見出し画像

V・ファーレン長崎2023シーズン印象論的な感想〜第11節2023.4.22 VSブラウブリッツ秋田

第11節、今季二度目の三連勝を賭けた試合の対戦相手はブラウブリッツ秋田。
2021年から四度対戦して1勝2分1敗。
毎回難しい試合になり、苦手なイメージのあるチームです。

その秋田相手に試合開始早々の2分で先制点。
その後耐える時間が続くもセットプレーの流れから追加点。

それからほどなく頭部を負傷した梶谷選手が起点から完結まで行う、秋田さんらしくかつ勢いをもらたらすような得点で1点を返される。
梶谷選手はこれがプロ初ゴールだったらしく昨年までだと


「また初物献上か」


とか


「気迫が素晴らしい。これは長崎が金と引き換えに失ったもの #vvaren (なぜか付けられるハッシュタグ)」


と自虐な雰囲気が漂うのですが、アディショナルタイムの46分。
フリーキックの流れから櫛引"DFW"一紀選手のスーパーワンダフルサブマリンボレーで3点目。
さらに直後、米田選手がボール奪取から相手陣地へフィード。
それに呉屋選手のような抜け出しを見せたファンマ選手が冷静に決めて4点目。

自虐自嘲をさせる間もない、突き放す展開を見せてくれました。

「どれだけ愚直に走って戦術を遂行しても、強いチームは一瞬の隙で点を取ってくる」
ということを2018年のJ1シーズンをはじめ局面で度々思い知らされましたが、この日は長崎からもそういう匂いが漂ってきたような気がしました。

後半は折れない秋田さんに終盤1点を返されたものの、4-2で勝利。
後半(特に終盤)の試合展開には満足しない方もいるかと思いますが、その辺りは試合後インタビューの監督の表情からも認識しているようなので
甲府・徳島・秋田と苦手意識のあるチームに三連勝かつ合計10得点出来たことに素直に踊っていいかと思います。


今回は一部選手についての印象も。

秋野選手

ボランチの鍬先選手が警告累積で出場停止。
代わりに誰が入るのか注目が集まっていましたが、ここで起用となったのは秋野選手。
度重なる大きな怪我を経てのスタメン、またカイオ選手・米田選手と三代新旧キャプテンが揃い踏みという胸熱シチュエーション。
プレーもリズムや落ち着きをもたらしていて
「あー懐かしいこの感覚」と思いつつ見ていました。

懐かしいと言えば試合後コメント。

「足りていない部分」や「反省点」を的確に述べているのが"秋野選手らしさ"です。

加藤大選手

個人的に甲府戦からの三連勝通してのMVPと言ってもいいかと思っています。

Masaru is Victrious Player

なんなら20年からここまで監督交代から戦術の変化が目まぐるしい中、体を成せていたのはまさるさんの存在は非常に大きいのではとも思ったり。

Masaru is Valuable Player


櫛引選手

「推し総選挙」でTwitter王者となるもまさかの神イレブンならず。
しかし2試合連続の得点(しかも巧いシュート)を決めて、徳島戦で掲げた「DFW」に自ら波を起こすリバウンドメンタリティ(?)がすごい。

広報さん前もって選挙結果教えてますよね?
まさか本当にアップ開始前に本人も結果知ったりしてませんよね?笑


起用の傾向について

今節右サイドバックに岡野選手を起用。
秋田対策だったみたいですが、前節までのパフォーマンスを振り返ると増山選手をベンチにも置かないのはすごく思いきった印象を持ちました。
かなり分析面がハマってきているのではないでしょうか。

交代も若い選手への機会と、ベテラン選手での締めのバランスを意識している感じを受けます。
(試合後インタビューでの満足してない感じはもうちょっとベテラン陣に老獪に締めて欲しかったのかもしれません)

ゲームキャプテンの持ち回りや、試合後セレブレーションへのベンチ外選手の参加などかなり「意識づくり」を細かく行っている今季。
次節いわき戦からはじまるゴールデンウィーク三連戦にもいい影響をもたらす気がしています。


最後まで読んでいただいてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?