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森下真紀『世界の一流はなぜ歯に気をつかうのか 科学的に正しい歯のケア方法』

読んだきっかけと感想

悲しいもので、健康に関することはそれを損なってからいかに大事かを気付かされるが、損なってからでは手遅れなことがままある、ということで、その代表的なものの一つは歯だと思う。自分も大学生の時に歯磨きをサボっていたら簡単に虫歯になってしまい、それ以来歯磨きは一応気を使っていたつもりで、数年前からは糸ようじも使っているのだが、まぁズボラな性格の自分がきちんと出来ているわけもなく、歯科定期検診では歯茎が腫れてますね的なことはいつも指摘されるので、これじゃ歯を失うのも時間の問題だな…と悟り、今からでも出来ることはしないとなということで、日々の生活に役立てる目的で読んでみた。(歯磨きの外国事情等は読み飛ばした。)

全然勉強不足だったので、色んなことを学べたのだが、特に学んだのが歯磨きの目的だった。(これ皆知ってるの?)
曰く、食べかすを取り除くことではなく、プラークを取り除き歯周病を予防すること、とのこと。目的が明確になると、手段としての歯磨きの方法や道具も明確になるので、本書の推薦された物を中心に生活にも取り入れていきたい。

やはりネットの情報でつまみ食いではなく、ある程度実績のある人が書いた本でまとまった情報を得るのは大事だなと思った。

以下自分的に覚えておきたいポイントをメモ。

メモ

・大人が歯を失う原因の第1位は「歯周病」、そして続く第2位が「虫歯」
・大人になってからの虫歯とは、子どもの頃に治療した虫歯が再発したもの
・歯周病は、歯の病気ではなく、歯を支えている骨や歯肉が、細菌による感染を受けて破壊されていく疾患
・歯磨きの目的は「プラークを除去すること」。プラークとは、食べ物の残りカスではなく、細菌の塊
・プラークは歯と歯茎の境目や、歯と歯の間に好んで集まり、感染ポイントとなる
→歯と歯茎の境目は、歯ブラシの毛先をそこにしっかりと向けること。鏡を見ながら磨くことが効果的
→歯と歯の間は歯間ブラシが有効。きちんと葉に這わせるようにする
・歯ブラシはふつうの硬さのもので、ヘッドが小さいものを選ぶことが大事
・電動歯ブラシも良いものは良い
・洗口液もブラッシングとの併用なら効果はある
・歯磨き粉はフッ素が配合されているものは、虫歯の予防に効果があるのは明らか
・フッ素が入った歯磨き粉は口の中で効果が持続するので、すすぎの水は控えめにするのがよい
・朝の歯磨きは朝食前と後なら、後のほうが良い。もちろん両方するならなお良い。

本書を読んだ後に買ったもの



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