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silent majority コロナ渦で見える本当の世論

#夏の自由研究

東京五輪開会式を挟んだ連休

♯東京五輪 開会式を含む4連休、メディアには #渋滞する高速道路 #人が溢れるエアポート #無観客のオリンピックスタジアムに集まる人々 #ブルーインパルス空を見上げる人々  とにかく、日本は混んでいた。世論調査では東京五輪の中止、または再延期を望む人は少なくなく、いよいよ開催となつても無観客を支持する声は大変に大きかった。なのに、前出の4連休の賑わいは何か? これを勝手な考察で見ていくと、一つの仮説が生まれた。

導かれた仮設

その仮説を紹介する前に、一つだけ押さえておきたい事柄がある。コロナ渦の世論形成において、私は自信が最近、よくツイートしていたことがある。【現代日本の大衆は非常に学びの水準が高く、その知識に根差した判断におる自浄能力が大変に高い、これは、大量の中間層と無関心層の支持を得て、彼らを歓喜させる耳障りの言い言葉で世論誘導が出来る国とは確実に異なる国民性である】と考えていた、中間層、無関心層の分類は下記に頼る。

【以下Wiki より抜粋】カナダの国際政治学者ホルスティ ホルスティは先進国における世論の形成者である国民を、国際問題に強い関心や知識・意見を持つ関心層、関心はあるが知識がないために政党やマスコミの意見を受け入れることで自らの意見を持つ中間層、知識がないため意見が持てない無関心層に分類

私は、日本の世論は、大変に賢いと感じていた。今回、私は、これが大きな間違いだったと強く認識した。そして、今までの考え方を反省した。そして得た仮説はこうだ。

SNSでの世論形成は極めて危険

SNSを中心に世論形成がなされる現代社会では、この世論は、大衆の本質とは乖離してしまう。なぜなら、世論形成に影響を与えるSNSが一部のサービスに限られており、またそれを利用する年齢等の分類にも偏りが存在する。なにより、SNSを利用している人間においても、影響力を持つ人と、そうでない人は当然存在し、SNS内ですでに、意見の迎合も発生しており、これを世論として考えることに大きな危険性があるという結論に至る。なぜならば、五輪の開催の是非や、感染症対策、さらには、五輪組織委員会の人選の問題、ジェンダー問題や障害をお持ちの方に対する見識など、一気に批判が集まった、これ自体は社会の道徳的な常識として、極めて正当なものだのだけれど、日本の国民が、この問題にどこまで、自分の事ととして、痛み、怒り、正そうとしているかは、SNS内と現実社会では少し異なる。

日本の現実

現実の日本では、やはり2021年の今も昔と大差はないようだ。

これを、証明するのは現実の人の動きだ。

県境とまたぐ移動の制限に従う人は少ない。

五輪の無観客には賛成だけれど、何故賛成なのかきちんと分かっちゃいないまま、ブルーインパルスも、開会式も無観客なのに出かけてしまう。それも小さな子供を連れて。都県境を跨いで移動する。空いている酒場に行く、帰省する、路上のみする。 赤ちゃんが感染するリスク、赤ちゃんが熱中症になるリスク、自分達の感染リスク、周囲に移すリスク。

通信会社の位置情報の調べでは、五輪スタジアムに出向いた人の数は5000人を超える、1社のデーターなので、3キャリア集めれば、1万人を超えるだろう。海開きしていない海水浴場へ泳ぎに行く、水の事故、山の事故。この医療ひっ迫のなかで、余計な事故で医療に負担をかける人は少なくない。後を絶たない飲酒運転、無免許運転、過積載 これらが日常的に起きている、SNSの中の、極めて冷静な議論の中からは、これらの影は見られない。

私は学びにより、日本人は他の国の人々よりも、高度に成熟していると感じていた。けれど、現実には、関心はあるが知識がないために政党やマスコミの意見を受け入れることで自らの意見を持つ中間層、知識がないため意見が持てない無関心が実は、SNS外でsilent majorityの一角を確実にを形成しているのです。

Silent majorityはなぜ形成されるのか

私は、Silent majorityは、知識の無い人、知識が不十分な人だけとはいいません。一方で、知識が無いがために沈黙を貫いている人もいると思います。逆に知識と判断能力は秀でていてもSNSに意見を呟く事になどに何らの価値を見出していない人も少なくないのです。私には、むしろSNSで熱く主張している人の方が、実はマイノリティではないかとさえ感じています。では、世論調査は、この沈黙の多数派の意見を反映するのでしょうか?狙うべき、目的のある世論調査では、生の声は聞こえませんし、本音を答える勇気もないのだと思います。なぜならば、沈黙派の本音は、極めて利己的なので公のコメントには向きません。

だからこそ、ますますマジョリティーは寡黙になっていくのです。


これを機会に世論とは を学んでみるのも好いかもしれません。

私が気になる書籍です。











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