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V・ファーレン長崎2023シーズン印象論的な感想〜第19節2023.6.3 VSレノファ山口

ご無沙汰しております。

V・ファーレンについて書いたのが12節のアウェイいわき戦だったのですが
その後B2リーグのプレーオフの緊張感と熱さとハードさ、止めに長崎ヴェルカが昇格を決めたセミファイナルのGAME3を現地で見たせいで
ちょっと燃え尽きた感じになっていました。

5月のV・ファーレンは苦しい結果が多かったのですが
「一喜はしても一憂はすまい」と思っていた(と言うかバスケの試合を見ていると一憂していたら心がもたないので心理機制が働いていた気がします笑)ので、自分なりに静観していた次第です。

19節のアウェイ山口戦は少し書き留めておきたいことが出て来たので残しておこうと思います。


レノファ山口の印象

「ネジ取れてるなあ」というのが率直な印象です。

過去の山口さんの印象って「きれいにまとまっているけど何か決め手にかける」だったのですが、昨日見た山口さんはある種の狂気を感じました。
エスナイデル監督の就任が発表されてちょっとネタ的に見ていましたが、すごく納得しました。
J1の札幌さんみたいにドンフライみたいなチームになるような気がします。

それに相対した長崎のスタートの布陣は前節の後半の勢い(成功体験)を活かし
一発プレスをひっくり返せば即チャンスで仕留めるのを狙っていたように思います。
そうは出来ずに受け一辺倒に回ってしまったのは、山口さんの勢いが想定以上だったんじゃないでしょうか。
あとジャッジが気になってしまったのかなやはり。

今節も逆転勝ちしていたら、先制されることに"馴れ"が出そうな気もするのでこれはこれで学びを得たと個人的には思っています。


ジャッジとそれを取り巻くあれこれについて

長崎からの視点で言えば山口戦の主役はジャッジだったと思います。
自分も前提としてこの試合のジャッジに不満はあります。

「長崎からの視点」というのはジャッジに関して長崎の選手からの発信が目立ったからです。

ざっと見た感じ山口側からは試合後コメントや、選手SNSではジャッジについての言及は見当たりませんでした。
それだけ長崎側にジャッジへについては溜まったものがあったことが伺えますが
発信のタイミングが試合後フラッシュや、終了からさほど時間を空けなかったを考えるとやっぱり試合への集中力に影響した部分はあったんじゃないかとも思ってしまいます。

不当な判定に不満を持つのは当然ですし、誤ったジャッジを批判するなとも思いません。
(自分も見ながら文句は言います)

ただ、選手が発信して周りがそれを錦の御旗よろしく祭り上げても「不当なジャッジを受けやすい」という先入観と新しいジンクスを作り上げて
同じようなシチュエーションになった時に
「ああ、またか。やっぱりか」という雑念が頭の中に生まれて勢いを削がれる・無意識に自らそぐループにハマりそうな気がしています。
何かそれだと◯◯が悪いとしていた昔にメンタルが戻らないですかね?

不可解なジャッジが続いていることは事実なので、もはやクラブが一度意見書を出すべき時に来ているように個人的には思います。(見える形で)

加熱するジャッジへの批判の仕方に前田さんがちょっと一石投じていましたが、前田さんだけが背負うものでもないのでぜひクラブが選手・スタッフを守る姿勢も見せて欲しいなと思います。
(某クラブのCCの件もあるので前田さんが変に"捌け口"になってしまい疲弊しないかちょっと心配もあります)

ちなみにあまり引き合いに出すものでも無いですが
長崎ヴェルカのギブス選手はその体格ゆえか、フアンマ選手ばりに厳しいファウルを取られることがあります。
プレーオフセミファイナルGAME3では悪質なファウルをしたと見なされ1発退場およびファイナルGAME1の出場停止処分が下されましたが、クラブはこれについて意見書を出しています。
判定は覆らず、でしたが組織のそういうスタンスはすごく大事だなと感じました。


次節は首位町田戦

次節は第20節町田戦。
町田さんに土をつけた上位陣(6/4現在プレーオフ圏内)は甲府さんのみ。
前半戦最終盤で、これからのJ2の皺勢を占う一戦で上位陣最後の砦(自称)として首位のホームに乗り込めるのはアウェイ冥利につきるシチュエーションじゃないでしょうか。

流れが来ないなら、まずは自分達で流れを引き寄せるチャンスが来ましたね。

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