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V・ファーレン長崎2023シーズン印象論的な感想〜第6節2023.3.25 VSモンテディオ山形

V・ファーレン長崎 3-2 モンテディオ山形
昨年6月以来のホームでの勝利。

「勝てないホーム」
「得点が生まれないホーム側ゴール」
ようやく呪縛が解けましたね。

試合展開は序盤長崎が優勢に進め何度かチャンスを作るも、徐々に山形が形を作りだしオープンな雰囲気に。
そして前半36分、ペナルティエリア内でカイオ選手と櫛引選手が一瞬ボールに対してお見合いになった所にチアゴ・アウベス選手が駆け込んで来て山形が先制。

「決める時に決めないとしっぺ返しがくる」
これまで何度も目にした光景だったのと、個人的には2018年、2019年のアウェイ柏戦を思い出しました。

【2018年アウェイ柏戦】
3失点目。翁長選手と徳重選手のコミュニケーションのズレからの伊東純也選手のゴール

【2019年アウェイ柏戦】
2失点目。角田選手と徳重選手のコミュニケーションのズレの隙を突かれたオルンガ選手のゴール。

奇しくも2試合ともアウェイ柏戦なのですが、両方とも現地(そして眼前)で見たので選手の表情もすごく印象に残っているんですよね。
それらを思い返して

「やっぱりそう簡単にはいかないのか」

という思いが過ったのは正直な所ありました。

でもこの日は攻撃はこれまでと違って、"意思が繋がっている雰囲気"があったように思います。

65分に交代で入った笠柳選手のクロスを澤田選手がフリックしてファンマ選手が同点ゴール。

まだ25分もある残り時間。

この勢いで追加点を奪ってジンクスを終わらせる時が来るのかと妄想をしていた矢先の74分。
アーリークロスからイサカゼイン選手のヘディングで失点。
何度も見たアウェイチームの歓喜と選手の雄叫び。
ビジター席の喜びの光景。

ホームで勝てないジンクスが強過ぎる
(SLAM DUNK#268 「最強・山王の体力」のタイトルページが頭に浮かびました)


しかしそのまま終わらない。
83分、笠柳選手のクロスからファンマ選手が頭で二点目。

同点。

この日の笠柳選手は圧巻でしたね。
ファンマ選手が大宮に在籍時、ファンマ選手と奥抜選手やイッペイ・シノヅカ選手と言ったドリブルが得意な選手のラインがすごく脅威だったのですが、ファンマ-笠柳ラインはそれを彷彿させるものを感じました。

そして後半アディショナルタイム3分。
五月田選手がペナルティエリアの米田選手へ。
米田選手がワンタッチで背負ったDFの裏に落としてそれに反応したファンマ選手が逆転弾。
ハットトリック達成。

これが決勝点に。

3月21日に日本代表が優勝したWBC。
優勝に至るまでのストーリーが出来すぎなくらい劇的でしたが、この3月25日の約9ヶ月ぶりのホーム勝利もまた出来すぎなくらいに劇的でしたね。

本当に苦しい時が続きましたが、やはり第4節のアウェイ栃木戦はターニングポイントだったようです。

(無料でこういう記事をwebでも出してくれる長崎新聞さんには本当に感謝です。)

2月・3月を終えて2勝2分2敗。得失点差0。
ホーム勝利の御祓も終えてスタートラインに立つにはキリがいい数字ではないでしょうか。
第一部完。的な。

次節はアウェイ仙台戦。
さあここから。


【余談】
「ホームで勝てない」ジンクスは所変わると
「いつもお世話になっているスポーツバーで放映があると勝てない」ジンクスになっていて、スタッフさんが申し訳なさそうにしていたのが申し訳なさすぎたので終わってくれて本当に良かったです。笑

¡Muchas gracias!めっちゃグラシアスJuanma!

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