています。

本に書かれていることで一番興味深かったのが、脳細胞が栄養成分に反応するパターンとして、以下の6つのタイプに分かれるというところ。

ストイック・タイプ(禁欲的な人たち)
ガーディアン・タイプ(保守的な人たち)
ウォリア・タイプ(攻撃的な人たち)
スター・タイプ(光彩を放つ人たち)
ドリーマー・タイプ(夢想を抱く人たち)
ラバー・タイプ(愛情深い人たち)

本の中に記されている60の質問に答えることでタイプ判定をするのですが、自分がどのタイプであるかを知ることで、精神的な弱さと長所がわかるのです。

ちなみに……私の場合は、おそらく人口の1%程度だとされる「ドリーマー・タイプ」でした。
さらに詳しく見ていくと、どうやらストイック型ドリーマーというタイプのようです。

他の人が描けないような大きな夢を抱く、偉大な夢想家。
周辺環境からの影響を受けやすく、内観的で、孤独を好む傾向がある。
1日中コンピューターの画面を見つめているような仕事や、辺鄙な土地での労働など、他の人だったら寂しく感じてしまうような仕事が得意。
自分自身を顧みず、数日間も飲まず食わずで過ごすこともある。
脳内のバランスを失うと、人格障害の傾向を示す。
最も極端なケースは統合失調症(精神分裂病)である。

これが、ドリーマー・タイプの特徴。
……う〜む、当たってるかも。。。

もちろん、ただの性格診断に留まらず、食事や栄養素についてのガイドライン、さらには日常生活での行動指針などについても示されています。

例えば、ドリーマー・タイプの場合は
●参加する→共通の関心を持つ人たちが集っている場所に参加してみる
●外出する→興味のあること、新しいことを実行するために外出する。誘いにのる
●身なりを整える→外見を改善するための努力をする
●会話をする→積極的に人と話しをする
……といったことなどが提案されているのです。
私にはそのものズバリ。頭痛いな〜(苦笑)。

食事のガイドラインは、私が日頃感じているものと一致するものが多く、納得するところもたくさんありました。
だから、これを参考にして、自分なりのガイドラインを作ってみようと思います。

自分がどのタイプなのか興味のある人は、ぜひタイプ診断に挑戦してみてください。
自分が不安定になりやすい心理状態とか、不足しがちな栄養素を知っておくだけでも、かなり役に立つと思います。
それに、自分の脳タイプを知るのは、とても興味深いですしね。

いただいたサポートは、人々や地球の癒しと成長に貢献する人やモノ・グループへと循環させてゆきます。ひとしずくの水が大海へと繋がっていくように、豊かさのエネルギーをここから世界のすみずみにめぐりめぐらせていくためのファースト・ステップに選んでくださるのだとしたら、大変光栄です💫