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長崎ヴェルカプレーオフのすすめ~対戦相手編

自分は世代的にスラムダンク連載時代、95年のスニーカーブーム、そしてスニーカーブームとは切り離せないNBAブームが直撃しておりましてバスケも好きです。
(NBAブームというかマイケル・ジョーダンブームですね)

サッカーやフットサルはボールを置き去りにするドリブルが得意なくらいの技量ですが、バスケはバスケ部未満くらいには出来たりします。

そういう背景もあって故郷長崎のプロバスケットボールクラブ長崎ヴェルカにも注目しています。

長崎ヴェルカは2020年に創設。
長崎スタジアムシティプロジェクトのアリーナの主力コンテンツとして誕生。
2021-2022シーズンにB3リーグに参入すると圧倒的な戦績で優勝してB2昇格。
2年目となるB2リーグでも西地区2位となり、B1昇格を争うプレーオフに進出という2シーズンでとても素晴らしい景色を見せてくれています。

スラムダンクに毎週胸躍らせ、マイケル・ジョーダンのフェーダウェイジャンパーのつもりのシュート練習に公園であけくれ、昼食代の小遣いを切り詰めながらバッシュを買い漁っていた学生時代の自分に
「◯十年後、佐世保にクラブハウスがあるめちゃくちゃ強いプロバスケクラブが出来るよ」と言っても絶対に信じないでしょう。
と言うか、当時はそもそも日本にプロバスケが出来ること自体全く想像出来ませんでした。

話がそれました。

ヴェルカが臨むプレーオフはB2優勝およびB1への昇格を賭けて行われます。

https://www.bleague.jp/postseason/2022-23/b2playoffs/bracket/

準々決勝と準決勝を勝ち抜けばB1昇格です。
(要・B1ライセンス)

長崎ヴェルカは準々決勝で熊本ヴォルターズに勝ち、準決勝でアルティーリ千葉と青森ワッツの勝者に勝てばB1昇格となります。


ここから対戦チームへの個人的所感を書いて行こうと思うのですがこのプレーオフの山、面白い感じに別れた気がします。

反対の山である越谷-西宮、福島-佐賀。こちらは「オーソドックス」なバスケのスタイルのチームが固まった印象です。
ポイントガード(PG/1番)、シューティングガード(SG/2番)、スモールフォワード(SF/3番)、パワーフォワード(PF/4番)、センター(C/5番)の各役割がわかりやすいと言うか。

順当に越谷-佐賀の準決勝となり、個人的な見解としてはハーフコートバスケで分がありそうな越谷が勝ち抜くのではと見ています。

対して長崎ヴェルカが入った山。
こちらは読みにくいというか「ハマった」時の火力が強いチームが揃っているので「2勝制」だとどのチームにもチャンスがあるように思います。
NBAみたいに4勝制だと地力の差は出やすいと思うのですが。

以下短評。

熊本ヴォルターズ

2大会連続4度目のプレーオフ出場。
昨年はレギュラーシーズン4位。プレーオフは準決勝で昇格したファイティングイーグルス名古屋に敗戦。

4月に負傷が発表されたエースのテレンス・ウッドベリー選手の出場が不透明ですが、プレーオフは2勝制なので準々決勝の短期的な勝敗だけにフォーカスするとあまり関係無いかと思います。

プレーオフはレギュラーシーズンより強度も集中力も上がります。そしてなにより熊本にはプレーオフ過去3回の経験がある。
ウッドベリー選手が不在でも油断は出来ません。
(現に3月22日の対戦ではウッドベリー選手不在でも敗戦しています)

アルティーリ千葉

長崎ヴェルカと時を同じくしてB3リーグに参入しB2に昇格した、まるで「サカつく」(ゲーム)のライバルクラブのようなクラブ。

ロゴやユニフォームなどのデザイン的なトンマナもちょっと似ていて、仮面ライダーブラックとシャドームーン、ユニコーンガンダムとバンシィ、大空翼とシュナイダーくんみたいな「似ているライバル」感もあります。(背番号のフォントとかもアルティーリの方がちょいワル感あり)
バスケスタイルもヴェルカと同じく速いスタイルですが、ヴェルカより選手個人の「シュートバリエーション」があり、「したたかさ」もあります。

個人的にはせっかくの縁なので同時に昇格してB1でお互いがどうなっていくのか見てみたかったですが致し方ありません。
今季負け越しているのでプレーオフでお返しをしましょう。

B3での対戦戦績 2勝2敗
B2での対戦戦績 1勝3敗

青森ワッツ

ワイルドカードで滑り込みでプレーオフ出場となったチームですが
個人的には「ハマった」時の火力はこの山で最大のチームだと思っています。
アレックス・デイビス選手、イージェイ・モンゴメリー選手、マックス・ヒサタケ選手の3人の2m超えPFは身体能力がちょっと図抜けています。

(ヒサタケ選手のダンクはBリーグ規格外)

もしこのプレーオフが漫画だと優勝候補がモンスターフィジカルのチームに敗れるまさかの展開になるやつです。


以上、書いて行くとどこも強そうなのですが

ヴェルカの得点関連のデータは短期決戦のプレーオフに臨むにあたりポジティブな数字になっていると思います。
ヴェルカのレギュラーシーズンでの敗戦は理由が自分達にあったり、選手不在の影響が明確に出ていることがほとんどで
「完全に捩じ伏せられた」というのはあまりなかったりします。

持っているものを出しきればきっと昇格は見えてくるはずです。
頑張って欲しいですね。

レギュラーシーズンとはまた違う次元になるプレーオフ。
絶対に熱いものを感じられるのでぜひV・ファーレンしか見ていない方にも見て欲しいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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